ASRockと言えば、有名マザボメーカー。ですが、グラボ関連はマザボほどシェアを獲得しているわけではありません。実際ASRockのグラボはどんなモデルがあるか、なぜNvidia製がないのか解説します。
ASRockグラボの評判と種類 なぜNvidiaがないAMD専なのか
ASRockグラボの種類
タイトルの通り、ASRockのグラボはAMDが主力です。
一応2022年現在Intel製も展開していますが、あえて買う意味がない品質なので除きます。
格付けとしてはOC formula > Taichi > Phantom Gaming(PG) > Challengerの順です。
同じRX何番台でも何が違うの?って方。最も分かりやすいのはデザインとクロック値です。
一般家庭用途なら、たいていPGかChallengerを選択することになるでしょう。
Phantom Gaming(PG)
PGは上位モデルを担っています。
6000シリーズで言えば、RX6900XT~6500XTあたりを発売。
中央ファンだけ色違いで、デザインがChallengerよりゲーミング寄りです。
また、スペック上でChallengerとの違いはクロック値です。
RX6800 16GB 比較 | PG | Challenger |
ブーストクロック | 2190MHz | 2140MHz |
ゲームクロック | 1980MHz | 1905MHz |
ベースクロック | 1850MHz | 1750MHz |
さらに上位のTaichiやOC Formulaも同じような形でスペックが上がります。
Challenger
6000シリーズではRX6800~RX6400までのモデルを展開しています。
もちろんPGより価格は低いです。
コア数と価格だけ優先して、クロック数を重視しない場合こちらが選択肢になります。
ちなみにデザイン上もPGより地味になります。
OC Formula
最高モデルを展開しているのがOC Formulaです。
名前の通り、OC(オーバークロック)仕様です。
2022年現在では6950XTと6900XTしかありません。
価格も15万前後と、ゲームをやりたいだけの層にはまだまだ手が届かない価格帯になっています。
Taichi
RX6800XTと5700XTを展開しています。
スペック上ではPGのRX6800XTとほぼ同一ですが、モニタ端子がType-Cに対応しています。
また、デザインがPGよりエッジが利いていて結構カッコ良いです。
円周部分にカットが刻まれていて、独特の光り方をします。
グラボにゲーミングっぽいデザインを求めない僕も正直良いなと思いました。
なぜNvidiaグラボがないのか
ASRock公式とのやり取りによると、NvidiaはASRockにチップを供給していないからだそうです。
つまりASRockの意思で販売していないのではなく、Nvidiaの意思です。
ちまたではASRockとNvidiaは仲悪いんじゃないかと勘繰る人もいます。
DESKMiniはGTXありますし、この関係性は何なのでしょうね。
(引用: https://peing.net/ja/q/8b4c797f-f608-4a25-bccd-2c1ba97ab695)
個人的にはASRockのNvidiaが見てみたい気持ちはあります。
というか、Nvidiaって扱っている大手メーカーが日本じゃ少ないんですよね。
増えてほしい限りです。
最近はIntel製グラボも登場
実はIntel製グラボがASRockから発売されています。
というか、2022年現在、ASRockしか販売していません。
モデルはArc AシリーズのA770、A750、A380です。
ただしこちらは値段の割に評判が芳しくありません。
A770と競合するRTX3060・RX6600XTとの比較動画をあげてくれた人いたので、複数確認しました。
Intelがどっこいか少し負けているレベルです。
しかも共通して電力消費は他より激しい。
そもそも一番高性能なA770でもRTX3060Ti以下なので、4K全盛時代にどの購買層を狙っているんでしょう。
A380に関してはGTXに勝てないうえ、3万近くします。
どんな人がASRockグラボはおすすめ?
マザーボードがASRockかつAMD派の人はおすすめです。
格安メーカーではサポートが手薄ですが、ASRcokはさすが大手で電話サポートもついています。
マザーボードとメーカーが同じだとLED制御をしやすいという利点があります。
また個人的な話ですが、デザインも結構好みだったりします。
ASUSやMSIの無難なデザインが嫌な人もおすすめです。
もっと他メーカーと比較をしたい方はこちらを参照してみてください。