ChatGPTとGeminiどっちが優れているのか。実は似ているようで、全く異なる個性を持っていることを知っているでしょうか。今回はこのAI二つの違いを深ーく考察していきます。
AIなんてどっちでもいいとか興味ないって人も、1分でいいから僕の記事を読んでください。1分面白かったら後ずっと面白いです。つまんなかったらどんまい。
聞けば明日必ず誰かに語りたくなる、そんなAIについてのお話です。
イーロンマスクの思想とラリーペイジの思想
まずAIを語るうえで超重要人物が二人います。
一人はイーロンマスク。もう一人がgoogle創始者ラリーペイジ。
イーロンはSFマニア。かねてからAIが人間に牙をむくことに警鐘を鳴らしていました。いわゆるシンギュラリティ問題。AIが人を超える転換点のことです。
その話を友達だったラリーペイジにしたのですが、彼の意見は違いました。
ペイジはAIが人間を葬ったとしてもそれは進化の過程でしかない。つまり恐竜が滅んで人間が出てきて…という流れの一つでしかないと反対。
さらに「機械が知性を得て人間に取って代わって何が問題なのか」。「自分が属する種を他より優れていると思うのは偏見だ」「なんなら種の差別ではないか」と極めて論理的かつ超人的な意見を出します。
この考え方は宇宙全体で見るとかなり正しいことを言っています。ペイジの発言を人種に置き換えたらよく分かりますが、「我々と同じ人種が未来永劫繁栄するよう、他の人種の文明レベルを管理する」これに近いことを言ってると指摘したのです。なるほど確かにマスクは人間寄りの意見であることが分かります。
ペイジは私生活も思想もあまり表に出てこない謎の多い人物ですが、これは彼の人となりが色濃く出ている発言だと思います。
結局イーロンは「違う人類はかけがえのないものなんだ」以上のことを言えませんでした。
「ちきしょうそれでも俺は人間が好きなんだよ」
議論で打ち負かされても、人類が末永く繁栄するべき、という考えを引き続き持っていたのですが…。
2014年にgoogleがディープマインドというイギリス発祥のAI研究企業を買収。これが後にgeminiを生み出す研究機関です。
マスクは大きな懸念を抱きました。
ペイジたちgoogleはAIが進化して人間を凌駕してもそれはそれで仕方ないというスタンス。もちろん人間が滅んでもいいとは思ってないわけですが、マスク目線危険思想に見えました。
技術には抑制が必要であり、ペイジ達にAIの未来を託すわけにはいかないと思ったんです。
そしてある男に会いに行きます。その男こそが、Chat GPTの創始者であり今や時の人となったサム・アルトマンです。
彼らはOpen AIなるものを作り上げます。後にChat GPTを生み出す企業です。
Chat GPTとGeminiの違いは何か。「AIとは人に寄り添うべき存在か否か」、これが焦点だったんですね。
人の意思に寄り添うべきだと思われて作られたのがChat GPT。技術は技術でそれ以上でも以下でもないと作られたのがGemini。これが大きな争点となって袂を分かっていったわけです。
よくChatp GPTことチャッピーにパス投げると、「その質問良いね！」みたいなこと返してくれます。これは人間に寄り添ったものであるべき、という思想が根幹だから。
その背景があるから、推論や対話の自然さに強いChatGPTと事実関係や実務調査に強いGeminiと言われています。
返し一つにもお互いの個性ってのが出てるんですね。
サム・アルトマンという男
アルトマンは一般人からすると突然出てきた起業家。え、誰？何した人なの？って思う方も多いはず。
彼がどんな人か説明するのに最適なエピソードがあります。なんと一度Open AI社からCEOを解任されています。
で、どうなったか。驚くべきことに戻ったんですね。CEOに。
事の発端はOpen AIを指揮する理事会。
彼らはアルトマンは不誠実であり、危険な存在だとして解任をします。
何が危険なのかは後で説明しますが、これに社員の90％以上が反対。なんと「アルトマンがいなくなるなら我々も辞める」と言い出します。なんじゃそのドラマみたいな展開。
有名どころでいうと、ジョブズやイーロンは会社にリスクを及ぼすと、自分が作った会社から追い出されたことがあります。一方アルトマンは社員との強い結びつきがあって、Open AIから切り離せない存在となっていました。
ここがアルトマンのすごいと言われる点なんですが、彼は生粋のエンジニアってタイプではなく、代わりに研究者たちが研究に没頭できる環境を作ることに長けていました。
資金がなければ調達してくるし、AIは規制が入りやすい分野ですが政治的な圧力からも研究者たちを守っていました。
しかも歴史を変えた企業のCEOとしては珍しく調和を求める温厚なタイプ。彼のもとにいれば非常に仕事がしやすかったわけです。
さらに一番の疑問。理事会はなぜアルトマンを解雇したかったか。というか理事会ってなんだって話。
理事会とはつまり取締役会。
Open AI社は非常に特殊な構造をしています。"非営利法人が営利法人を管理する構造"になっています。
はい、意味わかりませんよね。
僕なりに分かりやすくしますと、
"AIはとっても危険だから利益を求めない人達(非営利)が利益を出す会社の人達(営利)をちゃんと管理する構造"
つまり理事会とはお目付け役の取締役会というポジション。
出資者はいますが、彼らに議決権がないので株主総会にあたる組織がありません。
理事会は元々マスクの思想に近いです。AIはいつか危険な技術になる。だから規制したうえでゆっくり進む必要がある。利益優先でもいけない。
ですがアルトマンはそうは思いませんでした。技術なんて勝手に進むだろうと。この思想はむしろラリーペイジに近い。この違いが後になってマスクとも喧嘩別れのような形になりました。
まとめると、人類の調和と厳格なリスク管理を図るマスク。人類の調和を図るけど技術は勝手に進むから俺が最速で進んで管理するというアルトマン。人類はなるようになるし技術は勝手に進むという放任主義なペイジ。
アルトマンはちょうどマスクとペイジの中間的考えになるんですね。
理事会は別に悪の組織ってわけじゃないです。元々の思想に従うとアルトマンの進み方は危険だと思ったんです。こうして解任が決まったわけですが、社員達の猛反発。
というのも、アルトマンは社員達の社内株式売却の話をまとめている最中だったんです。この金額がかなりの額で、社員は大金を受け取るはずでした。アルトマンがいなければこの話はなくなります。
しかも理事会は解雇の理由を一向に話ません。報告義務を怠ったとか度重なる嘘があったという話らしいんですが、解雇に値する決定的な事案がなかったんですね。
結局彼は会社に残りました。辞めさせるなら今だと思った理事会。政治的に勝利したのはアルトマンの方でした。
基本的に彼に対する評判は好意的なものが多いです。"謙虚"、"冷静"、"穏やか"。
これがジョブズやマスクなど激情タイプだと、
「なんだこれは！」
「これをやったのはお前か？」
「お前はクビだ！」
みたいなことをちょくちょくありました。
ジョブズはいわゆるAクラス理論を唱えていて、共同創業者のスティーブウォズニアックやティムクックのような超A級プレイヤーのいるところにB級を呼ぶと今度はそいつらがC級を呼ぶ…として徹底して人選にこだわっていました。
マスクはマスクで、「ちゃんとしてないやつに優しくしたら、ちゃんとしてるやつに優しくしてないことになる」という超理論を唱え、結果誰に優しくすることもなく、社員を震え上がらせたことが多かったそうです。
アルトマンはこうしたパワハラマン達とは違うタイプ。権力や社内を掌握することに固執しないように見えます。が、なぜかいつも彼の思い通りに事が進んでしまうんですよ。
イーロンマスクと対立した時も年上で億万長者の彼を追い出しています。実際のところ追い出したというより、マスクが自分から離脱したのが正しいんですが、強くリスク管理を求めるこの男が目の上のタンコブになっていたのは事実です。
元々はマスクがCEOになるはずだったんですが、決定権のある上級職員にアルトマンが電話を一本入れて阻止しています。CEOになれず、しかし金は出し続けていたマスクは不満を漏らし、Open AIを去ることになります。
こうして権力がアルトマン一人に集中。その後CEO解任になったときも最後にはCEOに復帰。もう無類の政治力です。
さらにAI企業だから非営利目的で道徳的な看板を掲げているわけですが、実はそれらを盾に資金調達をしまくっていたりと。
表面通り誠実な人間性かもしれませんが、もしかすると全て計算づくなのでは…と邪推されることが多くあります。彼の人間性に関する答えは本当のところ分かりません。
ここがアルトマンという男の怖いところでもあり、魅力的なところ。そして僕が面白いと思うところであるんですね。
そして安全性をある程度危惧するけど、リスクも段階的に取っていく。さらに人類に寄り添ったAIである、というChat GPTの立ち位置が決まっていきます。これはアルトマンの思想そのものです。
イーロンマスクという男
AIの設計思想を知るならこの男に対する背景も知っておくべきです。
マスクは最初に言った通り生粋のSFマニアです。子供の頃は図書館にあったSF小説を片っ端から読んで全部読破していたような人間。
彼のAIはリスク管理されるべきって思想はここにあります。
アイザックアシモフが唱えたロボット三原則って知ってますか。有名なので多くの人が聞いたことがあると思います。手塚治虫もロボットの心を描いたのはなぜかってやっぱりこのロボット三原則の影響があったからかもしれません。
1.ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することで人間に危害を及ぼしてはならない。
2.ロボットは、人間から与えられた命令に従わなければならない。
ただし、その命令が第一原則に反する場合は除く。
3.ロボットは、第一原則および第二原則に反しない限り、
自己を守らなければならない。
古くはキューブリックの映画「2001年宇宙の旅」でHAL9000が暴走したシーンもありましたし、最近ではゲーム「デトロイトビカムヒューマン」でこのロボットたちの苦悩が描かれていました。
僕の好きなのでいうと、オーバーウォッチというゲームがオムニックという自立型AIのことを描いています。
その昔AI達の反乱が起こり、ジャック、ガブリエル、アナという3人を中心としたヒーロー達に鎮圧されます。しかし戦争を起こした原因として関係のないオムニックまで差別の対象となります。
その中には人と共存を望む者もいたり、人間に牙を向くものもいたり、人から愛情を注がれる者もいたり…と、下手したら彼らは人間よりも人間らしい心を持ってたりします。
(ちなみにマスクさんもオーバーウォッチ大好きで元カノのアンバーバードにマーシーというキャラのコスプレをしてもらったことがあったそうです)
当然SFには話の流れってのがあって、ロボットは人間を傷つけてはならんという条文があったら、人と対立したり傷つけないと話は広がらないわけですね。
マスクはなぜAIに対しリスク管理を求めるのか。それは子供の頃に読んだSF小説に元ネタがあるからです。彼の未来予想図には人工知能が人と対等に話していたり、人に牙を向いたりという少年期に思い描いた世界があるからです。
話は変わりますが、渋谷の女子高生100人に「イーロンマスクとは？」って聞くと、twitterを買ったお金持ちのおじさんってイメージが返ってくると思います。
でも実はガッチガチの技術志向です。
よく共感性のなさでジョブズと並んで評価される人ですが、ジョブズは技術的な事には精通してないし、エンジニアタイプじゃありません。まして品質管理なんてティムクックがくるまでアップルの弱点、生産も中国に丸投げでした。
一方マスクは何でも一から自分で作りたがるタイプ。電気自動車のテスラでも宇宙船開発のスペースXでもそうでした。必要な部品がある、でも金がない。なら自分で作って解決しようというのがよくありました。
一つ作って宣伝したら後は部下と工場と仕事だ…というジョブズに対し、マスクはこれが何万台作れるか、どのくらいのペースと品質で作れるか、という生産の視点まで持っています。
そんな技術のことが分かる彼だからこそ、思うわけですね。他人には任せたくねえなと。まして技術的なことが分かりもしない連中に決められたくねえなと。
例えば、トランプ大統領のことは自分の父親に似た「ほら吹き」と言っています。初めて会ったときスペースXによる民間の宇宙開発の必要性を唱えましたが、「NASAを復活させたい」と繰り返しトランプは言ったそうで、話は全然噛み合いませんでした。
マスクが若いころ政治家や金融系の道もあったわけですが、つまらないと切り捨てています。そんなことよりも技術的なすごいことをやりたいと。
だから技術の分かる人間こそ素晴らしく、その代表格である自分ならAIのリスク管理できると思っているんです。
マスクは最初「AIは非営利かつオープンソースであるべき」という思想を持っていました。で、実際に進化を目の当たりにすると意見を変えていきます。
AIはサイバー攻撃や軍事、犯罪利用と様々なことに使えてしまいます。
これはトランプのような技術に疎い政治家だったり。今AIの最先端を行くペイジやアルトマンのような(マスク目線)危険人物だったりも懸念材料です。
自分が独占的に支配すべきだとまでは言ってませんし、多分そこまでは思ってません。明らかに危険思想ですし、周囲が受け入れないことは自覚している。
でも自分の見える位置に置いておきたいというのが本音なわけです。
元々マスクはOpen AI社をテスラに吸収しようと考えていました。テスラは自動運転も研究してるし、何百万という車やドライバーを記録したデータもあります。世界最大級のAI実験場として、この上ない企業だったんです。
しかしアルトマン達は反対。「結局あんたのためじゃないの？」とマスク個人が支配できる構造の危険性を指摘しました。
リスクは大衆が共有すべきと唱えるアルトマン達に対し、技術も分かりリスク管理もできるものが中心であるべきと思想がシフトしていったマスク。
彼はのちにXのAIであるgrokを立ち上げますが、ここでマスクとアルトマンが明確に喧嘩別れすることになります。
余談ですが、ジョブズとマスクは同じ人に自伝を書かれています。ウォルターアイザックソンという人です。
自伝書の表紙でジョブズは顎に手を当ていて、イーロンは合掌するように手を合わせています。このおじさん達なにやってんだ？とさすがに意味があるんだろうと思い調べてみました。
ジョブズの仕草は沈黙を意味しているそうです。確かにこの人はプレゼンでも間を取ることがよくありました。沈黙も自分を表現する一部ととらえていたんでしょう。
マスクのこの手は何か。禅か何かかと思ったんですが、これは権力の掌握を意味しているそうです。彼はトランプが治めるような国のことも、ラリーペイジやアルトマン達がトップにいる大企業のことも信用していません。
じゃあ自分が管理するのかというとそうは思ってない。でも俺は中心にいるべきでしょ。そういうニュアンスが見て取れます。
ここにも彼がAIに対して持つ自分なりの回答が描かれていたんですね。
Chat GPTとGeminiどっちがいいか
古くなったりしないよう、記事に時事性をつけたくないのでなるべく機能的な話は避けますが、僕は今どっちがいいと思ってるかの話をします。
AI利用で一番多いのは質疑応答。多くの人が画像生成とかは必要ないし、応答に限った話をします。
結論から言うと、僕はチャッピーを使っています。理由は対話能力が高く、ストレスが少ないからです。
みなさん5W1Hという言葉を聞いたことがあると思います。どこ・いつ・なぜ、みたいなやつですね。これが正確に返せないとビジネス上嫌われます。
他にもクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンは知ってますか。いわゆるクローズド、閉じた質問はYES/NOで回答できるもの。オープン、開いた質問はYES/NO回答できないものです。
Geminiはこれが若干ズレているときがあるうえ、比較的理解しづらい単語を使うことが多いです。
実際の例を出します。「初心者向けに話して」とか注文を付けないデフォルトの会話を比較してみましょう。
「アマゾンはインド参入にどうしてうまくいったのか」
この質問に対してチャッピーは、
インド特有の市場環境に徹底的に適応した戦略を取った点にあります
これは正しい回答です。whyの質問にちゃんと理由で答えています。
一方Gemini。
成功を収めた背景には、インド特有の商習慣やインフラの課題を徹底的に「現地化」で解決した戦略があります
文章が硬いんですよね。
何度も読むうちに意味が分からなくなりそうです。10歳の子供にどちらをよませたいかというと、やはりチャッピーになります。
もうちょっと見ていきましょう。
「アマゾンがメキシコ市場を大切にしているのはなぜか」
回答は同じような感じだったのでまとめ部分を見ます。
まずチャッピー。
「成長市場」×「米国事業と直結」×「中南米のハブ」を同時に満たす、アマゾンにとって極めて戦略的な国だから
次にGemini。
「北米市場の延長線」でありながら、「中南米攻略の玄関口」、そして**「世界的な製造拠点のシフト（ニアショアリング）による恩恵を受ける成長株」**という、極めて戦略的価値の高い市場なのです。
もう一回言います。
これは僕の嫌いなタイプの答え方です。点数をつけると100点満点中マイナス300点くらいの回答。
まず「北米市場の延長線」うんたらのくだりがいりません。「北米から中南米への玄関口」とかでいい。
さらに「世界的な製造拠点のシフト（ニアショアリング）」の意味が分かりません。アマゾンは倉庫業であって製造業じゃありません。
てか日本語で製造拠点のシフトって説明してるのに、ニアショアリングって専門用語を付け足す意味が分かりません。
一般人に対して何かを回答するのに専門用語を使ってはいけません。回答なのに新たな疑問を生んでしまうからです。
僕の持論ですが、バカは難しい言葉をそのまま難しく伝えます。賢い人は難しい言葉を簡単に伝えます。そして超ウルトラバカは簡単な言葉すらも難しい言葉に変える魔法が使えるわけです。
(geminiがバカって話じゃなくて人間の話です。geminiはあくまでAIですから)
最後にもう一個だけ例を出します。
「アマゾンが中国参入できなかったのは共産党との親交をうまくきずけなかったからか」
「共産党との親交を築けなかったから」という説明は一部は当たっているが、決定打ではない
チャッピーの回答です。これは正しい答えです。YES/NO質問に対しなるべくYES/NOで答えています。
次にGemini。
単なる「政治的な親交」の問題だけではなく、**「スピード感の欠如」「現地化の失敗」「強力な競合の存在」**という3つの大きな壁にぶつかったためだと言われています。
これもそうです。Amazonは親交を築いたのかってYES/NOに対し、「大きな壁にぶつかったため」と理由を答えています。
これは「政治的なこと以外にどんな問題があったのか」というhowの問いに対する答えであって、僕の質問じゃありません。やっぱりズレてます。
こういったズレは本当に積み重なるとストレスになります。気にしない人はしないでしょうが、僕はします。
例えばですが、会社のオフィスにお菓子が置いてあったとして。
「このお菓子食べていいですか？」
「あ、ダメですよ」
これがチャッピーの回答。
「このお菓子食べていいですか？」
「あ、Ａさんのお菓子ですよ」
これがGeminiの回答。
伝わりますかこの違い？
多分Aさんのだったら食べちゃダメなのは分かりますが、僕はYES/NOで答えてほしいんですよ。もしかしたらお土産で置いたお菓子かもしれません。そうすると僕はまた聞き返さなきゃならないんですよね。
これがいわゆる使えない新人＆バカ上司構文になります。でもこのニュアンスを理解できない人は一生できません。ここで僕は解剖医・養老孟司先生でいうところのバカの壁を作ります。あ、理解しあえねえなと。
AIにも個性がある
僕の場合は疑問解決にはチャッピーの方がストレスが少ないことが多い。だからこっちを使います。
ただし今の時点では画像生成においてGeminiの方が圧倒的に優位があります。youtube動画作成で役に立ってるのは実はGemini。
つまりAIには向き不向きがあり、個性があるってこと。そして個性は元々の生みの親たちの設計思想が強く影響してるということ。
このへんを理解すると、これから生まれてくる新顔AIも含め、どんな使い方が向いているか、どういう立ち位置になるのかって理解につながるんですね。
てことで、各AIサービスの思想や僕が今どっちを使っているかの話でした。
もし今回の話が面白いと思った人はマスクやアルトマンの自伝を読むともっと面白いし話の理解が深まります。尺的に話せなかったこともたくさんあります。
マスクの方は世界一有名な自伝スティーブジョブズを書いたアイザックソンが描いているので文句なく面白い。
アルトマンの方は書き手が余計なことばっか話してちょい微妙ですが…アルトマンの話自体は楽しく読めます。
動画解説
