激安simといえば日本通信です。何がすごいって、安いうえに通話アプリ不要で通話料無料がついているからです。僕はsim代通話料含め月1,390円しか払っていません。
日本通信はやばいくらい安い
基本的には、「合理的みんなのプラン」か「合理的30GBプラン」(20GBから最近アップグレードした)を選ぶことになります。目安は簡単で、10GB超えるなら20GBプラン。超えないならみんなのプランでOKです。
なぜ安いかというと、一切無駄を省いているからです。ほとんど宣伝してないし、simには珍しく有名人も起用していません。プランの名前通り合理主義を貫いている会社。
合理的みんなのプラン | 合理的30GBプラン |
---|---|
1,390円 | 2,178円 |
10GB | 30GB |
ひと月70分まで無料 | ひと月70分まで無料 |
1GBあたり220円 最高30GBまで追加可能 | 1GBあたり220円 最高30GBまで追加可能 |
30秒11円 | 30秒11円 |
・通話5分かけ放題オプション ・通話かけ放題オプション | ・通話5分かけ放題オプション ・通話かけ放題オプション |
eSIM対応 | eSIM対応 |
10GBを時々超える人は、データ通信料の上限を1GBごとにあげることができます。あくまで上限をあげるだけなので、使わなかった分は請求されません。また、いつでも戻すことができます。
電話番号有の格安SIMで比べてみると以下。
SIM | 最低容量 | 最低月額 |
---|---|---|
日本通信 | 10GB | 1,390円 |
LINEMO | 3GB | 990円 |
NURO モバイル | 3GB | 792円 |
povo | 1GB | 390円 |
IIJmio | 2GB | 850円 |
LIBMO | 3GB | 980円 |
HISモバイル | 1GB | 550円 |
イオン モバイル | 0.5GB | 803円 |
日本通信はこれに月70分の通話料無料がつきます。価格の上でいかに強いかは明白でしょう。
一応最安で従量制の月額290円の1GBごとプランもあるんですが、あんまりおすすめしません。通話料無料がないからです。
通話料無料は楽天モバイルのように専用アプリがいりません。普段使っているデフォルトの電話アプリでOKです。
SIMは物理SIMとeSIMどちらもあります。手数料払えば途中で物理とeSIMの行き来も可。
例外としてひと月70分の通話を超える人は、「合理的かけほプラン」を選択することになります。が、3GBしかデータ量がないので、ちょっと高くつくかもしれません。1000円ちょっとでかけ放題プラン入れるsimのほうがいいでしょう。
田舎でもつながらないとかはない
田舎の程度にもよりますが、基本的に人のいるようなところだったら、まあ大丈夫です。5Gにも対応しているので、東京で使うぶんには体感で1/3くらい5G状態でしょう。
ドコモの回線を間借りしているので、エリアはドコモ。旅行や出張先で使う分には問題なかったという認識です。
ただし、日常使いで結構電波の入りづらいところに住んでいるなら、キャリアのほうが安定するかも。
また、他の格安SIMよりつながりやすいわけでもなく、後述するお昼帯のつながりづらさがデメリットとしてあります。
楽天モバイル au online日本通信のデメリット
- 通信速度は遅め。都心なら問題ないけど
- LINE IDは使えない
- 端末購入キャンペーンはない
- 回線はドコモのみ
都心使いであんまり不便に思ったことないんで公平性に欠けるかもしれないですが、いくつかデメリットはあります。
速度は普通くらい(格安SIM速度比較)
前述のとおり地方に行っても普通に使えますが、格安SIM全体の中でも日本通信は早い方じゃありません。
以下は2024年5/30日時点、直近3か月での平均ダウンロード通信速度 / サンプル数です。
- HISモバイル 117.92Mbps (199件)
- UQ mobile 113.11Mbps (1527件)
- Y!mobile 84.41Mbps (1076件)
- J:COM 61.81Mbps (55件)
- mineo 54.8Mbps (1534件)
- LinksMate 48.09Mbps (75件)
- スターモバイル 46.27Mbps (413件)
- 日本通信SIM 44.82Mbps (627件)
- nuroモバイル 44.8Mbps (507件)
- LINEモバイル 43.06Mbps (54件)
11位以下はこのような順番。
IIJmio、ペンギンモバイル、OCNモバイル ONE、BIC SIM、b-mobile、y.u mobile、イオンモバイル、BIGLOBEモバイル、TONEモバイル、楽天モバイル(格安sim)。
楽天は最下位ですけど、これはキャリア(Rakuten UN-LIMIT)じゃなくて、格安SIM(スーパーホーダイ)の方です。
日本通信 時間帯別速度
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 55.73ms | 97.26Mbps | 13.1Mbps |
昼 | 76.11ms | 7.34Mbps | 9.15Mbps |
夕方 | 60.49ms | 35.22Mbps | 9.92Mbps |
夜 | 58.92ms | 83.22Mbps | 12.54Mbps |
深夜 | 62.56ms | 79.39Mbps | 11.6Mbps |
pingというのは遅延のことです。これだけ見ても分かりづらいと思うので、1527件とサンプル数も多く速度第2位のUQモバイルと比べてみましょう。
UQモバイル 時間別速度
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 43.26ms | 151.73Mbps | 23.18Mbps |
昼 | 46.25ms | 63.86Mbps | 12.08Mbps |
夕方 | 42.44ms | 154.44Mbps | 23.91Mbps |
夜 | 45.74ms | 83.03Mbps | 14.3Mbps |
深夜 | 43.07ms | 118.48Mbps | 23.28Mbps |
やはりUQモバイルの方が全体的にPingも少ない。下りの速度も夜以外は圧倒的に差がついてます。
というか、格安SIMの中でUQモバイルはかなり早い方です。
他にもサンプルも使用者も多いmineoなんかと比べるとどうか。
Mineo 時間別速度
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 58.98ms | 77.1Mbps | 16.8Mbps |
昼 | 74.33ms | 21.08Mbps | 10.93Mbps |
夕方 | 67.03ms | 52.37Mbps | 13.44Mbps |
夜 | 58.92ms | 50.75Mbps | 10.22Mbps |
深夜 | 56.44ms | 69.09Mbps | 13.72Mbps |
Pingの数値は同じようなものです。朝夜は日本通信の方が出てますが、やはり昼は日本通信が負けてる状態。
というか、昼の通信速度7.34Mbpsは遅い。みんなが繋ぐお昼休憩の魔の12時台。恐らくほとんどのSIM相手に負けるでしょう。
日本通信が価格なりと言われるのは、このお昼の遅さがあるからなんですね。逆に言えば、昼そんなに使わないって人は良いSIMになるわけです。
Mbpsの基準が良く分からないって人。一般的に10Mbpsは基準となる速度で、これくらいあれば高画質で動画視聴するのも十分と言われています。
なので、色んな使い方するなら、日本通信のお昼帯7.34Mbpsは物足りない数値となります。
安いからダメ、と思わず自分の使い方に合ったSIMを選びましょう。
★直近3か月の通信速度 2024/05/30時点情報
出典 : https://minsoku.net/
LINE ID不可
大きなデメリットなのが、LINE IDが使えないことです。
僕が知る限り現在格安simでID使えるのは、”mineo、ワイモバイル、楽天モバイル、UQモバイル、イオンモバイル、llJmio、ahamo”あたり。
普段からキャリア使ってる人からすれば「なにそれ」って感じですが、格安simは一部の会社しかLINE ID検索ができません。
キャンペーン系はない
日本通信ってキャンペーン系一切やりません。なのでいつ契約しても同じです。
キャンペーンというごまかしを使わず、普段の安さから還元しているっぽいので、むしろありがたいことかもしれません。
回線はドコモ
よくsim系の宣伝してる人が言ってるのが回線がドコモしかないって話。
事業用に複数回線使ってたり、通信障害対策がどうしても必要な人。サブ機持ってる人がデメリットに感じるでしょう。
ちなみに、日本通信は先にも言った通り宣伝してません。
なので紹介側にほぼメリットないです。日本通信の評価下げしてからの別のsimやキャリアを契約しようみたいな話は注意しましょう。
開通の仕方
開通の仕方は2パターンあります。
- ネットから普通に申し込む
- スターターパック使って申し込む
スターターパック使った方が若干安いです。普通に申し込んだら事務手数料3,300円。パック経由だと、パック分が事実上の事務手数料となります。
パックはsimが直接届くわけじゃなくコードが届くので、申し込み時に入力して手続きをします。
以下が開通の流れ。日本通信のアプリをダウンロードしてから始めるか、webサイト上から行います。
- プラン選択
- 物理SIM or eSIM選択
- MNPやデータ上限選択(スターターパックはこの時入力)
- 日本通信のアカウント作成
- 本人確認やクレカの入力
スターターパックを購入した場合は、購入したの方を選択します。
本人確認はマイナンバーとアプリ使ってチップを読み取らせる方法が一番楽で早いです。
MNPする人は事前に今使っているsimの会社からMNP番号を発行しましょう。大抵はマイページから出来ると思います。
あと、注意点ですがクレカ払い前提です。
詳しく見たい人はyoutubeに動画アップしたので、そっちも確認してみてください。
格安simって悪いんじゃ...と思っている人も通話料無料+必要十分のデータ量でおすすめのsimです。ぜひ使ってみましょう。