最近グラボ市場で名前を聞くPNY。アメリカの企業で2020年に日本市場に参戦したようです。先に言うと別に変なメーカーじゃありませんし、買って全然問題ないです。ただ、まだ日本市場に根を張り切れてない感じはあります。
PNYグラボの評判と性能
PNYは2023年現在、Nvidiaのみ取り扱いをしています。
日本ではRTX4000番台が中心に出回っているので、その辺を中心に解説します。
違いはこのあたりです。
- 光るモデルかどうか
- サイズ、スロット幅
現状、PNYのモデルは至ってシンプルです。
要は光るモデルかどうかだけ注意すれば、そんなに悩む必要はないということです。
RTX4000番台
VERTO EPIC-X RGB
VERTO RGBモデルはX字に光ります。
(個人的にかなりデザインは好き)
もうちょっと詳しく言うと、性能上他の4000番台と同じですが、EPIC-X RGBモデルはサイズとスロット幅が違います。
また、こちらはオーバークロックモデルとして位置付けています。
RGBモデルの方がちょっとだけサイズが大きいです。
カード寸法
【VERTO EPIC-X RGB】
331.8 x 136.8 x 66.5 mm; 3.3 Slot
VERTO LED
こちらは光らないモデルです。
ちなみにホワイトモデルも存在します。
サイズはこちらの方が小さく、スロット幅も先ほどのモデルの3.3から3.0になっています。
カード寸法
【VERTO LED】
305.1 x 119.4 x 60.6mm; 3-slot
RTX3000番台
3000番台は大きく分けて二つあります。
- UPRISING
- REVEL
さらに光るモデルかどうか。
- UPRISING EPIC-X RGB
- REVEL EPIC-X RGB
ただ、PNYのRTX3000番台は在庫もないし、日本にあまり出回ってないみたいですけどね。
カード寸法
【UPRISING】
316 x 115 mm; 3-Slot
【REVEL】
293.9 x 112 x 55.9 mm; 2.7-Slot
4000・3000番台のデュアルファン、シングルファン
上位モデルだとトリプルファンしかありませんが、下位モデルになるとデュアルファン、シングルファンなどが存在します。
4000番台だと、RTX4070以下からデュアルが存在します。
PNYはどこの国のメーカー?
そもそもPNYって最近出てきたけどどこの会社?って思いますよね。
元々はアメリカのニュージャージー州に設立された会社です。
1985年に設立されたらしいので、実は創業して40年近くも歴史があります。
元々はメモリチップ売買が主流だった模様。
その後アメリカの各州、フランス、台湾などに進出。日本に進出したのは2020年です。
現在はSSD、グラボ、メモリなどが様々なPC機器を取り扱っています。
バスケのNBAが好きな人なら知ってると思いますが、ニュージャージーネッツ(現在はブルックリン)から練習用ジャージの命名権なども買い取ったこともあるそうです。
メモリやSSDもあるが保証も含めどうなの?サポートはまだ日本に対応しきれてない感じ
日本のPNY公式にアクセスすると、なんか実態がなさそうに見えるし、英日翻訳抜けがあったりと、ちょっと微妙な感じです。
ただ、アメリカのサイトにアクセスするとちゃんとサイトが整っています。
役員の名前なども載っているし、調べれば顔なども出てきます。
住所やオフィスもgoogole mapで出てきます。
また、代理店はアスク。
アスクフェス 2022にも来ていました。
ただし、日本市場はまだサポート面で整っていない感じがあります。
問い合わせは日本専門の問い合わせがなく、アジア全般の窓口になります。
なので、英語対応です。
まあ英語ができない人も日本語にgoogle翻訳にかけて送るだけですけどね。
デザインや長期保証が好きなら買っていい。それ以外は現状スルーしてもいい
要は知らないメーカーだけど別に怪しい会社じゃないし買って大丈夫だけど、まだ日本市場は整ってないですよって話です。
価格帯は中上位帯くらいですが、保証は3年とかなり長いです。
ASUSやMSIなどとそんなに変わらない値段だけど、サポートが不便、でも保証が長いっていうのがPNYの特徴ということになります。
個人的にデザインは好きなので、今度買ってみたいメーカーではあります。
みなさん目線ではPNYのデザインや長期保証を重視するか、それがPNYを選ぶかどうかになるでしょう。