大きなボケ感と、GMながら安い神レンズSonyEマウントSEL24F14GM.。使うと、一気に腕が上がった気持ちになります。一番の問題は20mm 2.8とどちらを買うか。24mmの作例やメリットデメリットとともにご紹介します。


この記事の結論
- Eマウントの単焦点なら24mm GMは最強の美しさとボケ感
- 20mm 2.8比較で悩むなら、欲しい画角で選ぶべき
- F1.4GMは暗所で強力
FE24mmF1.4GMは神レンズ!作例レビューSony Eマウント
24mm F1.4GMは神レンズ 作例
動画作例
写真作例




カメラ α7Ⅳ, レンズ SEL24F14G (写真は全て無加工)
Eマウントなら単焦点で最強
SEL24F14GM.の大きな武器としては3つ挙げられます。
- F1.4の強力なボケ感と暗所の強さ
- 24mmと広角で動画撮影のクロップに強い
- GMレンズなのに破格の安さ
背景に溶けるようなボケ感と暗所の強さ

F値1.4まで設定できるので、ボケ量が多くほしい人には最適です。
背景に溶けていくようなボケの質感はこの神レンズならでは。


手元が見えづらいレベルの暗所ですが、F値1.4は光源がかなり強力に。
ISO感度を上げる必要がないのでノイズがほとんど乗りません。
野外ならわずかな電灯さえあれば、充分撮れてしまいます。
24mmと広角

24mmと非常に画角が広いです。
写真撮影もそうですが、動画撮影時に重宝します。
α7Ⅳ等、大体高画質な動画撮影はクロップされて狭い画角になります。
僕が使っているα7Ⅳは、4K60p時1.5倍+アクティブ手振れ補正約1.1倍クロップ。
ズームレンズは重いので、ジンバルと持って動きたくありません。なので単焦点を使ってます。
24mmは1.5倍クロップされると36mmで、標準とされる35mmとほぼ同じ視野角になります。
GMレンズで破格の安さ

SEL24F14GMで着目すべきは、GMレンズでありながらその安さです。
GMはG Masterと呼ばれる高価格帯につけられる称号。
非球面レンズの表面を、0.01ミクロン単位で管理された商品のことです。
SEL24F14GMは中古なら10万円ちょいで買えます。
実際僕も2022年7月に13万円台【美品】状態でマップカメラから購入しました。
趣味のレベルの予算でも手に入り、圧倒的なクオリティを誇ります。
Sony 24mm 1.4 gm vs 20mm 1.8どっち?は画角と値段


よく比較に挙げられるのが、20mm 1.8です。
画角もF値も似ていますが、値段は5~6万円ほど1.4GMが高いです。
ぶっちゃけ画質の面から行くと、大きな差は感じません。
決め手になるのはわずかな画角の差と、F値、そして値段です。
Sony 24mm 1.4のメリットとデメリット(20mm 1.8比較)
- わずかに暗所に強い
- 動画撮影時のクロップがきついなら、20mmの方が良い
- 画質自体に5~6万の差はない
やはり一番ネックになりそうなのは値段です。
5~6万の価格差ほどの画質の違いは分かりません。
- 初期費用を抑えたい
- 自身のカメラでは画角が足りない(特に動画撮影時のクロップも含めて)
この2つに当てはまる場合は20mm 1.8を購入する方が満足度が高いと言えます。
値段が気になるなら、マップカメラの中古が良い

安いとはいえ、GMレンズなので、10万を超える高い買い物になります。
レンズは基本中古美品をおすすめしますが、マップカメラなら梱包も綺麗ですし品質基準も厳格で安心です。
次点でカメラのキタムラ、大手家電量販店です(Joshin、コジマ、ソフマップ等)。
Amazonもマーケットプレイス保証があるので悪くないのですが、商品の傷の程度がどこまで保証されるかは微妙で、商品のランク付けも曖昧な部分があります。
楽天経由でポイントもつけて知名度の高い販売店で買うのが良いでしょう。
20mm 1.8はまだ比較的新しいレンズなので、中古が出回っていません。
Amazonで新品を買うことになると思います。
SEL24F14GMの中古を楽天市場で探す撮影技術が低い人ほど驚愕するレンズ

「まだカメラ始めたばかりだし…」と高いGMレンズに尻込みする必要はありません。
むしろ安いレンズを使っていると、自分の腕が悪いのか道具が悪いのか分からないときがあります。
カメラ製品は購入時に高くても、高値で売れます。購入価格の7~8割くらいにはなるでしょう。
その上で美麗かつ暗所撮影があるなら、24mm 1.4。
より広角な絵面が欲しいなら、20mm 1.8という選択肢になるでしょう。