Audio-technica ATH hl7bt遅延なし! ブログレビュー
ATH-HL7BTレビュー オーディオテクニカ無線ヘッドホン 超軽くて使いやすい

DTMで音楽制作をするため、長時間着けていても疲れないヘッドホンを探していました。そこで見つけた本製品。ずっと品切れ状態だったのですが、価格16000円台で注文したものが1か月遅れてとうとう到着しました。
結論から言うとATH-HL7BTはかなりおすすめできます。
また、買うべき人はこんな人です。
こんな人におすすめ
・つけ心地(長時間つけてても疲れない)を優先する人
・音質はそこそこでいい人
・無線・軽量を求めている人
着け心地は満点に近いです。頭がでかい人、締め付けを嫌う人等が特に向いてます。僕がそうなのですが、大方のヘッドホンが合いません。そういった方たちへの配慮がふんだんにされています。
音質に関しても合格点と言えます。高音低音共にバランス良くまとまっていると言えるでしょう。
スペック

構造 | 開放型/オープンエアー |
駆動方式 | ダイナミック型 |
接続タイプ | ワイヤレス・有線 |
プラグ形状 | ミニプラグ |
インビータンス | 48 Ω |
音圧感度 | 100dB |
再生周波帯域 | 5Hz~40kHz |
コード長 | 2m |
充電端子 | USB Type-C |
重さ | 220g |
連続再生時間 | 最大約20時間 |
充電時間 | 約1.5時間 |
対応コーデック | SBC AAC LDAC |
Bluetooth | バージョン5.0 |
ドライバサイズ | 53mm |
*ファームウェアのアップデートで、LDAC対応になりました。
外観

外観ですが、なかなかいいセンスをしてると思います。
変な言い方ですが、スマホの保護シールを失敗した時の気泡っぽい柄。その斑点がまばらになっているんです。
説明だけだと「おいおいどこがいいセンスだよ」って感じですが、本当にそんな感じです。笑

で、実物を見てみると良い味出していると思いませんか?個人的には結構好きなデザインです。高級感溢れる、という感じではありませんが、品のあるデザインだと思います。

ロゴや金具部分がMacBook Airのピンクゴールドっぽい色で、良いアクセントになってます。中々オシャレなんじゃないでしょうか。

実はアマゾンでポチった時は外観を全く気にしてなかったのですが、届いてから期待値が高まりました。
外箱からしてカッコいいイメージが伝わってきたんですよね。

軽さについて
軽さに関しては、もう本当に軽いとしか言えないです。最高です。
Bluetooth機能があって、公式スペック220gというのは驚異的と言えます。(物によって多少の誤差はあります。僕の場合は215gでした。)
実際に220gってどのくらい軽いの?というあなたはティッシュ箱を想像してみてください。ていうか手元にあった中で一番重さが近いのがこれでした笑

nepia(たて197mm×よこ217mm×400枚 満タン)で195gです。
これと同じくらいの重さってことです。つまり装着しても重さをほとんど感じることはありません。まさに”羽のような”という形容詞が相応しいと言えます。

音質
音質に関して、僕はオーディオ機器マニアではないので、深いところまでは言及できません。あくまで個人の感想と思ってください。
専用アプリとかもあるのですが、未使用での感想です。
音楽・動画視聴
音楽や動画の視聴に使うだけであれば必要充分です。
欲を言えば高音はもう少し伸びが欲しいかなというところではあります。突き抜け感が若干良くありません。どこかシャリシャリした印象を受けるんですよね。
が、時々気になる程度であまり気にしていません。これ以上高いヘッドホンを買っても、音響オタク以外は日常的に違いが分からないのでは?という感じです。個人的にはコスパを悪くするだけだと思っています。
低音は開放型であるにもかかわらず、心地良く響いていると思います。ネット配信の動画を見るときそれなりに迫力が伝わります。
ゲーム
FPS以外の場合、同じく必要充分です。
ATH-HL7BTはそもそも音楽用途寄りだと思うのですが、FPS時は左右の聞き分けをして大雑把に敵の足音を感知できます。ただ、距離感に関しては微妙です。複数の音が重なり合うと相手の位置がつかみづらいです。
僕のように大体分かれば良いというライトゲーマーであれば問題ありませんが、ゲーム用途オンリーであれば他に選択肢はあるのかなと思います。素直にゲーム特化したlogicoolあたりを購入しましょう。
DTM(音楽制作)

EQとかも色々いじって試してみました。まず、ATH-HL7BTは広範囲の周波数帯域(5Hz~40kHz )とうたわれています。人気商品のSONY WH-1000XMシリーズとかだと4Hz~40kHzくらいなので、高級ヘッドホンの部類とほぼ同等です。
が、正直僕には違いが分かりません。どうせ人が聞き取れない部分は聞き心地に影響を与えるためカットするので、個人的には必要な要素ではないです。
また、立体音響技術に関する360 Reality Audio認定のヘッドホンという位置づけらしいです。実際は中音のボーカルが少し聴こえづらいというか、埋没している印象があります。定位としては広く奥にという感覚です。
僕自身DTM上級者というわけではないので、ここで大きなプラスマイナスの要素はありませんでした。これで充分作業可能です。
その他気になるところ(音漏れなど)
その他項目ごとに確認していきたいと思います。
こちらも所感ではあるのですが、購入した人は大体同じような感想を抱いたのではないかと思います。
音漏れ
遮断性ですが、盛大に音漏れします。電車とかで隣に人がいれば思いっきり聞こえるレベルです。迷惑になるので控えるようにしましょう。完全に家用です。
これはデメリットというか、そもそも外で使用する用に作られていません。
価格
軽さとBluetooth接続の無線、音質のレベルまで考えたら破格の安さだと思います。
僕が買った時は2022年4月。16000円台でした。Amazonで1ヶ月近く品切れで相当需要があったと思います。品切れなのが納得のいく価格設定だと思います。
装着感
繰り返しになりますが、装着感は最高です。ゲームにしろDTMにしろ、長時間付けていても全然疲れません。つけ心地抜群です。
イヤーパッドに趣向が凝らされており、音を伝える硬いクッションと、装着部分用の柔らかいクッションという二重構造になっています。

今まで装着の不快感や蒸れなどで、「やっぱ手軽にイヤホンでいいや」という流れになっていた僕からすれば、素晴らしい商品を世に送り出してくれたなという感じです。
遅延
FPSをやっていて、遅延はほとんど感じませんでした。
もし、気になる方はコーデックをSBCにした「低遅延モード」もあります。ただ、理論上0になるわけでないので、判定が厳しかったり、音ゲーになるとズレが生じるかもしれません。
じゃあ有線にするかって話ですが、そもそも無線軽量であるATH-HL7BTのメリットが損なわれます。なら別の商品を検討すべきです。
有線・マイク

上記の理由で、今回有線に関する使用感は記載していません。付属品はついていますが、多分使うことないと思います。
また、僕の使用用途から外れていたので、マイクに関する内容も今回省略します。
Bluetooth・ペアリング

全く問題ありません。むしろ快適です。
bluetoothボタンを押して接続するだけ。
一度接続すれば、次回からはボタン長押しで即ペアリングします。
昔の無線ヘッドホンとかは接続まで結構待たされたり、他と干渉したりしていたのですが、このへんはbluetooth5.0の恩恵かもしれません。
総評
総じて、かなりおすすめできる商品となっています。
いずれのジャンルもプロ級ではないけれど、バランスが良いです。正直言って、高級ヘッドホンにも品質的に全く劣りません。必要充分な音質×最高の装着感を求めている人は買いの一手と言えるでしょう。