モニターでVAパネルはIPSより安いので買ったものの後悔。ゲームやるだけならマシですが、IPSより発色が劣り、白っぽい。ちゃんと予算かけてIPS買えば良かったと思いました。
この記事の結論
- VAは全てにおいて中途半端。でもIPSより安い。
- VAの高コントラストで結構疲れる・あまり良さを感じない
- 予算あればIPS買うべき。ガチゲーマーならTNも検討
VAパネルで後悔。VA TN IPSの違い
コントラスト | 視野角 | 発色 | レスポンス | |
IPS | 可 | 良好 | 良好 | 可 |
VA | 良好 | 可 | 可 | 微妙 |
TN | 微妙 | 微妙 | 微妙 | 良好 |
ざっくり区分けすると、
発色=IPS=映像系に長けている
レスポンス=TN=ゲームに長けている
コントラスト=VA=動画・映画視聴に長けている
という答えになります。
他にも、”高速応答”かつ"広色域"と呼ばれるNano IPSやFast IPS、これらのモニターの色域をさらに広くした量子ドットなどがゲーミングモニターとして有効です。
そもそもVAの長所であるコントラストとは、色の明暗や鮮やかさのことで、高いと明るいところは明るく、暗いところは暗くなることに。
VAはコントラスト比1 : 3000、IPS・TNはせいぜい1 : 1000で、コントラスト比が高いパネルです。
比率が高いと、”画にメリハリがついて映画や動画に最適”なんて謳い文句がありましたが、勘違いでした。
コントラスト比が高くても良いことはそんなになく、結果後悔しました。
VAパネルは白っぽい。調整してもおかしい
左(BenQ モニター ディスプレイ EW3270U 31.5インチ/4K/VA)
右(Dell S2721QS 27インチ/4k/IPS)
まず、BenQ(VA)とDell(IPS)についてです。
VAの方がかなり白っぽく映ります。
原因が分かりません。VAパネルの問題なのか、別の問題なのか。もしくはこれで仕様なのか。
Nvidiaのダイナミックレンジやモニターの調整いじっても改善されませんでした。
ガンマ値下げろって話なんですが、今度は黒の部分が潰れて見えなくなります。これでかなり下げてる方なんです。
製品差か設定か、それともVAパネル全体の話かは分かりません。
高コントラストのせいでVAパネルは疲れる
前述のとおり、VAパネルは明るいところは明るく、暗いところは暗いわけです。
これが疲れる。特に暗いシーン。
単純に、暗い部分がさらに暗くなって見づらいんですよね。
光と影があれば、メリハリも出るんでしょうが、全体的に暗いとひたすら見づらいです。
映画視聴だと快適に見られれば良く、明暗の見せ方はそこまで大事じゃありません。
とはいえ、シーンの度に画像を調整するのも面倒なので放置していました。
VAパネルは視野角と発色がかなり微妙
(左 VA 右 IPS)
発色がだいぶ違います。鮮明に見えるのは間違いなく右です。
視野角はVAの方が狭く、角度をつけるとさらに色がおかしくなります。
真正面からVAパネルのモニターを見ているとまだマシなんですが、角度をつけて見比べると結構違って見えます。
VAパネルでゲーム(FPS)はまだマシ
(BenQ モニター ディスプレイ EW3270U 31.5インチ/4K/VA)
(Dell S2721QS 27インチ/4k/IPS)
VAはレスポンス、つまり応答時間があまり良くないと言われています。
が、僕は正直良く分かりませんでした。
応答時間とは画面の色が変化するときにかかる時間です。
これが早いと場面転換が早くなり、FPSなどで有利になると言われています。
応答時間に優れているというTNパネル使ったことがないので分からないのですが、IPSとVAはそれほど違いがあるとも思いませんでした。
物によるでしょうが。
買うならほぼIPS。VAは価格以外考慮する必要なし
結論、買うならほとんどの人がIPSを買うべきです。
どうしても予算上の都合がある場合は安いVAを考慮することに。
けど、モニターってずっと見てるもので、身体に影響が及ぶものなので、妥協するのはあまりお勧めしません。
寝具と同じです。
TNは高リフレッシュレートで応答速度が高いとしても、体感できるか微妙なところ。
プロゲーマーとかじゃないといらないんじゃ?と思っています。
僕も早くメインのBenQ VAモニターを変えたいのですが、なかなか壊れなくて今まで使っているだけです。
壊れたら即IPSに買い替えます。
メーカーはドット抜けを万全に保証しているDellあたりが良いです。
プレミアムパネル保証といって、ドット欠けが一つでもあれば無償交換してくれる神保証がついています。
DELL以外のメーカーはドット抜けは仕様だとかいって保証されませんから、なるべく買いたくありません。
最近のゲーミングモニターは量子ドット
最近は4Kゲーミングモニターとして量子ドットを買いました。
4K、144Hz以上、10万以下でなるべく美麗なモニターを探していたところ、Innocnというメーカーのモニターがおすすめされていたので購入。
166Hzのリフレッシュレートでめっちゃヌルヌル、HDR1000を備えていて超美麗。今では快適なゲーミングライフを送っています。