高級キーボードリアルフォースのゲーミング型GX1を買いました。結論、使い勝手は最高に近いです。
なぜボッタクリ価格のリアルフォースを買うのか

新品価格3万円。いくら高級キーボードとはいえ値段だけ見たら法外です。世の中1,000円くらいのもの使って満足してる人もいるんですから。
なぜボッタクリ価格(?)のGX1ないしリアルフォースを買うのか。ひとえに打鍵感の気持ち良さにあります。
良くある勘違いですが、高級キーボードでも変わらないことってあります。

- 作業のしやすさ → 変わらない
- カスタム性 → どうでもいい
- 耐久性 → 安いと何度も買えるから別に
- 音 → 安物も静音モデルはたくさんある
つまり高いキーボード買っても作業の効率性は何も変わりません。
では何が変わるのか。
使ってて気分が良いかどうか。ただそれだけです。
その究極系と言えるのが東プレ リアルフォースが持つ静電容量無接点方式なのです。
そもそも静電容量無接点方式とは
静電容量無接点方式は「スイッチ同士が触れずに入力を検知する技術」。 反応が滑らか、静か、耐久性が高いです。

メカニカルは金属同士がぶつかって入力を検知してるわけです。話だけ聞くと粗っぽいやり方に聞こえますよね?
一方、静電容量無接点方式は無接触。だから、ぶつかった感触や音がしない。カンカン響くような感触もないしうるさくもない。なんなら耐久性も高いということ。
この時独特の打鍵感があって、スコスコとかサクサクという感触が手に残ります。これがまさにリアルフォースの気持ち良さであり、高くても愛されるゆえんなんですね。
キーボードには大きく4種類あります。
- メンブレン → 安い製品に多い
- パンタグラフ → ノートPCに多い
- メカニカル → ゲーミング用途
- 静電容量無接点方式 → 業務用
メンブレン | パンタグラフ | メカニカル | 静電容量無接点 | |
---|---|---|---|---|
打鍵感 | △ | △ | ○ | ◎ |
静音性 | ○ | ○ | △ | ◎ |
耐久性 | × | △ | ○ | ◎ |
疲れ | △ | △ | ○ | ◎ |
入力の正確性 | △ | △ | ○ | ◎ |
アクチュエーション調整 | × | × | × | ○ |
価格 | ◎ | ○ | △ | × |
ゲーミング性 | × | × | ◎ | × / ◎(GX1) |
それぞれデメリットを上げると、メンブレンはぶにゅぶにゅして気持ち良くない。パンタグラフは打鍵感が浅い。メカニカルは高くてカチャカチャうるさいなどが挙げられます。
本来の静電容量無接点方式は高いのにゲーム目的に向いてないわけですが、GX1はちゃんとゲーム用途として作られています。
ただし東プレは有線モデルしかないし、みんな重いです。この辺がデメリット。
ゲーム×リアルフォースの伸びしろが強い

ゲームやるうえで気になるのが押下圧、そしてアクチュエーションポイント。
押下圧とはキーを押す力の重さのこと。アクチュエーションポイントは押下時に反応する深さ。
押下圧は手の疲れや誤タッチしないため適切なものが必要。素早い反応速度を求められるFPSにおいてはアクチュエーションポイントも大事(もちろん浅すぎると誤タッチ連発するので適切な深さが必要)。
この2つは非常に重要な要素であるにも関わらず、購入後に変えることはできません。

ですが、静電容量無接点方式はアクチュエーションポイントをソフト側で自由に変更できるのです。
先の説明の通り、メカニカルキーボードなんかと違って金属同士の接触で入力を判断してるわけじゃありません。変化量を測定して、「このくらいになったら押されたと判断しよう」という閾値(しきい値)をソフトウェアで設定できるんです。
FPSは道具の要素がかなり強い。自分で好きなように変更できるほど強くなるし、なんなら操作してて楽しい。
どうも入力が鈍いなと思ったら自由に深さを変えられるのはデカイ。だからリアルフォースでゲームするのって伸びしろがかなりあるんです。
GX1のメリット・デメリット

メリット
- 接点がない → 摩耗しないためゲーム用途の耐久性も〇
- 打鍵感が滑らか → 叩いてて気持ちが良い
- アクチュエーションポイントを変更可 → ゲームプレイの幅が広がる
- 高級感のあるデザイン → インテリア用にも可
デメリット
- 有線
- 重い
- 最初は打鍵感に違和感あるかも
- 価格が高い
ごちゃごちゃ言ってますけど、"静電容量無接点方式の気持ち良さでゲームできる" の一点に尽きます。
ちなみに本製品はラピッドトリガーなんですけど、僕はあんま恩恵が分からん派なので触れません。
選び方。押下圧、英語配列、カラー

GX1はいくつか種類があります。
カラー → ブラック / ホワイト
配列 → 日本語 / 英語
キー荷重 → 45g / 30g
色はブラック版、ホワイト版のほかに初音ミク版、さらに有名Vtuber版など豊富なカラーが存在します。

初音ミク版やVtuberさんのバージョンは高い代わりに結構カッコイイモデルが多いです。
僕はホワイトの45g 英語配列使ってます。

英語配列か日本語配列かは、別にどっちでもいいです。強いて言うなら慣れてる方を選べばよい。
一部英語配列の方が使いやすいとか合理的だとかって話ありますけど、あれは嘘です。使い慣れてないキー配列になる方がよっぽどストレス。それでいて得られるメリットも微妙。
確かに変換・無変換とか無能なキーが消えるのは良いことですが、どうせ別キー割当すると思うので本当にどっちでも良い。なんだったらこの2キーをmacみたいに"かな / 英数"割り当てたいので必要なくらい。
一応FPSやるなら、ちょっと利点あります。左altと無変換キーがごちゃごちゃせず誤タッチは減ったような(気がする)。って感じ。あと英字配列ならキーキャップの種類が豊富。

どうしても気になるなら実店舗に行くのも手です。池袋のヨドバシとか結構色々あります。(ここ品ぞろえも雰囲気も良いのでおすすめだよ)