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iPhone17ProレビューとAppleの展望

新デザインになったiPhone17(Pro)。

ダサいと言われてますけど、とうとうAppleがなりふり構わず合理性とか実用性に振り切ったな、と思いました。

今回はiPhone17(主にPro)のレビューと、Appleの展望について面白楽しく解説します。

変更点

16Pro → 17Pro

  • 望遠5x → 4xと8x(光学品質)
  • RAM8GB → 12GB
  • Apple Log2追加
  • ペイパーチェンバー冷却システムで発熱防止
  • 重さ199g → 206g (×)

今回の目玉はデザインの変化。進化か変化というべきか分かりませんが、バッテリーは伸びました。

内部も再設計され、バー部分では横に広がっていたものを縦に伸ばしてスペースを作ります。

空いた部分にバッテリーを積め込めたと言う寸法。

Phone Repair Guruチャンネルより

見た目Androidみたいだな…でも充電伸びるならいっか。っていう感じ。

もしも僕が15年前にバックトゥーザフューチャーして「これが未来のAndroidだ!」って豪語したらみんな信じてくれると思います。

逆にGalaxy S25をiPhoneと偽っても誰も疑わないでしょう。

だってぶっちゃけこれPixelのバーじゃんって話。

美しさにこだわりを持っていたAppleもとうとう折れてAndroidみたいになってきたんだな、と思いました。

確かに中身の意図するところは違います。バー自体が放熱板であるPixel。対してiPhoneはバーにカメラモジュール、すぐ下にロジックボード、さらに下にバッテリーと冷却システムという構造。

今回採用されたペイパーチャンバー冷却は下部にあります。中に液体が入っていて、熱源で液体は蒸気に、蒸気は冷却部分で再び液体になる、という循環システムです。

ただし外側からの見た目は似たようなもんです。

そりゃバーに押し込んでバッテリー積み込めば使用時間は伸びますよ。でもなんでそれやらなかったかっていうと、ひとえに不細工だしiPhoneっぽくないから。

今回無印との差はカメラくらい。今やiPhoneで映画撮る時代で、Proに求められてるのはカメラ要員。これ以上発熱とバッテリーがどうこうと言われるのは絶対に避けたい。

しかも最近なにかと技術的に他社から離されているAppleとしては、実用性が薄いけど美しい、なんて昔の美学にこだわらなくなったのではないでしょうか。

ただしこのデザインはProのみ。その代わりAirという美しさ特化のモデルも出してきました。

Airが出てきたのって、Proを不細工にする代わりの妥協点ともとれます。

左 アルミunibody(17pro) 右 チタン(16pro)

さらにProの象徴でもあったチタンは消え、アルミになりました。15Pro以降ずっと問題だった排熱性が改善。結局高性能モデルにチタンは向かなかった、てのがAppleの答えなんでしょう。

ただしこのアルミはアルミunibodyです。(なんじゃそりゃ)

無印がアルミフレーム+ガラス背面なのに対し、Proはフレームと背面が一体成形となっています。要は別パーツだったものがくっついてるんですね。

Here's how the iPhone 17 Pro vapor chamber actually works - 9to5Mac

新デザインによって新しく取り入れたペイパーチャンバー冷却を生かした配置ができるようになったのだとか。

これで最近の課題だった発熱問題のクリアを目指す。ジョブズだったら「ふざけんな俺たちが馬鹿にしてたダサイPixelじゃないか」とか絶対はねてそうですけど。

逆にAirは今回唯一チタンです。耐久性を一番求められるモデルだからそのまま採用されたんでしょう。

無印は価格、AIrは軽さと耐久、Proは排熱と、各々求められている素材が使われているわけです。

さらにちょっとした要素ですが、Apple log2が追加されました。1より広い色域も使える模様。これはlog撮影に使うやつで、一部の動画投稿者か、撮影者しか使いません。

まさしく僕がPro買う理由がこれ。Blackmagic Cameraというアプリと組合わせると、log撮影しながら画面上でlutあててくれる神機能があります。

androidだとこのアプリでlog撮影できない仕様だし、無印はそもそもlog撮影不可。僕みたいなyoutubeやってる人間だと撮影失敗すること度々あるので、あとで編集の力でなんとかなるlogで撮りたいんですよね。

でも普通に旅行で使うとかなら、log撮影はそもそも必要ありません。だから無印比較proの意義って結構薄いです。

16(無印) → 17(無印)

  • 60Hz → ProMotion(1-120Hz)
  • 超広角 12MP → 48MP
  • 不可 → マクロ撮影可
  • 173g → 177g (×)

今回の本命は無印。今までさんざん言われていた120Hz対応。

さらに超広角が48MP。マクロ撮影も可能に。

今やProとの違いと言えば望遠くらい。

てことで普通の人はこっち買いましょう。

共通

  • 物理sim廃止

大事なことですが、17シリーズは日本では物理simが廃止。中国をはじめとする半分くらいの国では国の事情とかで物理simがまだ残ってます。

もちろん、eSIMオンリー版はその分バッテリーが詰まっているようです。

ま、いいんじゃないでしょうか。大変不評なようですが、僕は別にどっちでもいいってか、eSIMしか使ってないので。

一応、頻繁に入れ替えするような人は物理simのがメリットありますけど...そんな人かなり少数派なんじゃないでしょうか。そういうことするならsimの複数契約してるでしょうし。

ベンチマーク 17Pro vs S25 vs 16Pro

Antutu

iPhone17 Pro   2,298,853
Galaxy S25      2,159,254
iPhone16Pro    1,826,642

iOS v10.1.3  Android 11.0.2

iOSとAndroidでは少し仕様が違うので、数値は目安として見てください。

WL EX

最も数値が高いのがGalaxy S25。一方、16Pro → 17Proでスコア、バッテリーともに数値が向上しています。温度はiOS版だと出ない仕様です。

カメラ比較

17Proは12MP→48PMになり、4x望遠(光学)と8x(光学品質)が備わっています。

この8xってのは4xで撮ったものをクロップしてAIで修正して8x光学に近い物だよ、ということ。

どうせ昼間の写真比較なんて変わらないので、夜間と8xはどれほど良いものなのかってとこに焦点を当ててみてみましょう。

(以下 iPhone17 vs Galaxy S25比較)

1x (左 17Pro 右 S25)

変わりません。色合いが若干違う程度。

2x (左 17Pro 右 S25)

はい、変わりません。

4x (左 17Pro 右 S25)

4xくらいから徐々に違いが分かってきます。ぱっと見同じですが...

上は4xを拡大したもの。左の17Proの方が文字がくっきりしています。

8x (左 17Pro 右 S25)

噂の17Proの8x光学品質と、Galaxy S25の単なるデジタルズーム。

やはり17Proの方が文字がくっきりしています。S25は黄色みが強く、少し白飛びしているような感じ。

といっても、4Kモニターで見比べて分かる程度です。

問題は16Proの8xと比べてどうか。

8x (左 17Pro 右 16Pro)

ぶっちゃけ全然違いが分かりません。どちらも良く撮れています。

というのも8x光学品質は4xを2倍クロップ、つまり切り取っている仕様。レンズが積んであるわけでもなく、話だけ聞くと普通のデジタルズームと変わらないように思えます。

そこをソフト側で綺麗に処理しているので、8xレンズが積んであるかのよう。ってのがアップル側の謳い文句。

1xと4xの2倍クロップ。すなわち2xと8xは、単なる中間倍率とは異なる処理がされていて、シャープネスやノイズが最適化されているんです。

これをクロップ専用の処理パイプラインとかって呼んでるらしいんですが、理論上はないよりマシってことなんでしょう。

ただし、今回12MPから48MPと望遠の画素数が増えましたが、画素は光を必要とする粒々。明るいところでは力を発揮する一方、暗いところでは力を発揮できず、むしろ悪くなる可能性もあるわけです。

1x (左 17Pro 右 S25)

再びS25との比較。なんかGalaxyの方が白くなりがち。

4x (左 17Pro 右 S25)

8x (左 17Pro 右 S25)

松屋の看板に注目。

ここでも17Proに軍配。S25は白く飛んでいて若干見づらい。

17Proは8x望遠の高倍率にしてもあまりブレることなく、ビシッと被写体に焦点が当たります。S25ならいざしらず、16Proよりも撮影がしやすいです。

望遠って弱いとぼやけるだけじゃなく、グラグラして中々焦点が定まりません。撮影すればとりあえずソフト側で加工処理してくれるので、出来栄えはごまかせるんですが、撮影のしやすさが違う。ここが望遠力のポイント。

8x (左 17Pro 右 S25)

同じく8x。やっぱりS25は白くにじんでしまっています。左の17Proはバチっとシャッター切れるだけじゃなく、品質も良い。

以上、カメラ比較でした。

いくつかiPhoneが優勢でしたが、そもそもレンズのデカさが物を言う世界。薄くてスマートな持ち心地のGalaxyとは目指してるところの違いなだけです。どっちが良いかは人によりけり。

ラスト動画に関して。iPhone17Proは明るくて非常に見やすい映像です。一方、Galaxyは明暗が激しい部分は潰れてしまい、あまり良い動画になっていません。

ただし問題はゴースト。iPhoneは相変わらず光の玉が跳ね返ってきて、扱いが難しいです。16Proのとき防止コーティングされたって話もありましたけど、未だに健在。かなり暗いところでも綺麗に映るんですが、これが本当に無理。

よって、夜間でもそれなりに光源があるところだとGalaxyで撮った方が安定します。

まとめるとこんな感じ。(前作とほぼおんなじ)

  • 写真 夜間 ~3x どっちも同じ
  • 写真 夜間3x~ iPhone優勢
  • 動画 光源のあるところならGalaxyが安定
  • 動画 かなり暗いところならiPhone (ただしゴーストがでやすい)

Airは試作機。使い勝手がむずい

新シリーズAir。今までにないくらい薄いiPhoneで話題になりました。

ただし発売前から大きな疑問点が二つありました。

まずバッテリー。これは物理的な問題で、薄くすればバッテリーや排熱性が悪くなります。

アメリカではGalaxy S25 Edgeという同タイプが発売されていて、やはりバッテリー問題を抱えていました。本場アメリカでは冷ややか。面白いけどメインスマホにするにはリスキーって話だったんです。

Mrwhosetheboss youtubeチャンネルより

バッテリー比較の動画なんか見ると結果はまちまち。圧倒的にバッテリーが少ないって話もあれば、無印よりちょっと劣るくらいって話もあったり。

いずれにしろ、この形見れば現行モデルで一番充電持ちが悪いのは分かり切ってること。

薄さがバッテリー充電のわずらわしさを上回るメリットなわけないので、別に必要ありません。スマホの薄いって確かに楽しいですけど、他を犠牲にする要素じゃないです。

そして耐久性。極端な話これ折れるんじゃね?みたいな。実は耐久性が高いんですよね。これはチタンだから。

jerryrigeverythingチャンネルより

折り曲げ耐久性テストで有名な”jerryrigeverything”も色々やってますけど、結構強い。

”jerryrigeverythingチャンネルより

相変わらずこの人いかれたことやってますけど、クレーンなんかで持ち上げてもしばらく耐えてます。

それでもなんか頼りないからケースを着けたくなる。でも軽さと薄さを生かすためにはケース無しで使う必要があります。Airはケースを使わない前提。

mini、plus、air…恐らく今後出てくる折り畳みと、試験的立ち位置のモデルですが、決して安い物じゃないし、なんやかんや使い勝手が難しそうです。(僕持ってないけど)

スマホ新法

ここからが本題。Apple今後の展望について。

今iPhoneを買う上で気になるのがスマホ新法。

簡単に言うと、Appleが管理してないアプリのダウンロード、外部の決済ができるようになる。それによってセキュリティ問題が出てくると言う話。

欧米ではすでに進んでいて、一部の機能は色んな問題があって使えなくなったと言う話。

日本では2025年12月から。ぶっちゃけ確定的なことはまだ分かりません。日本は欧米ほど無法地帯にはならないとも言われてますが、どうなるやら。

一つ言えるのが、完全野放しになるわけじゃないってこと。多くのyoutuberが不安をあおる動画を出してましたが、結局iPhoneで使うわけですから、iOSによる制御は入ります。

元々Appleの独占的な商売を許さないという名目でできた法律。Appleは法律なら仕方ないと嫌々従っている状態。

ですが、従わなくてもいい例外も存在します。

日本のスマホ新法は法の骨格ができていて、

  • セキュリティ(マルウェア対策、脆弱性防止)
  • プライバシー保護(ユーザーの個人情報流出リスク低減)
  • 青少年保護(有害コンテンツや不適切アプリの制御)

公益的な理由があれば、Appleが制限できるんです。

スマホ新法はあくまでサイドローディング(代替ストアや外部サイトからアプリをいれること)を認める方向なだけであって、違法・有害なアプリを入れても良いということにはなっていません。

欧米では解禁されたものの、日本では外部ストアの自由化すら省庁のルール次第です。

もちろん、Appleが1から10まで監視できるわけじゃないので、リスクはあるんですが...。

結局Androidだって、Galaxyストアとか色々あるけど、googleストア以外使ってないじゃんって話。急激にどうこうなるものでもないです。

クック全否定法案

このスマホ新法の類は今や世界中で起きていますが、肝心のAppleはどういう立ち位置になっていくのか。当然激怒り。反対も反対。

利益的な話もそうですけど、なんせクックの人間性そのものを全否定するようなものですから。

iPhoneといえばプライバシーとセキュリティ重視のスマホ。

かつてイノベーションをなにより重視したジョブズ時代とは違い、今のiPhoneは非常に模範的です。

Tim Cook - Robert F. Kennedy Human Rights

それもこれもティムクックがCEOだから。

彼はアメリカ南部の保守的なアラバマで生まれました。差別意識根付く閉鎖的な環境。

そんなクックは環境問題にもサステナビリティにもLGBTQ+運動にも傾倒していく多様性に富んだ人間。

よく言えば清廉で社会的信用に置ける人物。意地悪な言い方すると、SNSで賛美されるようなことを好み、炎上するようなことは大嫌いな人間です。

そんな彼が企業の致命傷になるようなセキュリティ問題など許せるはずもないのです。

クックの人柄を表すエピソードとして、フォックスコンの話が挙げられます。

The rise of Hon Hai Technology Group (Foxconn) and Terry Gou, and shaking  the Apple shackles - Android Authority

鴻海科技集団 、通称フォックスコンはアップル製品の製図を行う工場。軍隊式で最大規模を誇るフォックスコンはアップルの受注先としてこれ以上ない存在でした。

普通、欧米企業が中国や台湾で製造をするのはコスト問題とみなさん思うでしょうが、実はちょっと違います。理由は会社も人も使い勝手が良く、簡単に使い捨てられるからです。

Hon Hai Expands Operations in India, Vietnam Amid Trade Tensions - Bloomberg

当時、初代iMac製造をしていたとき。デザインエンジニアたちがマシンの新しいボタンについて試行錯誤してました。

ボタンは検査をしておらず、継続使用で使えなくなることを恐れたデザイナーは検査を依頼。

そうして作業に10人ほどの作業員が起こされ、検査を始めました。

で、その検査方法。どうやると思います?普通ボタンを押し続けるための機械を設計すると思うでしょ?

なんと一晩中繰り返し押し続けろ、と作業員たちにと命じたんです。

当時フォックスコンで働く最低賃金の人間をこんな使い方したって誰も文句言いませんでした。

若い作業員は遠い農村地帯から採用されることもしばしば。家に帰ることも簡単じゃありません。これほど閉鎖的な環境ですから、自殺した人間も多くいます。こんなやり方、アメリカの工場では無理なんです。

ある人がAppleの美しいディスプレイを見て感動する人がいるけど、人の命で成り立ってるんだよ。みたいな皮肉もあります。

当時ジョブズはこうした問題にとんと興味がなく、ほとんど聞く耳持ちませんでした。

しかしクックは違います。企業のコンプラを疑われるような行為、絶対に許せないんです。今でこそSNSで簡単に炎上する話ですが、クックは当時からサプライヤーの労働環境の改善を図ってきました。

Tim Cook Wants Apple to Literally Save Your Life | WIRED

そんな彼がセキュリティ問題がある、青少年に有害かもしれないアプリがiPhoneに入るかもしれない。

絶対に容認するわけにはいかないんですね。

今は法の下仕方なく従っているだけで、アップルは全力でユーザーのセキュリティを死守しようとします。

だってクックの人間性を全否定するような法律ですから。

話をまとめると、スマホ新法ができたからといってアップルはユーザーを見捨てるわけでもなければ、鵜呑みにする気もない。むしろ今まで以上に全力でユーザーを守りに来ることに躍起になるはずです。

Apple Intelligenceの遅れ

Understanding the Apple Intelligence Report in iOS 18.1 - TUAW

そしてiPhone買う上でもう一つ気になること。Apple Intelligence。未だに何に使ったらよいのか良く分からんです。

スマホ新法はなんとかなるんじゃねって楽観的な僕ですが、AIは別。迷走はまだまだ続きそうです。

Screenshot

見てください。写真撮っただけで「サイベリアン」ってジャンル分けしてくれるんです。なんと猫ってだけでなく、猫の種類まで言い当ててくるんです。すごい技術ですよ。

実はこれ間違いでノルウェージャンなんですけどね。サイベリアン、ノルウェージャン、メインクーンって人間でも見分けつかないですから。まあこれはいいと。

問題はこの内部完結するすごいAIをどうやって生かすか。何も思いつかないんですよね。

確かにgoogleもchatgptには意表を突かれましたが、すぐにgeminiを出してきました。android使ってる人ならgeminiは普通に使います。色々検索できるし、ホームボタン長押しで起動する好アクセス位置にあるからです。

How Google's Gemini AI model got its name

一方Apple Intelligenceは同じくiPhoneのホームボタン設置されているものの、いまいちみんな使ってません。外部情報を検索する類ではなく、内部のタスク処理を行うものだからです。プライバシーを重視するアップルだからこんな仕様になっています。

そもそもAppleのAIの遅れって腐るほど指摘されてますけど、原因はなんだったのか。

Apple Is Pushing Back AI-Driven Siri Features to 2026, Report Says

元々Apple intelligenceはSiriを出発点にしています。じゃあこいつが悪いのか…と言いたいところですが、諸悪の根源は実はマップアプリにあります。

当時わけわからん道順が表示されるなど最低のアプリの一つだったiOS版マップ。同時期に開発されていたSiriはマップの改良が急ピッチで行われたため、後回しにされました。

悲しいことですが、ジョブズが存命の時最後に目にした最新機能がSiri。これに未来を託していたのに、Alexaやgoogleアシスタントに立場を追われ、ポジションを確保できなかったんです。

そこでgoogleからAI担当のジョン・ジアナンドレアを招聘。Siriの立て直しを図ります。なのにこの人、hey Siriからheyを削除するだけに2年費やすことに。

また、ジアナンドレアがSiri・AI戦略を率いていたにもかかわらず、別のチームでAI関連プロジェクトが進められていました。

At WWDC, How Will Apple Address Its Lackluster First Year of Apple  Intelligence? - CNET

それが最近なにかとアップルイベントに登場するイケオジのグレイグフェデリギ。

フェデルギはソフトウェア担当。ジアナンドレアはAI担当。それぞれ責任や役割が微妙にかぶっているし、アプローチの仕方も違ったため、お互いに摩擦があったとかなかったとか。

こうした経緯もあり、2024から2025年にようやくSiriとApple Intelligenceが別のチームとなりました。ホントにごく最近なんですね。

きっかけはマップでしたけど、適した人材もいなければ、そもそも会社全体がみんな違う方向性を向いていた。開発以前の問題と言えるでしょう。

ちなみにフェデルギはWWDC 2024で全く搭載されてないSiriの機能をプレゼンした人です。(まあ実際には次のプレゼンターである金髪のお姉さんがやったんですが)

あの時はSiriに命じるだけであっちこっちの相互アプリ間で連携・自動で色々やってくれるとか、夢のようなことを語ってました。ちなみに実装はされませんでした。

まあ実装されたのもあります。文字打ってSiriに指示を出せるよ。みたいな時代遅れの機能とかです。(2024)

当時「Siriに文字入力すると目覚ましがセットできます!」みたいな話をドヤ顔でされてて度肝を抜かされました。

恐らく1,000万人が見てたとして999.9万人がそんなん目覚ましアプリでやるのとかわんねーだろと思ったことでしょう。しかもその他重要な機能はほとんど積んでない。

僕は思いましたね。

実在しない機能だろうとしょうもない機能だろうと、笑顔を絶やさず紹介する。ドヤ顔でプレゼンする胆力がなければ一流企業appleの社員は務まらないんだなと。

できなきゃ子会社に出向、良くてapple TV部門への異動。「新しいSiriはインサニティだって言えるな?」「はい、言えます!」「Apple TVみたいなわけわからん部署に行きたいか」「行きたくないです!」みたいなやり取りでもフェデルギとプレゼンターのお姉さんの間にあったんでしょう。(知らんけど)

ちなみに株主に訴訟まで起こされてますからねこの話。いや、こんな機能 全然ねえじゃんみたいな。

結局延期とか実用化に乏しいとかって流れたらしいですが…うーんやっぱりAIもダメな気がする。それはSiriというダメ機能の前例をみれば察して余りあるものがあるんですよね。

毎度面倒。アップルストアの受け取り

余談ですが、iPhone17Pro受け取りに行ったとき、毎度のことながら面倒だなあと思わされました。

まず受け取り時間に遅れた僕はアップルストアに遅れてもいいか電話。2~3分くらい待って出たと思ったら笑い声とともにブツっと切れるという。

なんか分からんが笑われたぞ?と謎の不快感のまま行くわけですが、現地に着くと相変わらずの混雑。

お近くのApple Store - 新宿 - Apple(日本)

それだけならまだいいんですが、毎回整列とかちゃんとやってなくて、どこに並んだらいいかわかんないんですよね。

店員捕まえて聞けばいいんですけど、みんな当然のようの塞がっている状態。

ようやく列を見つけて受け取りに入ると、混雑のため二人同時案内。それはいいんですけど。Aさんに説明してBさんにも同じ説明してってやってて、それは意味あんのかと。

話題性を生むため混雑を生みたいっていうラーメン屋の原理なのか分かりませんが、毎年同じことやってるのになんで学習してないのか意味が分かりません。

なぜレジで受け取って3分くらいで帰れないんだと。

本来郵送がいいんですけど、Proは毎回争奪戦。配送分が消えても店頭受け取りなら発売日に受け取れる在庫が残ってたりします。

一応youtuberのはしくれとして発売日には欲しいわけですが、寝てたり忘れてたりする僕。

別にストア近いし、即日手に入れるなら…って大抵店頭受け取りになるんですが、「煩わしいなあ」って毎年同じこと思ってる気がします。

ていうか、店舗に在庫あるならそれ送ってくれれば発売日の次くらいに届くじゃん。なんだよ店頭受け取りって。

おすすめのケース・フィルム

僕がいつも使ってるのはBentobenという謎メーカーのやつ。

持ちやすいし、値段もそこそこなのでMagsafe使いたい人はこれがおすすめ。

フィルムはいつもPDA工房。

特に提供は受けてません。好きなやつ使ってます。どうせ1~2,000円くらいだし。

17無印はおすすめ。Proはカメラ要員

結論です。

17無印は万人におすすめ。Proはカメラ要員。スマホ新法はぶっちゃけどうなるか分からんけどあんま気にすんな。ただしAIは期待するな。

こんなところでしょう。

17Proで一番気になるのは重さです。大台の200gにのり、持ってて普通に重たい。(一応重さが均等になって、右上に傾く妙な感じはなくなったけど)

15Pro…16Pro…17Pro…ときてどんどんバッテリー向上&増量化になってきました。

実際、15Proは軽かったし、使い勝手は良かった。デザインもイケてる。でも撮影してると絶対に一日持ちません。

このへん動画メインの人は間違いなく17Proがおすすめ。

間をとりたいなら16Proでもいい。

Proは今やケータイの皮を被ったカメラ要員です。


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