iPhone16Proレビュー。結構な問題作。カメラコントロールも微妙

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iPhone16Proレビュー。結構な問題作。カメラコントロールも微妙

iPhoneが発売して約1ヶ月。使ってみた感想としては、「うーん...」というのが正直な感想です。しかも今回は宣伝の仕方にも結構問題有りです。

この記事の結論

  • 新機能カメラコントロールは微妙
  • 夜景は綺麗になった
  • 押し出しでアクションボタンの用途が広がった
  • AI関連やカメラコーティングの宣伝方法はどうみても悪手

色々問題作な16Pro

まず今回のiPhone 16Proですが、結構問題作です。

新機能カメラコントロールは繊細な指操作が求められて微妙。重量も大型化して重くなり、それなりに批判されています。

最も批判を受けているのが宣伝方法で、AI関連は日本じゃまだずっと先まで使えないし、カメラの反射防止コーティングも項目がサイレント削除されていたりと、かなり疑問を持つマーケティング手法です。

新機能カメラコントロールは微妙

まずカメラコントロールが微妙な理由です。

  • 持つ場所に指がない。画面操作と変わらない
  • 操作が繊細。手汗はアウト
  • カバーつけてるとやりづらい
  • そもそも左利きはアウト

まず大前提ですが、これって画面操作じゃダメなんですか?って話。

指一本で全て完結できるところに意義があると思うんですが、繊細な動きが求められます。

持つ場所に指はなく、横にしたらそもそも画面操作でいい。

この前東京タワーにグッズ買うためにオーバーウォッチのイベント行ってきたんでずっとカメラの操作してたんですけど、結局細かいことやろうとすると画面の方いじりたくなる。

そもそも下の方にありすぎて深度変えたりズーム変えたりしてると親指が痛くなってくる。なのでほとんど横画面撮影用。でも横画面にしたときは左手で操作できるからやっぱ微妙。

決定的なのは縦持ちだと左利きは使いづらいってこと。僕は左手でスマホ使うので、中指でスワイプはきつい。

Appleって右クリックの概念がなくて、両利き用のマジックマウスを作ったほど。でもこのスマホは明らかに右利き用って感じです。

絶対開発してる人も、いや~これほんとに使いますか?とか自問自答してたと思います。

多くの人はこの位置に指紋認証求めてたはず。もっと言えばFace IDあるので何もつけなくて良かったまであります。

カメラコントロールないとマジで前回と変わらないので、かなり苦肉の策として搭載してきた感じ。指紋はもうちょっと先までひっぱりたいしみたいな。

バッテリーが微増。重さは仕方ないのかも

重さは前回と比べて12gも重くなりました。(187g→199g)

前回軽さを頑張りすぎたせいでバッテリーや発熱の面で批判された15Pro。特にバッテリーは旧モデルの無印と比べても負けるくらい過去最低でした。

大型化と重量アップはこの辺りの問題も関係しているのでしょう。


NexTechie youtubeチャンネル

ということで今回はバッテリー向上が図られたんですが、きちんと増量しているようです。上記を比べて一番最初に切れたのが15Pro。マジで15無印より弱いんですよね。

NexTechie youtubeチャンネル

16Proは15シリーズの次。16シリーズは無印もProもほぼ同じレベルのバッテリーを積んでいるようです。最適化が進んでいけばもっと持つかも。

なので、重さと大型化は今回で正常になったとも取れます。重くなるのはある程度仕方ないのかもしれません。

iPhone 16 ProMax Series' vs iPhone 15 ProMax Series' Battery Drain Test | iOS 18 BATTERY TEST

夜景は綺麗になった。反射防止コーティングはよくわからん

16Proでカメラがパワーアップしました。

大きな違いは以下。

  • 光学3x → 5xの望遠カメラ
  • 超広角とマクロ撮影が12MP → 48MP
  • 最大4K 60fps → 120fps
  • 反射防止コーティング(という話だが...)

特に望遠で撮る夜景は明確に綺麗になりました。15proではブレて取れなかった10x以上の望遠も、16Proだとピタッと止まることが多かったです。

夜間望遠の写真を拡大すると、16proの方は"Domino~"の輪郭もしっかりしてしまっていますが、15proの方がノイズがひどくぼやけています。

同じ夜間の望遠でも3xくらいならぱっと見違いが分かりません。が、強いて言うなら看板の色合いが違います。

拡大してみると、16proの方がやはり色がしまっています。15proの方は白くもやーんと広がり、若干白飛びも見えます。

右から二番目の”アカチャンホンポ”のように白字だと、にじんで見えづらい。(まあここまで拡大することないと思いますけど)

じゃあ毎回優劣があるかというとそうでもなく、ほぼ遜色ないときも多々あります。

16proは5x、15proは3xですけど、昼間ならそれほど違いはありません。

超広角とマクロは48MPで撮影できるようになりましたが、正直あんまり違いが分かりません。むしろ高画素になるとそれだけ粒が細かくなって多くの光源が必要になるので、撮影が難しくなる面もあります。トリミングしないなら12MPのままでも良いかな?という感じ。

何回か撮り直してみた結果、マクロはトリミングすれば若干16proの方が文字が鮮明に見えます。

まあ画素数的には当たり前なんでしょうが。

ポートレートもそんなに違いが分かりません。

結局、カメラ目的で買うっていうなら15Proもそんなに変わりません。条件次第では16Proがやや上回るくらい。確かに夜景望遠はとりやすくなりましたけどね。それ以外はほぼ違いがありません。

一方動画は120FPSが撮影できるようになった16pro。ただしサイズがデカすぎるので一般人は使わないと思います。

で、話題になっている反射防止コーティング。これは夜間撮影時に光の玉のようなものが出てしまうゴーストやフレアという現象を改善するもの。実は追加機能にあったのですが、サイレント削除されて問題になっていました。でも噂によると搭載はされているらしいです。

実際に使ってみた結果、あんま15Proと変わりません。相変わらずゴーストでまくり。夜間の動画は扱いづらいままです。

これはyoutubeに比較動画を出すのでそっちを見てください。

アクションボタンの用途は広がった

カメラコントロールは微妙ですが、玉突きでアクションボタンが一つ空きました。

従来はここにカメラ。現在僕はブラウザに使っています。長押しするだけですぐに検索できて色々便利。

カメラコントロール自体使うか分かりませんが、アクションボタンを多用することが多くなりました。という謎の使用感アップがありました。

antutuと3Dmarkベンチマーク比較

あんまり変わらないと評判の16Proと15Proですが、一応テストしてみました。

  • 16Pro 159,7700点
  • 15Pro 150,7229点

まずantutuですが、ほぼ変わりません。

WL EX unliテスト

  • 16Pro 4283点 25.6FPS
  • 15Pro 3541点 21.2FPS

ふーんって感じです。性能面ではほぼ15Proと変わりません。

宣伝の仕方に問題ある。Apple焦ってるのか

アメリカでは今月10月から使用が開始されるApple Intelligence。

でも日本では来年2025年から。どう考えても日本で宣伝するにはフライングすぎるタイミングです。

しかしApple的にはiPhone大好き日本は太客。AI系はAndroid勢に先を越されまくってて、今回目玉機能もなくて、正直Appleは焦ってるとしか思えません。

宣伝に問題があったのはそれだけではなく、iPhoneで問題だったフレアゴースト問題。先にも述べた通り反射防止コーティングで改善するはずが、仕様ではサイレント削除。

前までは空間写真の下にあったはずなんですが、いつの間にか消えてます。

一応搭載されてはいるらしいんですが、コーティングの効果が薄いのか、何か問題があるのか邪推したくなります。少なくとも実際使ってみた結果、改善されたと思えるほど効果を感じませんでした。

今回の主役は無印。Proは15が買い替えのベストタイミングだった

Screenshot

予想通り、前回ほどの進化がない16シリーズは15より売上が落ちています。マイナーチェンジなので誰もが予想していたと思いますが、シリーズ全体で12%以上減少、進化の薄いProは大幅に下落しているようです。

今回の主役はProと性能差が少ない無印シリーズでしょう。前回こそチタンで話題になったProですが、今回はカメラコントロールの使い勝手の悪さや、重量アップの側面もあって進化というより余計な贅肉がついた、という見方もされています。

というか、僕も15Proの方が好きです。

なのでおすすめは値下がりした15Proを買うか、16無印です。

ついでですが、購入したESRのケース使いづらいのでおすすめしません。

裏面の磁石の部分がでっぱってて違和感あります。カメラコントロールも押しづらい。

数百円高いですが、僕が15proで使ってた米軍MIL規格なんちゃら版の方をお勧めします。

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