AMDグラボの候補はASUS、MSI、ASRockあたりでしょう。その中でもAMDに特化したグラボメーカーがSAPPHIRE(サファイア)です。ラインナップであるPULSE、NITROの違いは何か。グラボメーカーとして評判はどうか等、解説していきます。
SAPPHIRE PULSE NITROの違い AMDグラボメーカーの評判
SAPPHIRE PULSE NITROの違い
SAPPHIREはTOXIC、PULSE、NITRO+、無印があります。
TOXICは最上位で6900番台しかありません。
コスパ等を考えれば購入先はPLUSEかNITRO+、もしくはRadeon(無印)になるでしょう。
PULSE、NITRO、無印比較表
Radeon RX 6800比較
NITRO+ | PLUSE | 無印 | |
---|---|---|---|
ブーストクロック | 2190 | 2170 | 2105 |
ゲームクロック | 1980 | 1950 | 1815 |
Bios | デュアルUEFI | デュアルUEFI | UEFI |
消費電力 | 290W | 280W | 250W |
推奨電源容量 | 750W | 650W | 650W |
フォームファクター | 2.7スロット | 2.5スロット | 2スロット |
寸法 | 310.5(L) x 134.2 (W) x 55.2 (H)mm | 303 (L) x 127.3 (W) x 53.8 (H)mm | 266.7 (L) x 119.75 (W) x 39.75 (H)mm |
出力端子 | HDMI、DisplayPort1.4 | HDMI、DisplayPort1.4 | HDMI、DisplayPort1.4、type-c |
格付けとしては無印<PULSE<NITRO+<TOXICとなります。
上のグレードになるほど、クロック数が上がります。
一方で、価格と消費電力も上がるデメリットもあります。
NITRO+
RX6800番台までなら最上位モデルとなります。
クロック数の増加により、オーバークロック目的のハードゲーマー用と言えます。
ただ、消費電力が750Wとなり、場合によってはご自身の電源ユニットも変える必要があります。
個人的には価格も上がるし、下位モデルで良いかなという感じです。
PULSE
一番無難な選択肢と言えます。
デュアルボールベアリングファンによる冷却性能の高さがうかがえます。
推奨電源も下位モデルと同じ650Wに抑えられますし、悪くない選択肢と言えるでしょう。
ただ、在庫の状況によってはNITRO+より高い場合があります。
無印
ひたすら安さを追求する人はアリのモデルです。
なぜか無印モデルだけ出力端子にType-Cを使えます。
ただし上記2つがデュアルBiosなのに対し、こちらはシングルです。
別に気にしない人は無印でも問題ありません。
TOXIC
最上位モデルで、RX6900番台のみ発売です。
最近の最上位モデルで流行っている水冷型です。
水冷買うならもうちょっとサポートが充実していて信頼度の高いメーカーで買いたいところです。
もしくはコスパ悪すぎなので、買わないって考えるのが普通でしょう。
SAPPHIREの評判は?そもそもどこの国のメーカー?
SAPPHIREはSapphire Technologyが大元で、本社は香港にあります。
日本での知名度は低いですが、実は2001年設立で最近20周年イベントもやっています。
AMDの老舗ブランドなのです。
保証期間は2年。なんとASUSやMSIの1年保証より長いです。
代理店は株式会社アスク。MSIとかと同じです。
聞かないメーカーと思うでしょうが、決して怪しい評判などはありません。
SAPPHIREグラボはおすすめ?
評判についてですが、情報が主要メーカーに比べて少ないので、まだまだ情報不足と言う感じです。
ただ、安くなっていれば悪くない選択肢です。
特に6700以前のグラボなら、4~6万円で買えます。
知名度は低いブランドですが、これからもっと伸びてくるメーカーかもしれません。