Macbook Air M4発売しました。結論M3とほぼ一緒なので、どっち買っても良いです。逆にM2、M1乗り換えなら良い買い替え先となります。
この記事の結論
- M3からの乗り換えは不要(ほぼ同じ)
- M2からはゲーム・動画編集やるなら乗換はアリ
- M1からは良い乗り換え先
M4とM3の比較

以下に、MacBook Air M4とMacBook Air M3の違いを分かりやすく表にまとめました。
項目 | M4 (2025) | M3 (2024) |
---|---|---|
チップ | M4 | M3 |
CPU | 10コア (P4+E6) | 8コア (P4+E4) |
GPU | 最大10コア | 最大10コア |
Neural Engine | 18コア | 16コア |
メモリ | 最大32GB | 最大24GB |
帯域幅 | 120GB/s | 100GB/s |
外部ディスプレイ | 本体開いた状態で2台 + 本体ディスプレイ | クラムシェルモード時のみ2台 |
カメラ | 12MP | 1080p FaceTime HD |
ポート | Thunderbolt 4(USB-C) | Thunderbolt 3(USB 4) |
Wi-Fi & Bt | Wi-Fi 6E / Bt 5.3 | Wi-Fi 6 / Bt 5.3 |
カラー | 新色スカイブルー追加 | 従来色 |
M4モデルでは、性能、メモリ拡張、外部ディスプレイ対応、カメラ、ポート などが進化してます。
ぶっちゃけほとんど変わってない。地味にうれしいのはポートがThunderbolt4になったのくらい。
GPUコア数ですがあくまで最大ですので、お金出してスペック上げる必要があります。

違いをまとめると以下。
1. チップ性能の向上
- CPUコア数: M3は8コア(高性能コア4つ+高効率コア4つ)でしたが、M4では10コア(高性能コア4つ+高効率コア6つ)に増加。
- GPUコア数: M3の最大10コアから、M4では最大12コアに強化され、グラフィック性能が向上。
- Neural Engine: M3の16コアから、M4では18コアに増加し、機械学習やAI関連の処理能力が強化。
2. メモリとストレージの拡張
- ユニファイドメモリ: M3では最大24GBまで対応していましたが、M4では最大32GBまで拡張可能。
- メモリ帯域幅: M3の100GB/sから、M4では120GB/sに拡大。
3. 外部ディスプレイ対応の強化
- 外部ディスプレイ接続: M3モデルではクラムシェルモード(本体を閉じた状態)で最大2台の外部ディスプレイに対応していましたが、M4では本体を開いた状態でも最大2台の外部ディスプレイに接続となり、合計3画面での作業が可能。
4. カメラ機能の改善
- フロントカメラ: M3の1080p FaceTime HDカメラから、M4では12MPのセンターフレームカメラに進化。
5. ポートと接続性の向上
- Thunderboltポート: M3のThunderbolt 3(USB 4)ポートから、M4ではThunderbolt 4(USB-C)ポートにアップグレード。
- ワイヤレス接続: M3のWi-Fi 6およびBluetooth 5.3に対し、M4ではWi-Fi 6EおよびBluetooth 5.3をサポート。
6. カラーバリエーションの変更
- M3モデルのスペースグレイに代わり、M4モデルでは新色のスカイブルーが追加。
チップのベンチマーク
(出典: blog.geek.com.jp/)
テスト項目 | M4 | M3 | |
---|---|---|---|
Geekbench 6 シングル | 3844 | 3003 | +28% |
Geekbench 6 マルチ | 15110 | 11825 | +28% |
Cinebench R23 シングル | 2101 | 1903 | +10% |
Cinebench R23 マルチ | 12127 | 10458 | +16% |
まずベンチマークですが、予想されていた通り順当に上がっています。ただ違いが分かるほどかというと微妙かも。
タスク | M4 | M3 | |
---|---|---|---|
ファイル圧縮 | 1500 MB/s | 1260 MB/s | +19% |
Clangコンパイル | 118.2 Klines/s | 94.6 Klines/s | +25% |
HTML5ブラウザ | 335.8 ページ/sec | 264.5 ページ/sec | +27% |
PDFレンダラー | 396.3 Mpixels/sec | 313.9 Mpixels/sec | +26% |
レイトレーシング | 17.8 Mpixels/sec | 12.9 Mpixels/sec | +38% |
ソフトを動かした場合、こんな感じの模様。
レイトレーシング性能は結構上がってるようです。前回のM3も一番上がってのはレイトレ性能。より画像処理する人向けになりました。
GPU | M4 | M3 |
---|---|---|
ベースクロック | 500 MHz | 500 MHz |
ブーストクロック | 1800 MHz | 1600 MHz |
シェーディングユニット | 1280 | 1280 |
TMU | 80 | 80 |
ROP | 40 | 40 |
TGP(総消費電力) | 18W | 15W |
計算性能 | 4.6 TFLOPS | 4.1 TFLOPS |
PC詳しくない人だと用語が難しいと思います。ざっくり説明すると以下。
TMUはテクスチャーマッピングユニット。3Dモデルとかに使われてるものです。ROPはレンダリングアウトプットユニット。データを処理して画像や音声を生成するもの。どっちも変わってません。
性能向上の分だけ消費電力は上がってます。
一番下のTFLOPS(テラフロップス)は1秒間にどれくらい処理できるかを表したものなので、数字が大きい方が良いんだなくらいに思ってください。
簡単にまとめると、画像処理性能は微妙に性能と消費電力が上がったよ、です。2つ目の表でレイトレ性能が上がってるのもそういうこと。
M1勢はそろそろ買い替えても良い

結論、M1から乗り換えるならCPU、GPUともにかなりグレードアップします。
M2からの乗り換えなら、レイトレ機能が大幅にアップ。なのでゲームやる人・動画編集する人は良いかも。
M3なら買い替え必要なし。
と言う感じで、実用的に考えたらM1勢はそろそろ乗り換えてOK。M2はゲームやらないなら別にどっちでもいいです。
そもそもM4チップって、僕も持ってるんですけどなぜかiPad Pro M4に先行搭載され、これまた僕も持ってるんですがMacbook Air M3は後回しにされた謎の過去があります。(いや先にMacに搭載しろし)
おかげで不評を買ったわけですが、チップ性能自体に問題はない。ていうか普通に良いので、Air M4でも良い買い替え先になります。