大学生のノートPC選びにsurfaceはおすすめしないです。特にGoはやめておきましょう。キャンパスライフに向きません。僕は一定の用途特化で買いましたが、結局売りました。
この記事の結論
- SurfaceはOffice付な分、価格が上乗せされている。コスパ×
- Surface Laptopはアリだけど、別にもっと良い選択肢がある。GoやProはナイ
- 通学用ならとにかく軽いPC。apple派はmac、windowsならdynabookでいいやつがある
大学生にsurfaceはおすすめしない(文系・理系)。Goは二度と買わない

まずノートPCを選ぶうえで重要なことがあります。
それはどの用途でノートパソコンが必要かということ。
- ゲーミングPC → 家にデスクトップがない。一台で完結したい。持ち運びしない
- 軽量PC → 家にデスクトップ有。サブPC的な位置づけ。持ち運び頻度が高い
- 廉価PC → ネット閲覧できればいい。持ち運び頻度も少ない
一般的にノートPCは10万超えると高価な部類に入り、軽量に踏み切るか、グラフィック性能に踏み切るかで高価になる方向性が違ってきます。
理系の人なんかは結構学校で使う機会は多いと思います。文系は学部によるでしょうけど、家でレポート書ければいいやって話なら廉価PCで十分です。

逆にゼミでプレゼンあるとか、共同作業の課題あるとかなら、学校へ持ち運びも多いでしょうし、軽量ノートをおすすめします。
ゲームやるし一台で完結したい人、資料作りもなければ一緒に作業する友達もいないって人は、家で快適に使えればいいのでゲーミングPCでもいいと思います。
で、なぜSurfaceをおすすめしないかって話ですが、上記のどれにも当てはまらない中途半端なPCだからです。
Surfaceの種類とスペック


(左 Surface Pro 9 右 Surface Laptop 5)
Surfaceには3つの種類があります。
- Surface Pro → キーボードが切り離せる2 in 1タイプ
- Surface Laptop → 通常のノートPC
- Surface Go → Proの小型版。10インチ型。
Surface Pro 9 | Surface Laptop 5 | |
---|---|---|
2-in-1 | ノート PC | |
OS | Windows 11 | Windows 11 |
プロセッサ | Core™ i5-1235U Core™ i7-1255U | Core™ i5-1235U Core™ i7-1255U |
メモリ | 8GB、16GB、32GB (LPDDR5 RAM) | 8GB または 16GB (LPDDR5x RAM) |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB、1TB | 128GB、256GB、512GB |
バッテリー | 最大15.5 時間 バッテリー駆動時間2 | 最大18 時間 |
画面 | 13 インチ タッチ スクリーン | 13.5 インチ タッチ スクリーン |
ポート | 2 x USB-C®、 Thunderbolt™ 4 ケーブル付属 ポート | 1 x USB-C®、 Thunderbolt™ 4 ケーブル付属 USB-A 3.1 x 1 ポート |
カメラ | 最大4K カメラとビデオ | 720p カメラとビデオ |
接続 | Wi-Fi | Wi-Fi |
重さ | 879 g | 1,272 g |
価格 | ¥148,900(税込) ~ | ¥151,580(税込) ~ |
まずプロセッサ、つまりCPUのことなんですが、Surfaceは最も低いスペックでも15万もする上、CPUもそれほど良いやつではありません。
2023年現在では、13世代CPUまで出ているので、前世代の下位モデルということになります。

(CPUについて詳しいランク付けを見たい人は下記記事参照してください)
語尾に"U"とつくのは、Intel製CPUの下位版に積まれているやつです。
はっきり言って15万なら高性能な”H”や中位クラスの”P"モデルが買えます。
(まあ15万から値下がりしてるとは思いますが)
なんでこんなことが起きるのかって、SurfaceにはすべてのPCにOfficeが搭載されているからです。
Office有はお得というわけじゃなく、その分価格が上乗せされています。なので、Office無でPCのスペック上げた方がコスパが高いです。
つまり、Microsoft製で全てにofficeがついているSurfaceはスペック比較でコスパが悪いということです。
ただし、見て分かる通り、SurfaceのデザインはMacのパクリです。僕もデザイン面は割と好きですし。
WindowでMacのような質感のPCを使いたいなら、否定はしません。ノートって人前で使う物なので、デザインも重要です。
Surface Goは特におすすめしない。二度と買わない。Laptopはアリだけど別の選択肢でもいい

Surface Go 3 | 性能 |
---|---|
CPU | Pentium Gold 6500Y Core i3-10100Y |
メモリ | 4GB / 8GB |
ストレージ | 64GB eMMC 128GB SSD |
サイズ | 10.5型 |
液晶 | 1920 x 1280 光沢 |
質量 | 約544g |
バッテリー | 28Wh |
価格[税込] | ¥72,710 ~ |
Surface Go 3は特にお勧めしません。なぜなら、ウンコCPUだからです。
こいつに積まれているPentium Gold 6500Yというのは今から3世代前の10世代モデルです。
ことさらまずいのが、グラフィック性能が死んでいること。ノートPCってゲーミングモデル以外は内蔵GPUなので、CPUが弱いと同時にグラフィック性能も落ちるのです。

こいつはまともに画像とか開けません。Googleフォトとかでちょっと写真見ようかな、なんて思っても画像処理がめちゃくちゃ重たいです。
ウェブ仕様にサイズカットされた画像なら問題ないですが、FHD以上の解像度持った画像とかはまともに扱えません。
唯一の利点は専用のキーボード入れても700g台と軽さに特化していることです。僕は旅行先とかで使おうと思って買いましたが、一眼レフで撮影した写真を扱えず、結局売却しました。
軽さ以外何もいらないという人にしかおすすめできません。
結局のところ、iphone使ってるタイプのapple派ならmacbook。最近はCPU性能も高いのでProは必要なく、airあたりを買っておけば良し。クリエイター要素あるならなおのこと買い切り型のfinal cut proとか使えてadobeに搾取されないですし。
そしてwindowsなら下記参照って感じです。
おすすめのノートパソコン選(ゲーミング・軽量・廉価版別)
ゲーミング用途
まず、ゲームやクリエイター要素を求めるなら15.6インチ型以上をおすすめします。
目安ですが、グラボ積んで2kg切ってたら軽い部類です。
ASUS Vivobook Pro 16 K6602VV (K6602VV-KVI9R4060)
価格 219,800円 (税込)(2023/06現在)
発売日:2023年4月21日
インチ : 16.0型(120Hz)
解像度:2,560×1,600ドット (120Hz)
CPU : インテル® Core™ i9-13900H
OS : Windows 11 Home
メモリ : 16GB/16GB(標準/最大)
ストレージ : SSD : 512GB
グラフィックス : NVIDIA® GeForce RTX™ 4060
バッテリー駆動時間約7.4時間
バッテリー充電時間約2.3時間
重さ 約1.9kg
外部ディスプレイ出力:HDMI×1
USBポート:Thunderbolt 4 (Type-C)、USB3.2 (Type-C/Gen2) 、USB3.2 (Type-A/Gen1)×2
カードリーダー:SDXCメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDメモリーカード
オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
ASUSのVivobook Pro16は値段・軽さ・性能面からいって、かなりやばいモデルです。
CPUは上位モデル13900Hを積みつつ、グラボはRTX4060。さらに2kg切ってます。
モバイル版RTX4060はデスクトップ版なら3060Ti~3060、前世代ならモバイル版3080相当の性能があります。

またThunderboltがついていて、type-cでも給電できます。そして、解像度が2,560×1,600というおまけつき。
MSIやGigabyte、その他BTOメーカーでも20万円台だと、CPUが12世代だったり、もっと重かったりします。まして2560×1600なんてありません。
弱点といえば、バッテリーが駆動時間7.4時間とちょい短め。
あとは120Hzと、ゲーミング系にしては少しだけリフレッシュレートが低いことです。20万円台なら144Hz当たり前みたいなとこありますか
でもデメリットをはるかに上回るモンスターPCには変わりないです。
ちなみに上記はASUS公式のみのモデルですが、グラボ強化・ちょい重の上位機種はamazonでも買えます。
ビジネス用途

ビジネス用途なら、13~14インチくらいがおすすめです。
軽さも1kg切ってるPCも結構でてきました。
なかでもおすすめはdynabook VZ/HVです。これは僕も実際にいつでもどこでもブログ書けるように仕事用として持ち歩いて使ってます。
VZ/HV W6VZHV5CAL | 性能 |
---|---|
CPU | インテル Core i5-1240P |
メモリ | 16GB(16GB×1)/最大16GB |
ディスプレイ | タッチパネル付き 13.3型ワイドFHD (IGZO・非光沢) |
SSD | 512GB SSD |
Webカメラ | 前面:約92万画素 背面:約800万画素 |
指紋認証 | なし |
顔認証 | あり |
外形寸法 | 約303.9mm(幅) 約17.9mm(高さ) 約197.4mm(奥行) |
駆動時間 | 約24.0時間 |
重さ | 約979g |
1240Pと1260Pモデル両方あります。僕は1240Pで十分だったので、こちらを買いました。
コンバーチブルなので、電子書籍用としても使えます。もうkindle端末もタブレットもさようなら。そういう意味ではコスパ最良です。
同スペックと価格帯のPCは他にもあるんですが、コンバーチブル型はこれくらいです。
HPのElite Dragonflyも以前はできたんですが、G3になってから回転できなくなりました。なのでこれが唯一無二。


軽さ979g(公式)、僕が所持しているのは940gしかありません。もちろんPD対応。
ビジネス仕様なので、内臓GPUにして軽さや使い勝手に全振りしています。
欠点は顔認証あるけど指紋認証がないこと。なので別途USBに差す指紋認証リーダー使ってます。
常にカバンに入れて出歩くビジネス、もしくは大学生向けと言えるでしょう。
Dynabook公式は定価なので、amazonか楽天から買うと良いです。amazonではwebモデルが発売され、”VZ/H”という名前で販売されてます。こちらもVZ/HVと同じものです。
コスパ用途
IdeaPad Slim 5i Gen8 | 性能 |
---|---|
ディスプレイ | 14 インチ |
解像度 | WUXGA液晶 (1920 x 1200) |
メモリ | 16 GB LPDDR5-4800MHz |
CPU | Core™ i5-12450H |
ストレージ | 512 GB SSD |
グラフィック | CPU内蔵 (インテル® UHD) |
カメラ | 1080p FHDカメラ |
重さ | 約 1.46kg |
10万切って、12世代のHシリーズ、これは1240Pなどより若干高いベンチマークを誇ります。
また、メモリ16GBでSSDも512GB、WUXGAで縦への解像度も高いです。
価格重視でコスパ狙いならこれ以上にないPCと言えるでしょう。
欠点と言えば、内臓グラフィックがUHDというIris® Xeの下位版であることです。
コスパ狙いならこのへん割り切って良い部分だとは思います。
ただし、ノートPCは基本GPUや軽量化に力を入れるほど高価になります。
なので、最もコスパ良くお金をかけるならメモリです。
10万切ってもっと安い16GBが欲しいなら、DellのVostro3420という手もあります。
販売はDell公式のみです。
DELL Vostro 3420
価格 70,662円 (税込)(2023/06現在)
第11世代 インテル® Core™ i5-1135G7 プロセッサー
インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ 16GB,(8GBx2) DDR4, 2666MHz
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
(SSDやメモリはオプションでカスタマイズ可)