NiSiのフィルターが評判通り最高です。可変NDフィルターや、ブラックミスト、PLフィルターなどすべて素晴らしい作風に仕上げてくれます。欠点としては高いということですが。
NiSiのフィルターが評判通り最高。NDやミストキット、PLレビュー
NiSi 可変NDフィルター TRUE COLOR VARIO
1〜5ストップ(ND2〜32)の範囲でND濃度を調整できる可変NDフィルターです。
ストッパーでフィルターの可動域をいじれます。NiSiフィルターは高いだけあって、Xムラや黄色かぶりがほとんどありません。
X状のムラが発生を抑え、NiSi独自のTRUE COLORテクノロジーが可変NDの課題であった黄色かぶりがありません。
円形フィルター ブラックミスト
元々シネマ用だった「Allure Mist Black 」を円形フィルターとして再開発したもので、拡散材の効果で光を拡散し、独特の暖かで柔らかい雰囲気を生み出します。
要は、”フワッとエモイ”感じを出すわけです。光源が優しくなるという風に考えても構いません。
解像感は保持しつつ、コントラストとシャープネスは控えめ。風景や景色を映画のような雰囲気で撮りたい人、Instaに上げる用のポートレイトを撮影したい人は向いています。。
NiSi 動画撮影用フィルター SWIFT VND ミストキット
上記の可変NDフィルター、ブラックミスト、さらにND16 (4ストップ)を加えたアイテムをNiSi独自のSWIFTシステムに改良したセットモデルがNiSi 動画撮影用フィルター SWIFT VND キットです。
こいつらを全部ぶっこむとどうなるかというと、通常昼間にブラックミストだけを使うと光量が多すぎて白飛びします。
それにNDフィルターを被せることで適度に光の量を調節して、昼間や日差しの強い日でも良い感じの写真が撮れる。これがVNDミストキットです。
例えばこんな感じ。ブラックミストだけだと白飛びしちゃうんですが、NDフィルターを重ね付けすることで、日差しの強い日でも神々しい感じが生み出されています。
NDフィルターだけをつけてるとこんな感じ。
ちなみにSWIFTシステムは上からカポッとはめるだけ。普通のフィルターみたいにクルクル回してはめる必要がありません。
あと、動画撮影用フィルターって名前ですが、写真でも十分使えます。ただし広角だと四隅がケラレる可能性があります。
PLフィルター(偏光) True Color CPL
PLフィルターは偏光フィルターとも呼ばれているもので、水面や窓ガラスの反射を調節できます。また、青空で反射光をコントロールすることで、より深い青を表現できます。
要はガラスに映ってる邪魔なものを消してガラス面をすっきりさせてくれたり、水面や空を余計な反射光に影響されず美しく撮影できるというものです。
パッと見て違いが分かると思います。
ちなみに肉眼で見た場合はフィルター無の上の写真の方が近いかもしれません。
しかしせっかく天気よく雲が美しい日に写真を撮っても、「アレ、こんなもんだったか?」となることも多いことでしょう。そんなときはPLフィルターが役に立ちます。
一方、PLフィルターを使うと光量が一気に落ちるので、そのへんは調節する必要があります。また、限定的な使い方になるので、いちいちつけかえるのが面倒でもあります。
NiSiのPLフィルターは最近SWIFT版も発売されたので、面倒な人はそっちを買いましょう。可変NDフィルター True Color Varioか、専用アダプターを持っていれば、パッと付け替えることが可能です。
用途別フィルターの購入先
- 夜間のエモい写真 → ブラックミスト
- 日夜問わずエモい写真 → 動画撮影用フィルター SWIFT VND ミストキット
- 日中の減光 → 可変NDフィルター
- 夏・日差しが強い日 → 動画撮影用フィルター SWIFT VNDキット
- 風景(空・雲・水) → PLフィルター
動画撮影用フィルターはいくつか種類があるのですが、通常のVNDキットは二種類のNDフィルターがついています。ブラックミスト付きなのがVNDミストキット。高いけど、NiSiのフィルターは非常に使いやすくて写真の質も向上します。おすすめです。
VNDキット → 可変NDフィルター(1-5stop) + FSND4ストップ(~9stopまで拡張)
VNDミストキット → VNDキット + ブラックミスト
アドオンキット → FSND4ストップ + ブラックミスト
(日差しがかなりきついときはFSND4ストップを上から被せる)