グラボには同じRTX30XXや40XXでも違いがあります。MSIでは主にGAMING TRIOやVENUSなどが使われています。では一体何が違うのでしょうか。
この記事の結論
- GAMINGが高価格、VENTUSは廉価モデル
- 上位モデルは光る。ブーストクロック値が高い
- 他メーカー比較で悩むならデザインで決めるべき
MSI GAMING TRIO、VENTUS、SUPRIMグラボの違いを性能比較
GAMING TRIO、VENTUSはMSI製グラフィックボード
GAMING、VENTUS、SUPRIM、AERO、この辺りはMSI製のグラボです。
グラボは同じRTX40XX番台でも、種類があります。
各メーカーはランクや購買層の区分けで名前をつけているのです。
GAMING TRIO
一般的にハイエンド向けのグラボです。ASUSではROGに相当します。
VENTUSとの一番の違いは、派手な見た目でピカピカ光ることです。
価格もこちらが多少上。
もちろん機能も高性能なんですが、VENTUSとほぼ変わりません。
例えばブーストクロックが数十MHz多いですが、そんなの分かりませんよね?
値段はややこちらの方が下位モデルに対し高いです。
なので、RGBでバリバリ光らせたいならこちらを買いましょう。
VENTUS
こちらは廉価版です。ASUS比較ならTUFに相当します。
種類は「VENTUS 3X PLUS」と「VENTUS 3X」があります。
違いはGAMINGのXとZシリーズと同じです。
見た目はGAMINIGより大人しい感じ。
なので、光らせる必要がないならVENTUSを選びましょう。
こちらの方が安価です。
SUPRIM
最上位モデルになります。
正直値段が高額になるので、ここにお金をかけるならRTX何番台を上げた方がコスパが良いと思います。
SUPRIMは空冷モデルもあるのですが、水冷モデルもあります。
グラボの水冷は今後もっとメジャーになっていくでしょうが、現時点では価格が高すぎてちょっと手が出ません。
MECH
こちらは2ファンになり、主にRadeon RXモデルとなります。
ASUSではDualの位置づけです。
AERO
基本1ファンモデルです。(2ファンも一応ありますが)
小型PCケース用です。
ファンが1つしかないので、冷却性能はかなり劣ります。
モデル比較
RTX4070Ti 12G OC版 3X 比較
SUPRIM | TRIO | VENTUS | |
---|---|---|---|
Extreme Performance | 2790 MHz | 2760 MHz | 2655 MHz |
Boost (GAMING & SILENT Mode) | 2775 MHz | 2745 MHz | 2640 MHz |
推奨電源 | 750W | 700 W | 700W |
サイズ | 338 x 142 x 73 mm | 337 x 140 x 62 mm | 305 x 138 x 65 mm |
ファン | TORX FAN 5.0 | TORX FAN 5.0 | TORX FAN 4.0 |
torx fan5.0は従来のファンとの比較で+23%の風量アップと公式がうたっているため、こちらの方が冷却性能に長けています。
また、ヒートシンクの面でSUPRIMはWAVE-CURVED 3.0、TRIOはWAVE-CURVED 2.0という違いもあります。
結局はRGBで見栄えを気にするか
RTX30XXの部分が同じなら、それほど機能に違いはありません。
違いはデザイン、あとは僅差の性能。それだけです。
- ガンガン光らせたい → GAMING
- 光らせる必要ない → VENTUS
- ケースが狭い → AERO(Radeonが良いならMECH)
- とにかくグラボが命 → SUPRIM
あとは他メーカーとの違いですが、同じことで性能差は微々たるものです。
ただし、価格やデザインは違うので、考慮に入れましょう。
悩むなら相場とデザインで買え
結局一番の決め手はその時その時の価格です。
グラボはアマゾンなどでも結構価格変動しています。
デザインで候補を絞り、価格がその場で安くなっているものを買いましょう。
2023~2024年代は、コスパが一番良いのはRTX4070Tiか4070だと思います。
新品で安く手に入れたいなら、アマゾンアウトレットの出品商品を狙うといいです。
箱が少し潰れたとかで、2~3万ほど安く買えます。
僕が以前RTX3080を購入したとき、アマゾンががアウトレットに出していたので、こちらで買いました。