ゲーミングキーボードで、タクタイル、リニア、クリッキーという言葉を聞きます。これらは茶軸赤軸青軸と呼ばれ、打鍵感や静音性、用途によって選択されます。
この記事の結論
- ゲーム用途オンリーなら押した感が強いクリッキー
- 静音性を求めるならリニア(ゲーム配信者など)
- 中間が良いならタクタイル
初めてのゲーミングキーボードでよく分からない場合もこれ
タクタイル リニア クリッキーの違い ゲームFPS用ロジクールキーボード
これらはメカニカルキーボード、あるいはゲーミングキーボードと呼ばれるキースイッチのことです。
静音性: リニア>タクタイル>クリッキー
感触の強さ: クリッキー>タクタイル>リニア
僕はG913推しなので、それを前提に話します。
タクタイル(茶軸)
最も選択しやすいのがタクタイルです。
爽快な打鍵感と静音性を兼ねている、いわば一番無難なキーです。
ゲームと普段使いが両立しやすいです。
初めてゲーミングキーボード買う人は大体こちらを買えとアドバイスされるでしょう。
”カタカタ”という感触に近いです。
リニア(赤軸)
静音性が最も高いのがリニアです。
一方で、押した感が一番弱くもありFPSなどにはちょっと微妙です。
ゲーム配信する人はキー音が入らないので、向いているでしょう。
”トントン”という感触に近いです。
クリッキー(青軸)
最も押した感が強いのがクリッキーです。
底をつくようなカチっとする音が出ます。
FPSなどに向く一方、うるさいです。
打鍵感や爽快感が癖になるので、根強いファンも多いです。
"カチャカチャ"・”カチカチ”という感触に近いです。
G913はなぜか白いですが、本来は青色になっています。
(引用: https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/innovation/mechanical-switches.html)
タクタイル リニア クリッキーどれを選ぶべきか
仕様上から選ぶのは簡単です。
クリッキー → FPS用途、爽快な押下音
リニア → 静音性>打鍵感
タクタイル → バランス良い
この法則に従いましょう。
もちろん、メーカーや商品によってもキーの感覚は違います。
欲しいキーボードを満足いくまで実店舗で試し打ちしましょう。
(満足したらいったん退散して、Amazonで安くポチりましょう)
メンブレン、パンタグラフ、メカニカル、静電容量無接点方式の違い
キーボードはメカニカルの他にメンブレンやパンタグラフというものがあります。
ざっくりわけると、
メンブレン → 安価、打鍵感が悪い、静音、ゴム、劣化しやすい
パンタグラフ → 安価、静音、薄い、スプリング、ノートPCと同じ
メカニカル → 高額、打鍵感◯、重い、うるさい、キーが独立
静電容量無接点方式 → 高額、キーの安定感◯、耐久性◯、打鍵感◯
キーが独立していると、複数キーの同時押しが認識できます。
これらがゲームで必要な要素であり、ゲーミングキーボードと呼ばれます。
キーボードに高いお金を払うのって、打ってて気分良いかってただそれだけです。
bluetoothとか無線とか、多機能ボタンとかありますが、最も重要なのは打ってて心地良いか。
個人的な意見ですが、パソコンと向き合う時間の多い人は、妥協せず満足のいく物を買った方が良いです。キーボードにコスパの概念って不要でしょう。
良いキーボードをながーく使っていく。それがベストです。
そもそもゲームもしないし、キーボードにも興味ない人はエレコムの2000円くらいのやつが最高の商品です。
おすすめのゲーミングキーボードはG913一択。対抗馬のR3Sは色々不便
ここからは個人的な感触に基づくおすすめの話です。
ロジクール G913 or G913TKLが最高
最もおすすめなのは、ロジクールのG913、テンキーが不要ならG913TKLです。
素晴らしい打鍵感と利便性を兼ね揃えています。
もはやメカニカルキーボードはこの商品で完成形になってしまったと言っても過言ではありません。
唯一、専用ソフトG HUBがゴミな所くらいしか欠点がありません。(最悪使わなくて良いです)
ネックなのが高いこと。2万円台します。
キーボードはコロコロ変えるくらいなら、高くても最適解を最初に買った方が文句なしに良いです。
じゃないとキーボード難民orキーボードコレクターになります。
一応型落ちにG613もありますが、有線かつキーが高くて使いづらいのと、後述するRazerの方が値段も安いので、ロジクールで買うならG913一択です。
対抗馬はリアルフォース R3S。 G913とR3Sの違い
とはいったものの、予算もあると思います。
対抗馬はリアルフォース R3Sです。
こちらは1万弱安くなりますが、有線版になります。
また、ロジクールと違い多機能ボタンは一切ありません。
G913だと再生・音量調整のボタンやコロコロがyoutube見てるとき結構便利なので、ないと不便に感じます。
価格、ボタン、無線の3つでG913に軍配が上がります。
一方良いところは、キースイッチの中で最高峰とされる静電容量無接点方式なことです。
"サクサク"とか"スコスコ"といった感触で、”指に吸い付くよう”と形容されています。
さらにキー荷重(キースイッチを押したときの重さ)なども結構自由に選べます。
キー荷重は等荷重と変荷重があります。
変荷重は小指や薬指の負担が考慮されて外側が軽いという仕様です。
等荷重はそのままで、全てのキーが同じ荷重になります。
この辺り重視する人ならG913を上回るかもしれません。
また、なぜか楽天でふるさと納税品もあります。
【楽天市場】ふるさと納税品 東プレ リアルフォース R3無線モデルもありますが、2022年11月現在3万円オーバー。G913より値段が張ります。
価格は高いですが、静電容量無接点方式が良いなら候補になります。
安いモデルを求めるならRazerも一応ある
さらに価格帯を下げていくと、Razerあたりに人気のモデルがあります。
Razerではロジクールとキー軸の呼称が違います。
イエロー → リニア
オレンジ → タクタイル
グリーン → クリッキー
僕が使ったRazerのモデルは安かったですが、誤タッチの多さや手首の疲れを感じました。あと有線です。
本当にゲームだけする用途で、後にG913TKLに乗り換えました。
(Razerというか、ロジクールも安いモデルはこんな感じですが)
最初からG913を買うことをおすすめしますが、ゲーミングキーボードってどんなものか体験するならこの価格帯となります。