初めてモニターライトを使ってみました。めずらしく提供品をレビューしますが、忖度なしに評価します。
この記事の結論
- モニターライトいらないと思ってたけど、全然使い道がある
- アレクサ対応じゃないのが致命的
- 間接照明好きなら考慮の余地だが、2万はさすがに高い
(本商品はBenQ様の提供品です)
モニターライトは部屋の電気の不便さを解消できるか
モニターライトの利点は3つ。
- 部屋が暗いときの調光
- 目の疲れを減らす
- デスク環境の雰囲気づくり
なんでも、モニターの光と部屋の明るさに差があると、目が疲れやすくなるそうです。
確かに、明るい部屋で暗いモニター見てると見づらいですし、逆もまたしかり。眼精疲労の原因に。
そのへんうまい具合に調節してくれるのがモニターライト。部屋の電気と違って画面に光が映り込まないし、デスク周りが見やすくなります。
もちろん明るい部屋でも使えますが、一番使うのは暗めの部屋となるでしょう。
で、眼精疲労的にはどうなのって話。色々使ってみましたが、ぶっちゃけ良く分かりません。ブルーライトカットシートと同じで、多分効果あるんだろうけど、実感しづらい印象です。そもそも、目の疲労を抱えたくないなら、暗い部屋でモニター使うなって話でしょうし。
ただ、色々使ってみて僕なりの使い方は夜になりました。
寝る前なんかは間接照明に切り替える人もいると思います。僕も寝る前にパソコン使ったり、読書環境を整えたりするときは電気を消して全て間接照明にします。その際はデスク周りを照らしてくれるので役に立ちます。
真っ暗な状態だとさすがに抵抗あるので、モニターライトがあると程よく周囲を照らしてくれます。
他のテープライトなんかと組み合わせると以下の感じ。
色々な使い方する人がいると思いますが、僕は完全に夜寝る前用。ほんのりとした灯りで作業するときに使っていこうと思いました。
もちろん寒色光にして、明るいときに照らすのも良いです。ただ、昼間は部屋の明かりが充分だし、僕みたいに背面がカーテンだと効果が薄いです。壁なら反射してそれなりに効果あるんでしょう。
そもそも昼間ってモニターライト別に要らないと思うんですけどね。手元の明るさって必要でしょうか。
僕みたいに夜間や部屋暗い状態で使うパターンと、どっちがスタンダードな使い方なんでしょうね。
BenQ ScreenBar Haloの外観とレビュー
メリットや機能について
今回僕が使ったのがBenQさんから提供されたBenQ ScreenBar Halo。現在の価格で約2万円です。
Haloの特徴が、このリモコンです。ボタンをタッチしたり、クルクル回して照明の色や照らす方向を変えたりします。
謎なんですけど、乾電池3本です。2本じゃないんですね。
Type-Aなので、一般的にはモニターの差込口にそのまま差すことになるでしょう。
モニター上部にひっかけるだけなので、締め付けたりしてモニターを痛めたりはしません。うまい具合にひっかかってて安定感があるので、地震とかでも多分落っこちません。
ちなみに湾曲モニターでも使えます。
照明は前、後ろ、前後ろ両方につきます。また、暖色と寒色光の二種類の色があります。
厳密には8種類のようです。一般的に作業に集中したいときは寒色、リラックスしたいときは暖色って言われています。
また、自動調光機能がついています。このへん面倒くさい調整が必要なくて便利。安いモニターライトにはついていないので。
さらに、BenQが技術的にプッシュしたいのが非対称光を実現したこと。
これは、モニターライトの照明自体がモニターに映り込んでしまう現象を防ぐもの。
で、僕も試してみたんですが、確かにほとんど映り込みが入っていません。実際光がモニターに入ったら使いづらいので、これは必須かもしれません。
デメリットについて。アレクサ対応じゃないのがきつい
で、最も不満なのが、アレクサ対応ではないところです。これが致命的すぎます。
(ただしモニターライトの電源入れたままモニター消すと、次回モニター付けたときに自動でonになってます)
当たり前ですが、アレクサの最も多い仕事が電気のon off。他の照明と連動できないなら、それだけで買う気になれません。
ただ、絶対にできないわけでもなく、type-A付きのスマートプラグを使えば可能です。Merossなんかがそういうの売ってます。USBポートがついているタイプの電源タップ兼スマートプラグです。
面倒くさいのがtype-Aということなんですよね。床に置いて使うほどモニターライトのコードは長くないので、机に設置する必要があります。
これ買ってまでやるかというと、僕はやりません。
これに付随した第2のデメリットですが、リモコンが邪魔です。アレクサ対応でないため、机の手の届く範囲にリモコンを置いておかなければなりません。
それほど大きな物じゃないのが救いですが、モニターライトのために極力物を置きたくありません。
BenQモニターライトの種類による違い
このモニターライトには大きく3つ種類があります。無印、Plus、Haloです。ぱっと見違いはリモコン、間接照明モードと曲面モニター対応くらいかな?と思ってましたが、結構違います。
まず値段ですが、各モデルで3,000~4000円ずつくらい差があります。
まず、本体カラーがそれぞれ違います。デスクの色合いは人によって統一すると思うので、ブラックとかホワイト縛りしてる人は気を付けましょう。
さらに、ウェブカメラつけてる人はHaloを選ぶことになります。
また、前述のとおりHaloは乾電池式のリモコンなので、電池が必要になります。まあリモコンの電池なんてそんなすぐ切れたりしないでしょう。
で、外寸もそれぞれ違います。Haloが一番でかくて重い形状をしています。特に縦幅は太いとやたり目につくというか、ブラウザのタブあたりに干渉してきそうなので、細いにこしたことはありません。
迷ったらHaloで良いんじゃないでしょうか。さすがに本体タッチ式とかはダルいです。
結論、モニターライトは思ったより良い。けど2万は高い
結局この商品は買いなのか。微妙です。
良い面を言うと、モニターライトなんていらないじゃんという僕の偏見を崩してくれ、普通に日常でも使ってます。決して使わない商品とかではないです。
特に、夜リラックスしたい雰囲気で動画視聴したり作業するときありがたい存在となっています。
一方でアレクサに対応してないため、提供じゃなかったら多分自分では買っていません。さらに受ける恩恵が2万円と釣り合うか加味するとやはり微妙と言わざるを得ません。このお金でもうワンランク上のモニターが買える値段なわけですから。
Yeelightなんかがアレクサ対応のモニターライト出してるので、やっぱそっちに目がいっちゃいます。BenQは設置のしやすさや機能なんかは良いので、すごくもったいないなーという感じ。
僕は間接照明が好きで、モニター付近に増やせたのはすごく嬉しいんですけどね。
少なくともIOT化されれば、考慮される商品だと思います。
という、正直な感想でした。