中国地方の街並み観光だと、倉敷、尾道、あとは鞆の浦あたりが挙げられます。実際に行ったのでモデルコース含めそれぞれどんな感じかご紹介します。
倉敷と尾道どっちがおすすめ？鞆の浦はどう？
それぞれの違い
倉敷 → 観光場所が集中してる。にぎやか。ザ・観光地って感じ
尾道 → 町全体をめぐるのが観光。レトロ
鞆の浦 → 観光地という感じじゃない。町並みは美しい
倉敷
(所要時間3~4時間くらい)
倉敷は倉敷美観地区を回ることになります。倉敷駅から10分くらい歩くとあります。
人も多くてにぎやか。ザ・観光地って感じ。古い町並みが売りの場所っていくつかありますが、倉敷は川沿いであることが特徴的です。
舟で回ることもできるし、人力車とかでめぐることも可能。観光地にありそうなものは大体あります。
また、新しい目のお店も結構あって、ミッフィーやスヌーピーのカフェがあったりもします。
エリアは集中しているんですが、意外と広くて、全部見ようと思ったら結構時間かかるんじゃないでしょうか。
ざっと回ってご飯も食べてってことでしたら、3~4時間もあればOKです。
アクセスも良いし、関東の人は行きか帰りの新幹線の時間も含めると、良い感じに1日過ごせます。初日か最後の日に回りましょう。
尾道
(千光寺付近は上り下りで2~3時間ほど)
尾道は千光寺あたりが観光地として有名です。坂道沿いに家があったり、お店があったりと、絵になる光景なんですよね。
猫の細道と言われるエリアもあり、このへん猫たちがウロウロしてます。
猫好きの人には良いかもしれません。
狭い小道を通っていく楽しさ、探検する楽しさがあります。
尾道と言えばやっぱり坂道小道と猫ってイメージですもんね。
千光寺付近では、自分で登るかロープウェイで行くか選べます。
一番上手いこと楽しむには行きでロープウェイ、帰りに文学のこみちから降りてくる方法じゃないでしょうか？
僕は全部歩きでしたけど、登りはそこそこ大変でした。
で、ここからは僕の経験談、感想を言います。
尾道行きたい人の多くは、天気の良い上からの景色が好みだと思うんですが。
言いたいことが二つあって、今やソフトで空や色を加工しまくってよって話。(画像のやつは割とナチュラルです)
多分綺麗さと不自然さを同時に感じたら、色彩とかをいじりまくってます。
もう一つが雨の日だと微妙ということ。そう、当たっちゃったんですよね雨の日に。
やっぱ天気の良い日に太陽を感じながら探検したいじゃないですか。なので、僕は尾道の真の良さを伝えられないと思います。
夜景なら雨も関係ないかと思い、以下は夜に撮影。
雨とか夜の尾道の載せてる人あんまりいないんで、写真的にはこれはこれで趣あると思います。
やっぱ晴れの日に来たかったなーというのが正直なところ。観光するなら天候に左右される場所だと思います。
尾道は町全体がレトロな感じなんですが、ここが観光地だよ！みたいなのは意外と少ないです。
観光地というより、住むとしたら良さそうな雰囲気の場所だなーとずっと感じていました。
あと、「かみちゅ」、「ファフナー」、「ぽんのみち」などアニメ聖地としても名高いです。NHKでも「てっぱん」の撮影地でした。
坂道って絵になりますもんね。おまけに街並みも良いときたら当然でしょう。
最近放送してる「ぽんのみち」は広島弁がおかしいとか、つまんねえとか言われて大爆死したアニメですけど、商店街の人はきちんと置いてくれてるみたいです。
あと、有名なのが尾道ラーメン。背油が特徴のラーメンらしいですね。
本音で語りますけど、メッチャ普通でした。今やこの手のラーメンってどこでもあるのでは...?と思ったり。まあお店によっても違うのかもしれません。
鞆の浦
(所要時間 1時間半くらい)
鞆の浦はポニョの聖地として有名です。
広島のビジネス街的な福山駅からバスで片道40分くらい。
古い町並みとポニョの影響もあって、そこそこ観光客がいます。
ただ、観光地っぽいものはほぼありません。街並みを見て楽しめる人が行くところです。
有名なのがここ。夕日がとっても綺麗だそう。あいにく雨。
で、色々見て回った感想ですが綺麗な街並みなのは確かです。
一方で不満というか、車がかなり多いです。細い古風な道を歩いている最中、ガンガン車が走っていきます。しかも道が狭いんですよね。
あと小話ですが、トイレとか喫煙所とかあんま見かけません。街中はお店もないので、ちょっと困ります。
特に喫煙所ですが、路地裏とかにめっちゃ捨てられてる場所がありました。観光客が吸う量じゃなかったので、多分地元の人じゃないでしょうか。
広島って喫煙者に優しい街で、居酒屋とかお店の前に喫煙所が結構あります。撤去したらクリーンな町になるかと思いきや、こんな弊害があるんだって感じでしたね。
倉敷、尾道、鞆の浦、どこがおすすめ？
観光気分でにぎやかなところに行きたい → 倉敷
天気の良い日に歩きたい → 尾道
なるべく人が少なく、古風な場所に行きたい → 鞆の浦
全部古い町並みが好きな人にはgoodな場所です。上から順に人が多く、観光地してます。
近いので全部回ればいいじゃんって感じですが、街並みが武器の3か所ともかなり趣向が違います。
最も観光地らしいのが倉敷で、人も多くエリアが集中してます。3~4時間もあれば全部見れます。
尾道は色々な聖地として超有名ですが、このお店この場所目当てって感じじゃありません。天気の良い日に町並みそのものを楽しめる人が行くところです。
ポニョで有名な鞆の浦は町自体は古くて美しいです。が、観光するものはマジでなんもありません。
尾道～倉敷の車なしモデルコース
倉敷と尾道は電車で2時間くらい。多分多くの人が倉敷 → 尾道 → 広島駅という流れになると思います。
鞆の浦に行く場合は、中間地点の福山駅からバスでちょいと南に向かいます。
例えば2泊3日の場合、
1日目 移動＋倉敷
2日目 (鞆の浦) + 尾道
3日目 広島 ＋ 移動
逆から回ってもOKです。
倉敷は3~4時間くらいなので、新幹線乗る日に合わせたらちょうど良く一日過ごせます。
一緒に鞆の浦も回る場合は、やはり尾道と組み合わせるのがベター。
鞆の浦(午前中) → 尾道の千光寺付近のみ(午後)って感じになります。ただしこれは結構忙しいです。朝早くから行かなきゃいけません。
また、千光寺付近だけなら可能ですが、尾道の商店街やら街並みをぶらぶら回るなら、やはり尾道には1日使った方が良いです。
個人的には尾道に1日使ってゆっくりする方をおすすめします。
おすすめの宿泊先
このあたりを回るなら、基本大手のシティホテルをおすすめします。別に温泉とかないし、アパホテルやとかなら安いし便利だからです。
特に広島は外出ればおいしいものがたくさんあるので、中途半端に高くて料理出るところより、外食費にあてたほうがいいでしょう。
今回僕も倉敷-尾道-広島に泊まりましたが、以下のような宿泊地でした。
ただ、シティホテルは室内風呂しかほとんどない。
広いお風呂入りたい＆安いところってことで、二日目に"天然温泉 尾道みなと館"に泊まりました。
お風呂自体は普通の大浴場って感じですが、面白いのがたくさんあるシャンプーリンスから自分で選んで持ってって良いこと。
部屋の作りもちょっと面白くて、まさかのベッド＆ロフトです。マッサージチェアもあります。
以上、尾道-倉敷の旅でした。
