岐阜の飛騨高山は白川郷五箇山と一緒に巡るのがベストです。飛騨高山で1日。白川郷五箇山で1日。あと1日は郡上八幡がおすすめです。高山と同時に映画「君の名は。」聖地の飛騨古川も訪れると良いでしょう。


飛騨高山観光モデルコース車なし。電車で行く一人旅&女子旅の岐阜旅行
古い町並み巡りモデルコースと乗り換え一覧
- 東京 → 名古屋駅 → 岐阜駅 → 郡上八幡城下町プラザ(岐阜バス)
大阪 → 郡上八幡IC(高速バス) → 郡上八幡城下町プラザ(デマンドタクシー) - 1日目 郡上八幡 (郡上八幡泊)
- 郡上八幡城下町プラザ(デマンドタクシー) → 郡上IC(濃飛高速バス) → 高山駅
- 2日目 飛騨高山~飛騨古川 (飛騨高山泊)
- 高山駅 → 白川郷(濃飛バス)
- 3日目 白川郷~五箇山
- 五箇山→新高岡駅(世界遺産バス) →富山駅(北鉄) → 東京 or 大阪
google mapの仕様上、車での行き方になってますが、電車も同じ経路です。
名古屋から北へ向かって、最後は富山まで突き抜け→東京か大阪に戻るイメージです。
北陸方面から来る人以外ならこの経路が一番効率的でしょう。


郡上八幡(ぐじょうはちまん)
郡上八幡は岐阜県で清流と名水の城下町と呼ばれる古都です。
ここは観光向けの店がありながらも、人通りが少なくゆっくり観光できます。
飛騨高山へ行く前の通り道のつもりでしたが、素晴らしく美しい町並みで感動しました。


いたるところに水の小道や川があり、まさに「水の町」と言う感じです。
観光していると、いたるところから聞こえる水のせせらぎが心地良いです。
他にも町人や鍛冶の街並みが残っており、古い町並みが好きな人にはもってこいの場所です。





素晴らしいのが古い町並みが一か所に集中するというより、街全体に広がっていることです。誰も住んでいない観光スポット”名家 ~家”てきなものではなく、山と水のせせらぎと住民の暮らしが全部マッチしていて、本当に風情を感じます。

夜に”まるみつ”さんという食堂でご飯を食べたんですが、余ってもったいないからと帰り際大判焼きを2つも渡してくれました。(優しい)
郡上はかた焼きそばが名物らしく、ここでも食べられます。僕はがっつり洋食をいただきましたが。


郡上は基本、観光客も少ないので、人混みが嫌いな人はとても良い選択肢になります。
東京名古屋方面の人は名古屋→岐阜駅へ移動し、バスターミナル14番から向かいます。
城下町プラザのバス停で降車しましょう。

大阪方面から来る人は高速バスの直通があります。
大阪駅前から高速バスで4時間ちょい。
要予約です。
ここから飛騨高山に行くには、一度城下町プラザから郡上ICまで行く必要があります。
デマンドタクシーを呼ぶと350円で行けます。歩くと30分くらいかかるので、タクシーを呼びましょう。
大阪から高速バスで来た場合も郡上IC着なので、こちらのタクシーが必要です。
郡上インター デマンドタクシー予約
郡上ICに行くと、高速バスで高山駅に着きます。
高速バスは要予約です。
東京 → 名古屋 → 岐阜駅 → 郡上八幡 城下町プラザ(バス)
→ 郡上IC(デマンドタクシー) → 高山
大阪 → 郡上IC(高速バス) → 郡上八幡 城下町プラザ(デマンドタクシー)
→ 郡上IC(デマンドタクシー) → 高山

え、こんな場所に本当にバスくるの?って不安になりますがちゃんと来ます。
10分くらいは遅れてきましたが、高速ですしね。
飛騨高山~飛騨古川
飛騨高山と飛騨古川の違いは?
高山は都会で観光客も多いですが、古川はその逆です。
また、古い町並みの高山に対し、古川は城下町という感じです。
高山から15分ほどで古川に行けるので、どちらも回ることをおすすめします。
飛騨高山
古い町並みと食べ歩き

飛騨高山と言えば「古い町並」です。これが正式名称らしいです。
非常ににぎわっていて、町の景観も美しいです。

一番の見どころは地図上赤で囲まれた上三之町エリア。

喫茶店やご飯処、お土産屋がメインになります。
飛騨の名物は五平餅と飛騨牛串。


牛串はちょっと高い場合が多いんですが、普通に超おいしいです。
また、五平餅と言えば「君の名は。」でも食べられてたアレですね。
餅と言うよりは餅に近いご飯と醤油で香ばしい感じでしたね。

あとみたらし団子。
これ結構曲者で、なんと醤油味の団子です。
みたらしって勝手に甘いタレのことだと思っていましたが、本来は身を清めるの意味だそうで。
隣にいた人が「まずっ」って言ってました笑
まずいというよりは、想像の味と違いすぎてビックリする感じですね。
味自体はお正月に食べる醤油味のお餅そのものです。

あとこんなのもうってました。やきいもの自販機みたいです。
レトロで面白いですよね。

街並みの写真をじっくり撮りたい人は朝6~8時くらいが良いです。
お店もまだ空いていないので、地元の人しかいません。
もしくは夜ですが、かなり暗いです。

写真はカメラを限界まで明るくしたやつですが、実際は手元が見えづらいレベルです。
店とかも夕方位から閉まります。

三之町を見たら一之町と宮川付近も見てみましょう。
宮川と高山陣屋前では朝市が開催されています。
特に宮川朝市は三大朝市として有名です。
高山陣屋

高山に行くと観光地として紹介されるのが高山陣屋です。
昔のお役所的なところで、国の史跡に指定されています。
ぶっちゃけ無理して行く必要ないと思っています。
一言で言えば、修学旅行で行かされそうな場所です。
実際、前を歩いていた修学旅行生が「お前ら見る気ないやん笑」とか言って高速で駆け抜けてました。



ただ、自分は古い家の雰囲気が好きって人は行ったら面白いと思います。
あとは展示品の数々。
蔵が何層にも続いていて、歴史的にも価値のあるものが飾られています。
飛騨の里

高山から片道30分近くに飛騨の里と言う合掌造りの集落があります。
こちらも高山と言えばの観光地として有名ですが、正直行く必要ないかもしれません。
理由として、最大の合掌造りの地である白川郷に近いからです。
「翌日白川郷に行くんだったら、別に来なくてよかったんじゃ…」と素直に思いました。
一周するのに大体30分~1時間くらいです。

ただし場所自体は緑に囲まれて雰囲気があります。
白川郷に行く余裕がない人は選択肢に入るかもしれません。

行き方は高山駅から15分程度歩いて「民族館口」バス停へ。
そこから10分もすれば着きます。
ちなみにバスは遅れてくる場合もあるので、心配しないでください。
飛騨古川
飛騨古川は高山駅から15分で行けます。
エリアが狭いですし、ちょっと行って帰るなら高山とセットで回れます。
ただし1日で回るなら前述した陣屋と飛騨の里はパスしないと時間に余裕がありません。


飛騨古川はなんといっても、鯉です。
丸々と太った鯉が何百匹と放流されているのに驚きです。


ちなみにここは「君の名は。」の聖地としても有名です。


お店側も猛プッシュしています。

さすがに公開から結構経っているので、聖地巡礼しているぽい人はいませんでした。
他にも図書館や気多若宮神社などが舞台になったので有名だと思います。
ご飯処は少ないので、高山の方で済ませましょう。
ざっと1時間もあれば観光エリアをぐるっと回れます。


白川郷~五箇山
白川郷は石川県金沢市から行くルートと岐阜県高山から行くルートがあります。
高山からは北陸バスか濃飛バスを使います。どちらも高山濃飛バスセンターから運行しています。
予約不要の定期バスか、予約して指定席で行くことも可能です。半分以上予約バスなので、基本下記から電話かネット予約してください。
もちろん空いていれば当日に高山バスセンター現地で予約制バスの乗車券を買うこともできます。
白川郷

白川郷は行ってみると案外観光地化されていて、想像と違うかもしれません。
できるなら桜・紅葉・雪の時期を狙うことをおすすめします。
紅葉時期は10月下旬から11月上旬と言われています。
が、見極めが難しいです。
僕が10月下旬に行ったときは2割程度も咲いていませんでした。

ウォーカープラスというサイトが、現在の紅葉状態を教えてくれるのでチェックしてみましょう。
観光向けの店も多く、食事処やお土産屋がたくさんあります。

五箇山

白川郷の人混みがなくなったのが五箇山です。
エリアが狭いので結構すぐ見終わります。
横でガイドっぽい人の話がチラッと聞こえたんですが、
「急いで行くと案内するところがなくなるから、ゆっくり座りましょう」
なんて話をしていました。


ただし、観光向けの店がエリア内で展開されていないので、合掌造りの雰囲気はこちらの方がリアルです。
じゃらんnet
新高岡駅
帰り道に寄っただけの富山新高岡駅の雲が近くてえぐかったです。
ぜひ帰りがてら空を見上げてみてください。



宿泊したホテル
宿泊先は特別悪いところもなく、普通だったので箇条書きだけします。
郡上八幡 → あさの旅館
安い。価格相応
高山 → 飛騨高山温泉 高山グリーンホテル
駅近で露天とかあるのはすごい。ただ観光スポットからちょい遠い
飛騨古川 → 飛騨古川スペランツァホテル
めっちゃ安い。けど浴場ないしwifiがまさかのオープンネットワーク
富山 → ホテルアルファーワン富山駅前
安い。普通のシティホテル。コスパ良し