U-NEXT見たいけど高けえ!って思ってる人。
今回は僕がU-NEXTを使う理由、Netflix比較どっちがいいか、そしてなぜこの会社を面白いと思っているかを超深堀りしていきたいと思います。
U-NEXTは高くない。HBOがある

最初に言っておくと、このサービスは約¥2,000です。Netflix広告プランが890円だから、比べると高いなって思うでしょ?
高くない!断言します。この値段は高くないんですよ。
数字的な根拠が二つあります。

一つはU-NEXTでHBOの独占放送が見られるということ。
HBOとはアメリカの有料TV。ドラマ版アカデミー賞であるエミー賞に入る作品はほとんどがHBO。ドラマはここ30年歴史的名作が半分以上HBOで占められてます。
今でこそNetflixオリジナルとかディズニーオリジナルとかもてはやされてますが、HBOは全くもって格式が違う。
実はNetflixはただの一度もその年最高の作品を作ったことはない。
各放送局1990年以降のエミー賞作品賞数のデータがあるんですが、Netflixがエミー賞作品賞を受賞したのは『ザ・クラウン』のたった一度だけ。それも他にロクな作品がなかった年だけです。

1位のNBCも今じゃサブスク系が強すぎてほとんど賞に絡みません。
エミー賞とったからって絶対面白いわけないと思うかもしれませんが、受賞作品で面白くなかった事ってここ30年ほぼない。特にHBOはメディア王、ソプラノズ、ゲームオブスローンズ全部めちゃくちゃ面白い。
ほんと微妙だったのはNetflixのザ・クラウンがくらい。(これもそこまでってだけで面白くはあるんですけどね)
甲子園で言えばHBOは大阪桐蔭高校みたいなもん。Netflixはまだまだポッ出での高校。
U-NEXTとNetflixどっちが…みたいな話ありますが、ある意味勝負にすらなっていないんですね。

さらに、IMDBという海外の映画ドラマ批評サイトがあります。10点満点評価で、歴代の作品が詰め込まれた膨大なデータベース。

映像制作の長い歴史において、ドラマ部門で超高得点の9点以上を獲得してるのはわずか10作品程度。

そのほとんどがHBOによるもの。歴史的な名作を見たいならHBO、すなわちU-NEXTは絶対通らないといけないということ。
繰り返しますが、HBO作品が見れるのは独占見放題しているU-NEXTだけ。もちろんここにのってる以外にも面白い作品が色々あります。
そして高くないもう一つの理由として、アメリカ本国との料金差。

Basic with Ads(広告ありプラン)
月$10.99(約1,700円)
CMあり、ダウンロード不可
Standard(広告なしプラン)
月$18.49(約2,900円)
CMなし、HD画質
Premium(プレミアムプラン)
月$22.99(約3,600円)
4K、同時視聴4台
U-NEXTはプレミアムプランに相当します。数は少ないけど4K対応だし同時視聴4台まで可能。
本国アメリカより圧倒的に安い価格。高くないと言った理由が分かったと思うんですが、質の高いHBO作品を広告なしで見るならホントは月¥3~4,000円近く必要なんです。
でもU-NEXTなら約¥2,000。後で説明しますが、ポイント分は映画館のチケット代とかに回してもOK。これらが決して高いわけじゃないという理由です。
U-NEXTの良いところ①
Netflix比較でU-NEXTの特徴って何か。
得意な分野は膨大な作品数をかき集めること。
そもそもこの二社って目指しているものが全然違います。
U-NEXTは映像作品をとにかくたくさん置くことに重点を置き、どっちかというと文化的な意味合いを持っている立ち位置。

中には収益性の低いお荷物作品だってあるわけですが、そういうのかき集め、巡り巡って価値を生む。「ここには探している物が必ずあるんだぞ」と言えることが売り。
一方Netflix。価値のない作品はバッサリ切ります。データに基づき収益性もないし会員登録も見込めない作品は徹底排除。映像サブスク界で最もデータを重視するタイプ。
この両者の違いを掘り下げていきましょう。

まずU-NEXTなんですが、レベニューシェア。視聴された分だけ権利者に支払いが発生します。
見られなかったらそれまでというリスクもありますが、サブスク側も置いておくだけならお金がかからないので、大量の作品を残しておくことが可能。
「映画『ゾンビーバー』が見たい!アルバトロスムービーが見たい!」
Netflixにあるか。置いてない。AmazonPrimeは?作品数が少ない。Disney+は?そんな下品な映画があるわけがない。

U-NEXTはどうか?
「ございます!吹き替えと字幕どっちも取り揃えてございます!」
「ああ、『ディープ・ブルー2』が見たい!」
「サミュエルLジャクソンが出て金曜ロードショー定番1じゃなくてクソ映画の2が見たい!ありますか?」
「もちろんございます!吹き替えと字幕どっちも取り揃えてございます!」
ほんとこういうノリなんですね。
U-NEXTの良いところ②
そして重要なのが国産なのに、テレビ局主導でないこと。
実は国産映像サブスクってほとんどがテレビ局主導のものって知ってますか。

Huluは元々アメリカのサービスですけど国内は日テレが仕切ってます。
U-NEXTはParaviというTBS・テレビ東京・WOWOWの合同サービスと統合しましたが、立ち位置は独立系です。
NetflixやDisneyと違ってオリジナルコンテンツを作っていないのがデメリットですけど、その分垣根がない。
Disney物もなるたけ頑張って取り揃えてくるし、フジテレビのドラマも引っ張ってこれる。
一方テレビ局主導のサブスクはどうしてもお互いの権利やお金の事情が絡み合う。

アニメってどのサブスクでも見れるじゃないですか。『推しの子』見たいならU-NEXTでもAmazonでもNetflixでもやってる。
アニメは何が違うかって局の兼ね合いがない。テレ東でやってもいいし、フジテレビでやってもいいし。
でも『踊る大捜査線』は事情が違う。フジテレビの看板番組。日テレ系のHuluが『踊る大捜査線』をおすすめ欄にあげてプッシュしてたらおかしい。
逆にTBSの看板番組『半沢直樹』がFODでやるか。もちろんやってない。やってても変ですよ。実際U-NEXTでしかやってない。
局の兼ね合いというのはある。U-NEXTは外資のNetflixやAmazonと同じく局にとらわれない大手独立系。
一つの窓口で色んなものを見れるという意味で、日本はU-NEXTを大事にしてかないといけない。
日本のテレビ局が作った独占ドラマとか見たいですか。一ミリも見たくない。でも昔のドラマ見るには各局のサブスクを一つずつ契約しなきゃいけないかもしれない。
U-NEXTいなくてもNetflixがやってくれると思ってたらそう簡単な話じゃありません。
Netflixはデータを尊重する企業。仮に昔懐かしの日本ドラマを一時はやっても数字が取れなきゃ残らない。U-NEXTはそういうのも含めて置いといてくれる。
よくメーカーとかで国産を応援したいから買うみたいな感情僕は良く分からんけど、この人たちがいなくなるのは本当に困るんですね。
Netflixの良いところ
一方Netflix。収益の出ない、数字が取れない作品は排除されると言いましたが、必ずしも悪い側面ばっかりじゃありません。
コストの無駄を排除することで資金を生み、その結果膨大な金をかけてオリジナル作品へ投資。
質の良い作品に事業を集中することができます。

オリジナルの質がとびぬけて高い。ドラマもそうだし、ドキュメンタリーもすごい面白い。たまに犯罪者集団の中に突撃取材したりよくこんな映像撮ってこれたなみたいなものもある。
クオリティが高い理由として、作品の作り方が日本とまるで違うことが挙げられます。
Netflixがボンと金出して後は好きにやれ方式。原作準拠とかじゃなければ誰も文句言わないし、クリエイターが自由に物を作れる。
一方日本のテレビ局はみんながお金を出してリスク分散する制作委員会方式。『推しの子』でもやってましたよね。この方式でクリエイティブな物作るのがいかに難しいかって。

- 「スポンサーの商品を劇中に出してほしい」
- 「主題歌は出資者のレコード会社のアーティストにしてほしい」
- 「出演者の事務所の意向で出番を増やしてほしい」
日本で何かを作ろうとすれば色んな所が口を出してくる。現場がこんなんで面白い物作れるわけがない。最近はNetflix型を真似ることも増えてきましたが、それでも資金力が全然違う。
じゃあU-NEXTさんもNetflixにならってオリジナルやればいいじゃん!って思うでしょ。
そりゃ絶対無理。U-NEXTはオリジナルやらないんじゃなくてやれないのが現状。

理由は会員数が違うから。Netflixは2025年で会員数が3億ちょっと。世界に向けたコンテンツだから規模が違う。一方U-NEXTは500万人にやっと届いたところ。
日本のテレビ局が1話数千万だとしたら、HBOやNetflixは看板ドラマに1話数十億円かけています。
この会員数に対してこんな予算出せないし、作ったところで勝負にならない。
U-NEXTは、オリジナルを作らないのではなく作れないのが現状なんです。
で、オリジナルがないとどうなるのか。一瞬で状況が変わる可能性もある。

一時期NetflixがHBOを持っているワーナーを買収するという話がありました。あれはパラマウントが買収して結局なくなったんですが、もし買収していたらU-NEXTからHBO作品を引き上げていた可能性もありました。Netflixは独占する経営方針をとっていますからね。
もちろん長期的に見てパラマウントが直接日本に上陸してくる可能性も0ではない。けど限りなく低い。U-NEXTとしては一安心というのが本音でしょう。
オリジナルのは制作予算でパンクすることはない。が、別のリスクをはらんでいます。自分たちが巨大企業の一声で吹き飛ぶ可能性がある。
HBOが消えたらそれまで。HBO独占見放題が売り。
百貨店とか図書館とか数集めるとか色々努力してもなお、他社のオリジナルコンテンツがなければ誰も2,000円払わない。U-NEXTには常にそういうリスクが付きまとっています。
U-NEXTってどんな会社か

U-NEXTって日本企業なのは知ってるけど、そもそも何の会社なのか。あんまり知らない人もいるかもしれません。
もっと深堀りをするには、創業者である宇野康秀(やすひで)さんを知ると全貌が見えてきます。

この企業は宇野さんが、何度地獄を見せられても諦めなかった結果、世界的企業Netflixと渡り合うようになったという。
泥にまみれて、努力と根性で成し得た会社なんです。
元から知ってる人、または知らなくてもなんとなく名前でピンと来る人がいるかもしれません。
大元はUSENです。あのお店とかで音楽流すアレ。

で、USENはかつて大阪有線という名前だったんですが、事業を始めたのがU-NEXTを創業した宇野康秀さんのお父さん。宇野元忠(もとただ)さんです。
当時電信柱にケーブル線を引いて有線網を広げていたわけですが、法律通りの手順で設備を敷くとものすごい時間がかかる。そこで大阪有線は申請もせず勝手にケーブルを設置。
似たようなサービスを展開する会社があったわけですが、みんな同じように違法で自社のエリア網を展開。早い者勝ちですから、法を守らない会社がどんどん縄張りを拡大し、各社激しいシェア争いをします。
で、このシェア争いってのが価格競争なんてなまっちょろいものじゃありません。相手のシェアを文字通りぶった切ります。
あるとき顧客から「音楽がとまった」というクレームも相次ぐようになるわけですが、当初は何が起こっているのか把握できない状態でした。
ある夜、営業に回っている大阪有線の社員が電信柱に登る男を見かけます。

なんとその男がケーブル線をジョッキジョキと切っていたんです。
その社員は即時応援を呼んで、男を取り押さえて事務所に連行。何をしていたのか吐かせる次第になりました。
この時点で色々とおかしいと思うでしょうが、一旦先を聞いてください。
なんとライバル会社が大阪有線のケーブル線を次々に切っている事が判明。 大阪有線の社内は騒然となりました。
社内では怒りの声が上がります。
そして誰からともなく、こんな言葉が飛び出しました。
「大阪戦争や!」
ん?ヤクザかな?って思うかもしれません。違います。これはフツーの会社員の会話です。
この話も僕が脚色してるんでも何でもなく、宇野さんの本にまんま書いてあるんですよ。
なんでライバル同士線の切りあいをしてたかって、お互い違法だから訴える先がなかったんですよね。じゃあ物理的に線を切るのが、相手のシェアを奪う一番有効な手段でした。
当然国も黙ってはいません。行政にとって、大阪有線は厄介な存在でした。

でも何度注意しようが、行政指導をしようが、違法行為を改めようとはしません。
とうとう役所から担当者を派遣。有線ラジオ放送法を読み上げ、従わない場合は、事業を禁止する旨の発令書も読み上げる異例の措置をとりました。
読み上げる郵政省の担当官に向けて、社員たちは猛然と罵声が浴びせます。
「早よ、帰らんかい」
「何読んどるねん」
「アホ、ボケ……」
とうとう担当者の中には、泣き出す者もでたそうです。
え、私Z世代だから何言ってるのかわかんないって人。この時代コンプラなんてものは存在しません。そんなのは甘ちゃんの戯言です。
その後お父さんが亡くなり、会社は息子の宇野康秀さんが継ぐことに。
でも国の一声でいつ大阪有線が危機に陥るか分かりません。昭和時代はインフラとして必要だったからスルーされていた面もありましたが、年々法の整備が追いつき国が撤去を決めるのも時間の問題でした。
この違法に敷かれたケーブルは息子の宇野康秀さんが精算するわけですが、これがまたひどい仕事でした。不正使用の電柱約720万本。地球三周分もあったんです。
宇野さんは電柱不正利用の件を詫びて、改めて正常化するよう郵政省(のちの総務省)に行きます。
すると言われた言葉が、
「では百年後に来ていただけますか」
だったそうです。
ものすごい嫌味に聞こえますが、実は担当者はまだマシというか、だいぶ親切で言ってました。
大阪有線という会社は郵政省じゃ知らない者はいない。恨みつらみが積もりに積もり、子供から孫からその先の代になるまで、この感情が消えることはないだろうと。
でも宇野さんはお父さん会社を潰したくない一心で膨大な借金と面倒な電柱正常化を引き受けます。

結果、社員からも「なんでそんなことしなきゃいけないんだ」と恨みを買うことに。
役所からは煙たがられ社員からは嫌われ、あるときは血染めの藁人形が自宅に来たほどだったそうです。
で、何一つ報われないようなひどい仕事でしたが、2000年くらいにやっとのことで完遂します。
しかし男の不幸はまだ続きました。
正常化を機に有線ネットワークを活用するべく、宇野さんは光ファイバー事業を始動。

NTTのような大企業が後から乗り込んでくるのは目に見えていますが、秘策がありました。ソフトバンクの孫正義です。
孫さんもこの事業に興味を持っていたようで、すぐさま会食の約束を取り付けます。そして即断即決で500億出資すると言われたんです。
天下の孫正義を味方につければ怖いもん無し。だったんですが、突然ヤフーの株価が悪化。この話は破談になりました。
すると後日、孫さんからこんな話が来ます。
「宇野君、ADSLやらないか」
この時の宇野さんは混乱していたかもしれません。
ほんの数か月前に出資の話を一方的に破談にしてきたわけですから、「え、言ってんの」と。まるで何もなかったかのように韓国のADSLを買収した…て話をしてきたんですね。
光ファイバー事業が進んでいるからやらないと答えたんですが、その後とんでもない光景を目にします。
なんとYahoo!BBのパラソル隊が無料でADSLモデムを配っていました。資金力のあるソフトバンクだからこその、とんでもキャンペーンです。

こうなると価格が高い光ファイバーは苦しい。結局価格の安いADSLにのまれ、NTTのような大手にものまれ、事業はうまくいきませんでした。
そしてこの頃になるとホリエモンや三木谷浩史。さらにサイバーエージェントの藤田晋(すすむ)らIT長者、通称ヒルズ族が台頭してきます。

特に藤田晋さんは宇野さんが初めて創業した人材会社インテリジェンスに新卒として入ってきた縁がありました。
宇野さんは彼らの中でも一回り年上だったので、ついたあだ名が『ヒルズ族の兄貴分』。多分ワイルドな見た目やトラブル調整役な面もあってそう呼ばれていたんでしょうが…。
ここで衝撃の事実が発覚します。なんと宇野さんはヒルズに住んだこともなければ働いたこともない。ホントにただなんとなくのイメージで、勝手にそう呼ばれていただけでした。
藤田さんもわざわざ電話をかけて「いつからヒルズ族になったんすか?笑」と茶化してくる始末。宇野さん本人も苦笑するしかなかったとのこと。
そんな宇野さんですが、じゃあここからいよいよU-NEXTか。いや、まだです。
宇野社長の苦悩はまだまだ続きます。
次に打ち立てたサービス、それがGyaoです。

ABEMAの先駆け的存在で、無料で見れるブロードバンド放送。2005年に始めたこのサービスは世界的に見ても最先端のものでした。
しかもあのyoutubeよりも早く無料動画と広告というスタイルを確立します。
で、Gyaoって当時からすれば無料で見られるだけでありがたくもあったんですが、これがまたロクな番組がないんですよね。
無料でやってる映画やドラマも微妙な物が多いし、独自コンテンツもパッとしない。ほんと当時からすれば無料だから文句言っちゃいけないんだけど、それでも微妙だった。
当然番組作る側はかなりの投資をしたんですが、収益は出たのか。やっぱり無理だったんですよね。赤字になってYahooへ売却。
リーマンショックや自身が創業したインテリジェンスの株価下落、さらにはGyaoの失敗、銀行からの突き上げもあり、宇野さんはUSEN社長をおりることになります。
この方はいつなんどきも先を見通す力はすごいものがありました。
光ファイバーにしろ、無料動画コンテンツにしろ時代が追いつかなかっただけで事業は現代にも通用するものばかりです。でも色んなことが上手くいかなかった。
普通ならこのへんで嫌になってしまうはず。
でも社長はまだ諦めていませんでした。
ここでようやく登場するのがUSENから独立させたサービス、U-NEXTです。

光ファイバーの頃から一緒にやっていた社員を引き連れて、一度は否定された映像配信サービスを再度始めます。
当然周りからは「また同じことになるよ」という声。誰もネットで映画なんて見たくないんだよと。
散々マイナスな意見ももらう中、なんと成功しちゃうんですね。
早くから4K対応からスマホタブレット対応、ソニーのテレビのリモコンにU-NEXTを組み込む営業。はたまたアダルトだって取り揃える完全無欠な品揃え。
これらが功を制して今や国内ではNetflixやAmazonと同等の立場を築き上げました。
結局U-NEXTは何を目的とした企業なのか。それは親子二代にわたって脈々と築かれてきたコンテンツのインフラ化なんですよね。
自分で音楽は作らないけどあらゆる音楽がいろんな場所で流れている。映像は自分で作らないけど、あらゆる映像が色んな場所で再生されている。っていうプラットフォームを作る。

1960年台に大阪有線は音楽を流していましたが、音楽から映像に変わり、アナログからデジタルに変わり、色んな事業のしっぺ返しも食らったけど、宇野さんが泥に塗れてようやく完成させた映像プラットフォーム。それがU-NEXT。
あまり聞いたことない会社だな…って思ってた人。今や映画もドラマも家で気軽に一気見できる時代です。
その利便性に至るまでの約半世紀。人と会社の歴史があったり、宇野康秀という人の努力と根性の物語があったんです。
おすすめ動画
ちょっとU-NEXT興味出てきたぞって人。ここで見れるものの中でおすすめのドラマを紹介します。
イエロージャケッツ

全国大会に向かっていた高校の女子サッカーチーム「イエロージャケッツ」を乗せた飛行機が、カナダの深い森に墜落します。
救助が来ない中、少女たちは19ヶ月間ものサバイバルを強いられることに。

最初は協力し合っていたものの、飢えや絶望、不気味な現象に蝕まれ、やがて狂気に満ちたカルト集団的な行動をするようになっていきます。
これ最初は「遭難した女子高生が過酷なサバイバルをする話ね」くらいに思って見始めるんですけど、なんか色々おかしいしやばくねって瞬間が買い見えます。

実は遭難した女の子たちはすでに脱出して大人になっていて、過去の1996年パートと、大人になった現在パートが交互に進むLOST形式です。
大人になった彼女たちって全員どこかぶっ壊れてるんですよね。トラウマを抱えすぎてて、一見普通の主婦をやってるんですが、時々でサイコパス的な行動をしていたり。
「一体森で何があったんだ?」「今現代パートに出てきてない人はどうなったんだ?」と疑問がつきません。
過去の凄惨なサバイバルと、現在の謎が交錯するサイコロジカル・スリラーです。
©Showtime Networks Inc.
ゲーム・オブ・スローンズ

ブレイキングバッドと並び歴史的な名作ドラマとして知られるのがゲームオブスローンズ。
大陸「ウェスタロス」を舞台に、七つの王国の「玉座」を巡るダーク・ファンタジー。
予測不能な展開と膨大な登場人物。もう絶対に視聴者が望むような展開にはしません。

むかつく人物、癖のある人物が多い中、本気で国を思う人間や優しい人間がピンチに。さあ誰が助けに来るか。誰も来ない。現実は無情です。常に視聴者がこうあってほしい、あああってほしいと願う心を平気で踏みにじってきます。
超重要人物もバンバン死にます。昨日味方だったやつらもあっさり裏切ります。好きなキャラができても大体いなくなります。この人いなくなってドラマ大丈夫か。人気キャラだったんじゃないのか。関係ありません。次なる魅力的なキャラがどんどん出てきます。

ストーリーの中心は誠実で名誉を重んじるスターク家、圧倒的な財力と権力を持つラニスター家、かつての王家でありドラゴンの血を引くターガリエン家の三つ。
その中でも特にメインなのがスターク家。彼らは劇中で最も良心を持った一族として描かれますが、数々の悲劇に見舞われます。
でもその中にか細い希望があって、また次回また次回と視聴者は釣られてしまうわけですね。なんとか報われて欲しい、スターク頑張れと。
これを見ないと人生を損すると断言できる作品です。まだ見てない人はぜひ見てみてください。
そして重要情報。シーズン1。特にシーズン1ですね。絶対に家族と見てはいけません。場が凍ります。あとシーズン5のラストとかもヤバかったですね。もう延々とヤバイシーンが流れてる。
前情報なく見てたアメリカ国民は大事故起こしてたと思います。

ちなみに僕が好きなキャラはティリオンラニスター、サンサスターク、あとはラムジースノウ。
ティリオンは一番の人気キャラ。サンサは愚鈍で少女から異常者と渡り合うサバイバル力、冷酷な人間になっていく過程が面白い。
ラムジーは世界中で「誰かこいつを早く殺してくれ」とめちゃくちゃ願われたとんでもキャラ。みんなおすすめですけどこの三人が特に好きです。
©Home Box Office, Inc.
ザ・ソプラノズ

マフィアのボス、トニー・ソプラノを主人公にした犯罪ドラマです。
従来のマフィア作品とは一線を画し、マフィアを「現代社会のストレスに悩む中間管理職のような男」として描いた作品。
この辺一帯でマフィアの幹部として知られていますが、なんと普通にご近所づきあいもしているという気の良いご家族。
そもそもこんな太ったハゲのおっさん見て面白いのかって思うでしょうが、これが作品最大に魅力。なんでかこのおっさんが好きになってくんです。

トニーは一見粗暴な性格に見えますが、女にもてるし、実に面倒見がよくて男気溢れる性格。
にもかかわらず、息子はボンクラだわ、娘は反抗期だわ、部下には使えないやつはいるわ、妻からはしょっちゅう浮気を疑われるわ(まあこれはホントに浮気してるんですけど)。

挙句昔から友達にも売られ、FBIに毎度家宅捜索され、もうストレスが溜まりに溜まってセラピーに通うように。
マフィアの幹部がセラピー通いって絵が結構面白い。セラピーシーンは作品の見所で乱暴者に見えるトニーも実は繊細な面があったり。部下や妻には吐けない弱気な面があったり。
マフィアの肩書を下ろしたら、なんだこの人良い人なんじゃないかって見えてくるんですね。

人も殺してるし悪行も重ねてるのに、なぜか感情移入して応援したくなるって、視聴者からしたら非常に危険なシーンなんですけど、こうした深層心理に迫るところもソプラノズの魅力。
ゲームオブスローンズが出てくるまではHBO最高傑作と言われた人間ドラマがこの作品に詰まっています。
©Home Box Office, Inc.
ホワイトロータス

ハワイの超高級リゾート「ホワイト・ロータス」が舞台。
最初に「誰かの遺体が飛行機に積み込まれる」という不穏なシーンから始まって、そこから1週間前に時間が遡る構成。
「一体誰が死んだの!?」っていうミステリー要素で引っ張りつつ、チェックインしてきた富裕層の客たちと、彼らを迎える従業員たちのドロドロの人間模様が描かれていきます。

とにかく客が金持ちだけどイカれた人ばかり。
「うわー、こういう無自覚に傲慢で空気読めない人いるいる!」という、人間の嫌な部分の描き方が天才的。
結局、バカンスが終わって、富裕層の客たちは自分たちの問題はなあなあにしたまま、何事もなかったかのように日常(特権階級の安全な世界)へ帰っていく。

一方で、彼らに振り回された現地の従業員たちは心をすり減らしたり、搾取されたりという現実が容赦なく描かれています。
ハワイの美しい景色と、どこか不気味な展開のギャップも最高。単なるリゾート群像劇じゃなくて、格差社会や人間のエゴを皮肉たっぷりに描いた作品です。
©Home Box Office, Inc.
ダウントンアビー

イギリスにある大邸宅「ダウントン・アビー」を舞台にした時代劇ドラマ。
1912年タイタニック号の沈没事故により、伯爵家の財産と爵位の正当な後継者が亡くなるという事件から幕を開けます。

最初は「イギリス貴族のお上品な話でしょ」「絶対退屈でしょ」って思ってたんですが、この作品の特徴は貴族だけでなく使用人たちにも多くスポットライトを当てています。
階段の上では貴族が一族繁栄のために結婚や政治や色んな思惑が交錯する中、階下では使用人たちの野心や不満。時には仕える人間への敬意だったり友情だったり、または恋愛感情だったりというのがあるんですね。

そしてもう一つが歴史の変遷。作中で時代が流れ貴族の在り方が変わっていきます。貴族はどんどん金がなくなり、没落していくんですが、その移り変わりが歴史の勉強にもなるし、非常に興味深い。


おばあちゃん世代は「貴族が働く?なんてみっともない」ってとこから始まり、アメリカの金持ちたちと結婚し始め、最後には「お父さん貴族の娘だって自分で働く時代なのよ」と。
女性の社会進出。歴史に振り回されるだけでなく、たくましく生きていく女性の姿が描かれています。
©Carnival Film & Television Limited
ER

ERはHuluでも見れますが、Hulu契約する人少ないと思うんで入れてます。
医療ドラマってたくさんありますけど、ダントツナンバーワン。あの白い巨塔よりも面白い。

カメラがビュンビュン動き回って、専門用語がバンバン飛び交う。視聴者置き去り、血まみれの患者がバッコンバッコン運ばれてくる。そんなシーンの連続です。
スピード感と緊張感でERを超える医療ドラマはありません。

最大の魅力は、超ストレスフルな職場でありながら、お医者さんたちは自分の生活も家族もあるってこと。
患者Aが心肺停止になる横で、患者Bが暴れ、でも今は患者Cの処置をしている最中で、片手間に私生活の電話に追われる…みたいな。
このリアルさとストレスが、24時間患者が運び込まれるERというドラマを面白くしてるんですね。

で、この作品見るとやっぱ話が難しいと思うんですが、別に気にしなくていいです。アメリカって医療警察法廷に政治を加えた四ジャンルが人気ですけど、専門用語は音、音楽として楽しむもの。作ってる側も分かんないの知っててセリフに入れてるわけですし。
ERは15シーズンとながいんですが、見るのはシーズン8まででいいです。とっつきづらいって人も、シーズン1の18話が最も評価が高いし僕も好きな話なのでそこまで見てみてください。ここまで見てつまんなかったら仕方ないですね。
©Warner Bros. Entertainment Inc.
IMDB

おすすめの他に何見ようかなってときに、使いたいのが映画ドラマ批評サイトIMDBです。
サブスク加入って月額なのに膨大に映像作品がありますから、お金と時間の無駄は避けたいところ。
これ使うと駄作に遭遇せず時間の無駄をしなくて済みます。

大体7点超えてるあたりから見る価値のある作品が多いです。5点くらいの作品は全部じゃないけど駄作が多い。
ただしホラーやコメディ、SFは点数が低めに出るので、その辺は考慮して目安にしてみてください。
毎月金かかってくるわけだから、評価の高い作品を先に見た方が効率的。
日本語で検索しても大体出てくるけど、出てこない場合は英語名とかで検索すると出てきます。サイトにアクセスせずともGeminiとかに聞くでもいい。
点数制なので一つ一つレビュー見なくても一発で評価されてるかが分かります。
加入の仕方とポイントの使い方

U-NEXT加入するにあたって重要な情報が二つあります。
まず毎月ポイントがもらえます。出たばっかの新作見たいときはポイントを使うことが多いです。

こんな感じにU-NEXT内でポイント払ってもいいし、映画館代に変換することもできます。
対象の映画館から選んでクーポンを発行できます。ポイント払うと実際の映画代から差し引かれます。

僕もちょっと前にF1 The Movie見てクーポン発行してるんですが、1,500P使用。残りの額をクレカで支払ったみたいな感じです。

仕様がちょっとわかりづらいんですが、毎月1200Pもらえます。でもチケットは1500P必要。
足りない300円分はクレカとかで充当するとチケットを買うことができます。
映画ってチケット1枚1,800円とかだと思うんですが、1500Pでいいのか。大丈夫です。1,500P = 1チケットと思ってください。映画館の料金は関係ありません。

ただし4DXとかIMAXとかの割り増し分はこれまたクレカで払います。
これがポイントの使い方。
あと伝えたいことその2は加入の仕方。
普通に契約してもいいけど、amazonで30日見放題のギフトコードってのもあります。
普通に加入する場合、初めての人は31日分のお試し期間が使えます。期間中に抜ければお金払わないことも可能。
ただし解約が微妙な仕様で、前もって自動更新止めようとすると即座に使えなくなります。

NetflixとかAmazonとかは前もって停止しても期間まで使えます。U-NEXTだけがこのクソ仕様です。
だから期限ぎりぎりに解約手続きをしないと損しちゃうんですよね。解約忘れ狙いだと思いますけど、せっかく良いサービスなんだから姑息なことすんなよと言いたい。

そういうめんどくさいのが嫌って人はギフトコードも可。こっちは単月買い切りです。
会員登録後、メニューからギフトコードをいれると完了。毎月はいらんって人向けの短期契約的なやつですね。



映像サブスクってずっと入ってる必要ない。僕もU-NEXT入ってNetflix入って、Disney+入ってみたいなこと繰り返してます。
見たい物見たらすぐ次。新作・新シーズン出たらそっち。またはちょっと休憩みたいな。
だから初めて使う人ってもギフトコードはおすすめ。

てことで僕がU-NEXTを使う理由、Netflix比較、さらにU-NEXTがなぜ面白い会社かの話でした。


