心温まる映画や思いっきり泣ける映画のおすすめをご紹介します。アマゾンプライムで見れるやつから選出してます。
山の郵便配達
ある日、中国の山岳地域に手紙を届けてきた郵便配達人が年老いて引退を決め、後を継ぐ息子へと仕事を託します。
息子は仕事を教わるため、父と一緒に配達をするのですが、道中で山の人々と交流を深め、すでに時代遅れとなった山の配達人の仕事を知っていくのです。
2000年代の中国の映画なんですが、見た目古臭いと思うでしょう。しかしかなり絶賛された雰囲気映画です。
徒歩で出紙を配達する、という山の配達人。こんな昔気質の仕事は、映画の時代でもすでに枯れた仕事であり、こんなことして意味はあるのか?視聴者は思います。
しかし、実際に足を運んでこそ人々との温かい交流が生まれ、見ている側をほっこりさせてくれます。
©キネマ旬報社
アンドリューNDR114
人型家事ロボットアンドリューが、200年かけて恋とロボットの人権を成就する話です。
彼はとある家族に迎えられるも、「ロボットが家にいるなんて嫌」と受け入れてもらえませんでした。
唯一優しかったのが次女のアマンダ。幼いころから面倒を見てきた彼女は成長・結婚をするのですが、祝福しようにも自分はロボット的な見た目のままで人らしい表情を作ることすらできませんでした。
やがてアンドリューは人間そのものに興味を持ち、人の持つ自由とは何かを探すため、アンドロイドに人間の外見をさせるというバーンズ博士を訪ねるのでした。
この作品は興行収入に大失敗した作品です。
主演はロビンウィリアムス、主題歌にはセリーヌディオンとかなりの製作費がかかっているものの、ロボットの見た目のダサさや話の荒唐無稽さから評価が高くありません。
ですが、非常に感動します。
主人公が200年越しの恋を叶える壮大なストーリーですし、人と結ばれたとして元がアンドロイドの彼に人権や結婚の権利はあるのか?と近未来に起こりそうな話です。
原作は三大SF作家の一人アイザックアシモフ、監督は「ハリーポッター」シリーズのクリスコロンバスです。面白くないわけがありません。
©Walt Disney Studios Motion Pictures
幸せのちから
主人公クリスは事業に失敗し、収入もなく妻にも出て行かれてしまいます。
現状を打破したいクリスは、半年間の証券会社の研修に合格し、収入を得ようとしました。
しかし、研修はかなり難易度が高く、その間無収入だったため、家も失ってしまいます。
ホームレス同然の状態だったのですが、彼は息子を守るために必死に生き延び、証券会社の研修に合格し、この生活から抜け出そうと決意するのです。
本作はウィル・スミスとその実際の息子が出演しています。
ありきたりな限界からの復活劇なんですが、やっぱ人間こういう物語に弱いんですよね。普通に感動します。
ドル箱俳優というイメージだったウィル・スミスも、本作でアカデミー賞ノミネート。躍進を遂げました。
©Columbia Pictures Industries, Inc.
ベイマックス
主人公ヒロは、兄が研究しているグループを通じ、キャラハン教授と出会います。
しかし火事で兄とキャラハン教授を失い、ヒロは絶望してしまいます。そんな中、ベイマックスを通じて再び生きる意欲を取り戻すのです。
その後ヒロは、兄の死には真相が隠されていることを知り、真実を調べるために、ベイマックスと共に戦いに挑むのです。
CGアニメは結構苦手なのですが、このベイマックスは格別に可愛いです。おもちのような白い肌とふっくらした体。
思わず抱き着きたくなるような可愛さがあります。
それだけでなく、なにげない動きもコミカルで、かつ人間の機微を大切にするよう設計されたベイマックス。見ているだけで温かい気持ちになります。
©Walt Disney Studios Motion Pictures
マグノリアの花たち
とある美容室を舞台に、女性たちの関係性と絆を描いた作品です。
その日、母親マリンは娘シェルビーの結婚式の準備で大忙しでした。
ある時、シェルビーは妊娠したことを母に告げます。糖尿病を患うシェルビー出産は命にかかわることであり、結婚しても子供は生んではいけない体でした。
二人は話し合いの末、母親の腎臓を移植することになったのです。
出演している俳優が超豪華で、みなオスカー女優かその道の第一人者ばかりです。
若い時のジュリアロバーツが出ているのですが、さすがに美人。この映画をきっかけに評価されるようになりました。
©TriStar Pictures, Inc
フランクおじさん
60年代から70年代にかけての保守的なアメリカ南東部サウスカロライナ州を舞台に、再生していく家族の姿を描いた映画です。
ゲイであることがまだ恥ずべきだと考えられていた時代、
主人公のフランクは、同性愛の行為を父親に見られ、大罪であると激怒されてしまいます。
時は経ち、その父が死んだため、現在の恋人ともに故郷へ帰ってくるのです。
次世代スターのソフィアリリスが出演しているLGBTQ系の映画です。
かつて同性愛が悪とされていた時代に、大きな心の傷を抱えた男性。
彼は現代になって心のトラウマとなった父のもとへ帰ってきます。
本作は、何者であるかは自分で決める、というメッセージが込められており、見る人の心を穏やかにしてくれます。
©Amazon Studios
心の旅路
第一次世界大戦後の、戦争で記憶を失った男と彼を想い続ける女との愛の軌跡を描いた映画です。
主人公のジョン・スミスは、戦場で負った傷が元で記憶を失っていました。
ある日、彼は旅芸人一座の花形踊り子のポーラ・リッジウェーに助け、二人は男女の仲になります。
その後、スミスは車にはねられ、かつての記憶を取り戻します。
今度はポーラのことを忘れた彼は、いつしか若き事業家とし新聞に写真が掲載されているのでした。
白黒だからと言って侮ってはいけません。
本作は記憶喪失になる→恋仲になる→記憶を取り戻して疎遠になる、という王道パターンなんですが、だからこそ食い入るように見てしまいます。
主演女優のグリアガーソンは当時プロパガンダ映画「ミニヴァー夫人」でオスカーを獲得し、本作でもノミネートするというキャリア絶頂期。
赤毛の美しい女優(白黒だからわかんないけど)で、知的な雰囲気を持つ素晴らしい女優さんです。
©Loews Cineplex Entertainment
シンデレラマン
大恐慌の時代に生きるボクサー、ジム・ブラドックの半生を描いた映画です。
ブラドックは、家族を養うためにボクシングを続けます。しかし、怪我を負ってしまい、年齢的にも全盛期を過ぎ、ライセンスを剥奪されてしまいました。
そんな中、彼に一度だけ試合のチャンスが訪れます。予想を裏切り、相手をノックアウトしたことで、彼は「シンデレラマン」と呼ばれるようになります。
周囲はヘビー級のチャンピョンと試合を認め、過去に二人を殴り殺した恐ろしい相手との試合に、家族は恐れおののくのでした。
貧乏だった弱いボクサーが、家族のために強きチャンピョンに立ち向かう。
このプロットだけで、もはやお腹いっぱいというか、絶対良い映画になるだろうという感じです。
本作は史実を元にしており、主演は2000年代最も成功した俳優の一人であるラッセルクロウ。面白くないはずがありません。
©Universal City Studios LLC
アバウト・タイム 愛おしい時間について
主人公はイギリスの平凡な21歳。…だったのですが、ある日自分にタイムトラベルの力があることを父から知らされます。
その夏友達でスーパー美人のシャーロットがやってくるため、タイムトラベルを使って仲良くなろうと奮闘するも、相手の気持ちは変わりませんでした。
しばらくすると、出版社勤務のメアリーと出会い、恋仲に。メアリーは何の力を使わずとも上手くいってしまうのです。
実はこの話、恋愛や家族の物語でもあるのですが、タイトル通り"時間について"の映画です。
劇中で主人公がタイムトラベルしたところで、結局良い目ばかりではなく、あっちが立たずこっちが立たずとなります。
かくして主人公は今ある時間で本当の幸せとは何かに気づいていくことになるのです。
ちなみにヒロインのメアリー役レイチェルマクアダムスが超かわいくて僕は大ファンになりました。
代わる代わる髪型が違っていたり、ガーリーでオシャレな服装だったり。おかげで彼女の映画はほぼ全部見ました。
©Universal Pictures
アマプラ期間外ならU-NEXTで視聴
アマゾンプライムは日々映画を入れ替えているので、見れないのは大体U-NEXTで視聴可能です。
とにかく映画の数が半端じゃなくて、ストックが尽きることはありません。
僕も実際に加入した上でアマプラ以上に映画を視聴しています。
永遠に加入する必要はないので、暇なときに加入して見まくるのが良いと思います。
Netflixと違って、加入前でも映画名検索できるので、試してみると良いでしょう。