アマゾンプライムのおすすめ星5&星4クラスのアニメ名作をご紹介します。今回は特に大人向けで感動&爆笑アニメを一覧にしました。
アマゾンプライム星5級&星4以上のアニメ名作 大人におすすめ一覧
プラネテス
最高のSFアニメで、僕が最も好きなアニメです。
主人公のハチマキはデブリ屋と呼ばれる宇宙のゴミを回収する作業員でした。
宇宙では船の残骸などが旅客に当たると大事故になるため、非常に重要な仕事です。
一方で、世間の裏方かつ格下的な仕事として扱われていました。
ハチマキは宇宙船を買うことを夢に見つつも、一介のサラリーマンである人生に疑問を持つようになります。
そして、木製探査のフォンブラウン号乗組員の募集を知るのです。
本作は前半はおちゃらけているのですが、後半はかなり打って変わってシリアスな話になります。
惰性でサラリーマンをやっていたハチマキは、かつての仲間たちを置いて木星を目指すことに葛藤します。
劇中で”宇宙開発の資金があれば、一体どれだけ貧困の国が救えたか?”という話がでたりと、何が人を宇宙に引き寄せるのか?と視聴者は思うかもしれません。
物語は宇宙開発による途上国との格差や、それによるテロ行為、宇宙特有の病気など様々な問題が提起されていくことになるのです。
原作はヴィランドサガで有名な幸村誠。
優秀なSF作品に贈られる星雲賞を原作、アニメ版ともに受賞している、実はすごい作品だったりします。
アニメは原作からだいぶ改変されてますが、どちらも素晴らしいです。
(C)幸村誠・講談社/サンライズ・BV・NEP
SHIROBAKO
スポコン”アニメ制作”アニメです。
主人公の宮森は武蔵野アニメーション新卒社員。
かつて高校のアニメ同好会の仲間たちと一緒にアニメを作ろうと約束して、制作進行として働き始めます。
が、実際の現場はとにかく無軌道。原画がこなかったり、監督が色々仕事増やしたりと、トラブルがないとかありえず、とにかくスケジュール通り動きません。
恐ろしいことに、これはフィクションというより実際のアニメ制作現場では当たり前らしく、こんなんでどうやって納品するんだ?って感じで物語を見ていくことになります。
5人の女の子が主役ですが、決してオタクにすり寄った話とかでもなく、それぞれ制作進行、絵師、声優、3Dクリエーター、脚本と担当が違います。
視聴者はまさにアニメ制作の場面をアニメで見せられるのですが、とにかく熱量がすごいです。熱い。
アニメは1回たった数十分くらいの映像で”神!”とか”クソ”とか判断するわけです。でも裏側には様々な人たちの仕事があり、全員の努力と技術の結晶を完成形として見せられてるんだなあと実感します。
もう気軽に”あのアニメクソだったわ”とか言えなくなります(いや言うかも)。
ちなみに続編の劇場版はつまらないので見なくてもいいです。
(C)「 SHIROBAKO 」製作委員会
響け!ユーフォニアム
スポコン”吹奏楽部”アニメです。こっちはある意味本当にスポーツかもしれません。
主人公の黄前 久美子(おおまえ くみこ)、通称"おおまえちゃん"は何となく吹奏楽を続けてる普通の女の子。
中学最後のコンクールで「ダメ金」(いわゆる上位大会に出場できない金)を獲得して喜ぶ中、隣で悔し涙の高坂麗奈に「本当に全国行けると思ってたの?」なんて心無いことを言ってしまいます。
麗奈を激高させた久美子は、苦い思い出を残したまま、高校の吹奏楽部で再会することに。
久美子はかなり流されやすいというか、事なかれ主義なんですが、ひたむきに努力する麗奈にひっぱられて共に全国を目指すようになります。
個人的にはこの主人公が結構ツボです。
冷めている今時な面もあれば、なんとなしに周りと上手くやる協調性があったり、かといって自我が強い訳でもなく…
という表現が難しくも、あるあるな性格が非常に上手く描写されています。
吹奏楽部には「この楽器やってる」というと「あーぽいね」みたいなのがあるらしく、楽器とキャラ設計がすごくマッチしてます。
久美子は地味(実際は美少女)と言われながら、実はみんなを支えているユーフォのような存在に成長していきます。
本作は他にも吹奏楽部あるあるが詰め込まれているそうです。
主人公が担当するユーフォニアムは地味な役割らしく、劇中でも楽器のマスコットがある中なぜかユーフォだけ作られなかったり、ユーフォは希望者がいなくて経験者に「はいユーフォ」みたいなノリがあったり。
吹奏楽部あるあるが詰め込まれ、実際の経験者からの反応も好評だったようです。
そしてマイナー楽器だったユーフォは今や吹奏楽部の人気楽器になったとか。
あと、舞台が京都宇治ということもあって、町並みの描写が美しいです。
(C)武田綾乃・宝島社 / 「響け!」製作委員会
闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜
麻雀アニメです。ですが、麻雀が分からなくても超面白いです。
主人公の赤木しげるは中学生にも関わらず、とある雀荘でヤクザとの賭け麻雀の代打ちをすることに。
そこで子供とは思えない常軌を逸した性質と、驚異的な博打の才覚を見せます。
有名なカイジと同じ作者福本伸行の作品です。(知らなくてもアゴの長さで分かったかも)
僕はこのアニメを見て麻雀を覚えましたが、実際かなりとんでもないことをやってます。
(カンしてドラ4→相手のツモ順変えた上で、捨てハイ読み切って河底ロンとか)
でもアカギなら本当にできてしまうのでは?という謎の凄みがあります。
(C)日本テレビ
交響詩篇エウレカセブン
ジャンル的にはロボットアニメですが、いわゆるボーイミーツガール物です。
かつて大災害から世界を救った英雄の息子レントンは、空から降ってきた少女エウレカと会います。
一瞬で彼女を好きになったレントンですが、全く相手にされず周りからはガキ扱い。そんなレントンが物語を通して成長していきます。
レントンとエウレカはニルヴァーシュと呼ばれるロボットを使って戦うわけですが、物語の中心は船員たちの人間関係とも言えます。
好きな女の子に恰好良いところを見せたい!っていう少年心をくすぐられる作品です。
(C)毎日放送、ボンズ Project EUREKA
ウマ娘 プリティーダービー
スポコン"競馬"アニメです。(またかよ)
これが熱い。女の子ばかり出てくるからキャッキャした話かと思いきや、みな全力でレースを展開します。
面白いのが、史実のレースをウマ娘と言うキャラを使って話を展開していることです。しかも相当再現率が高い。
あの馬たちはこんなことを思っていたんじゃないか?こんな思いでレースを走っていたんじゃないか?なんてことが表現されています。
特にSeason2は評価が高く、ドラマ性抜群のトウカイテイオー、同時代のメジロマックイーン、悲劇の名馬ライスシャワーなど史実でも魅力的なウマたちが揃っています。
競馬知らないんだけど…と言う方も全然楽しめます。むしろアニメを知って実際の馬に会いに行く人もいるほど。
かくいう僕も、アニメの影響でアプリも遊んでます。
(C)アニメ『ウマ娘プリティダービー』製作委員会
(C)アニメ『ウマ娘プリティダービー Season2』製作委員会
うさぎドロップ
祖父の訃報で家を訪れた際、30歳の独身男ダイキチは、祖父の隠し子りんに出会います。
りんは聡明で大人びた子でしたが、隠し子と言う立場から周りから腫物扱い。誰も引き取りたがらず、施設に行かせる方向に話が進みます。
見かねたダイキチは、周りの反応に納得がいかず、自分が育てると言ったのです。
子育て経験0の独身男が当然まともに育児ができるはずもありません。
彼は自分の出世を後回しにして、りんの世話をしていくことになります。
気付けば生活の中心が”仕事”から”りん”になっている自分がいました。
この作品のテーマは非常に興味深く、
”子育てとは犠牲か?”という話です。
劇中でダイキチは一人で子育てするシングルマザーや、自分と似た境遇のパパ友達に出会います。
”子供からもらう物はたくさんあるし、与えることをいとわない”という正の面を見つつ、”でも子供のために失った物もあるよね?”という負の面に疑問を投げかけます。
アニメ版では原作の半分、第1部にあたるところを映像化してます。第2部はりんが高校生になった時の話ですが、こっちは超賛否両論です。
人によっては見なければ良かったと思うかもしれません。テーマも子育ての話じゃありません。僕も読みましたが「あ、この部分はアニメ化されないわ」と思いました。
(C)「うさぎドロップ」製作委員会
日常
至高のギャグアニメです。
いわゆる萌えアニメみたいな見た目してますが、中身は全然思ってるのと違うはずです。
勢いで笑わせてきます。
動画サイトで面白いところ詰め合わせ集みたいなの見て、あまりに笑ったので本編も見ることに。
ジャンル的にはシュールギャグ?になるかもしれません。
この絶妙な空気感がたまりません。
(C)東雲研究所
たまこまーけっと / たまこラブストーリー
「けいおん」を作ったスタッフが、商店街の交流を描いた作品です。
もち屋の娘たまこが、とある国の妃を探す喋る鳥デラと出会うことから物語が始まります。
でもアニメ版自体の評価は結構微妙です。個人的には悪くないと思いますが、全体的にストーリーが薄いかもしれません。
(鳥いらねーよとか言う声も)
で、アニメ放送後、映画版「たまこラブストーリー」が公開されます。
これがめちゃくちゃ面白いです。
和やか日常系のアニメ版から、シリアスな恋愛物に。
子供っぽかったたまこが、一気に大人っぽくなり、見てる側もびっくりしました。
一応続編の立ち位置ですが、単体で見ても問題ありません。
向かいのモチ屋の息子もち蔵は、生まれたときから一緒のたまこに恋心を抱いていました。
想いを隠していたもち蔵でしたが、高校3年になって東京へ行くことを決意。
そして、想いを打ち明けることにしたのです。
(C)うさぎ山商店街
(C)「たまこラブストーリー」製作委員会
アマプラ期間外ならU-NEXTで視聴
アマゾンプライムは日々映画を入れ替えているので、見れないのは大体U-NEXTで視聴可能です。
とにかく映画の数が半端じゃなくて、ストックが尽きることはありません。
僕も実際に加入した上でアマプラ以上に映画を視聴しています。
永遠に加入する必要はないので、暇なときに加入して見まくるのが良いと思います。
Netflixと違って、加入前でも映画名検索できるので、試してみると良いでしょう。