滋賀観光を車なし電車巡る一泊二日モデルコースをご紹介します。琵琶湖やインスタ映えを狙った、割とカップルや女子旅にも向いていると思います。まあ僕は男ですけど。
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滋賀観光車なし電車で行ける一泊二日モデルコース。カップルや女子旅映え旅行
僕が観光したのは湖東~湖南エリアです。
適当にご当地紹介してもつまらないので、面白かったところ、微妙だったところをフェアに共有します。
大津市付近(延暦寺・坂本町・西教寺・近江舞子) 1日目
滋賀と言えば琵琶湖と延暦寺。なので、初日は延暦寺と周辺の古い街並み坂本町、映えスポットで有名な西教寺、泊まりは湖に近い近江舞子あたりを回っていきます。
西教寺
(所要時間 30分~1時間ほど)
西教寺はある意味日本史で最も知られている武将、明智光秀が祭られている場所です。
今や映えのスポットとして名をはせています。
春には桜、秋には紅葉がとても美しいからです。間の期間も何かしらのイベントをやっています。
この日のイベントというのが風鈴でした。ちなみに一個前のイベントがかざぐるまの通り抜け。
約2000個の風鈴が飾られています。
西教寺のイベントって大体3カ月スパンでなにかしら開催しています。
みなさんが記事を見ている時点で違う催しになってるかもしれませんが、どれも女子ウケするセンスの良いものばかり。
公式サイトで確認してみてください。
こんな洒落た寺ってなかなかありません。
まさに両手に花ですね。
春、秋にはここら一帯が桜や紅葉で満開になるそうです。
さぞ綺麗でしょうね。イベントがある日か、花の見ごろの時期がおすすめです。
特に紅葉はライトアップがあったり、寺側も力を入れているそう。
このあたり紅葉の時期としては11月中旬~11月下旬。
ライトアップ時期が例年では11月~12月上旬くらいのようです。
とはいえ、紅葉の時期は人が多くてゆっくりできないし、これはこれで素晴らしい催しだったので僕は夏に来ても満足でした。
坂本町
(所要時間 1,2時間ほど)
坂本は延暦寺の手前にある古風な町です。延暦寺へ行く道中で通ることになります。
町並みがとても良く、以前このあたりにいた石工集団が、穴太衆積みとよばれる自然石の組み合わせた石垣を作り、この町並みになったのだとか。
坂本町全体が延暦寺に向かって登り坂になっており、結構きついです。
一方、見ようによっては面白い道で、左右に石垣があり、中央は国道と鳥居がどーんと存在してます。中々見たことない景色です。
比叡山高校の学生が通学していたんですが、毎日この坂道登ってるとか、中々良いトレーニングしてるなと。
このへんの坂道登るのしんどかったんですが、非常に美しい道でした。
ていうか比叡山高校、入り口かっこよすぎます。
比叡山延暦寺の下にあるってだけで、ここは観光地じゃないですけどね。
あと運動部がここでランニングしてました。(ウマ娘の根性トレかよ、半端ねえな)
ここまでくると比叡山のケーブルカー近くまで来ており、有名な日吉神社が隣にあります。
ここも紅葉の名所として知られています。
ただし拝観料300円です。
ここから比叡山へは登山するかケーブルカーに乗ります。
普通ケーブルカー乗ると思うので、そちらのルートへ。
延暦寺
(所要時間 2,3時間ほど)
比叡山まではこちらの可愛らしいケーブルカーです。乗り場でチケットを買ってください。
なんでも日本最長のケーブルカーなんだとか。行きは下に向かって景色を見るので、背中越しに進んでいきます。
余談ですが、ケーブルカーの仕組みやら景色やら音声ガイドがあるんですが、結構突っ込みどころ満載というか、「え?どゆこと?」ってなりました。運行の音にもかき消されて、全然頭に入ってきません笑
大体30時間に一本ペースで、所要時間は約11分。
期間 | 初発 | 運転時刻 | 終発 |
---|---|---|---|
3月~11月 | 8:00 | 毎時00分/30分 発 (多客時は増発) | 17:30 |
12月~2月 | 8:30 | 17:00 |
往復1,660円と中々にボッてきます。さすが世界遺産。
また、比叡山自体の拝観料が700円。計2,000円強かかります。
たけえよ、って思う方。
比叡山延暦寺巡拝 大津線きっぷというものが駅で買えます。2,900円です。
比叡山坂本駅~坂本ケーブルカー間のバス+ケーブルカー+拝観料+寺内シャトルバスが使えます。
比叡山では内部が結構広いので、人によってはシャトルバスに乗るんですが、使うならこちらを買った方が良いです。
でも、いや、まだたけえよ。ってのが個人的な感想ですが。(まあ運営とか色々かかるでしょうからね)
延暦寺はケーブルカー降車後、さらに10分くらい登ったら着きます。なぜか目の前で降ろしてくれません。
これも余談ですが、ここまでくると実は滋賀と京都入り混じってます。県境らしいので。
最も重要な建物が、根本中堂です。
が、こちら2016~26年までずっと改修とのこと。
実は僕、延暦寺に来るの2度目なんですが、どちらも改修期間で、人生で一度も真の姿を見たことがありません。
中は見れますが、撮影禁止で、一部改修中。ってかモロに工事の音が聞こえます。
中には千二百年燃え続ける「不滅の法灯」と呼ばれるものがあります。
室内は暗所で、結構幻想的です。
とはいえ、内部で見る物はここくらいでしょう。
改修前の本来の姿がこちらだそうです。
始まりは最澄によって建てられ、信長によって焼き討ち、その後徳川家光によって建立されたのだとか。
はっきり言いますが、ぶっちゃけ延暦寺自体は拍子抜けするかもしれません。
歴史的な背景や、大自然で囲まれた寺院という点を除けば中身普通ですし、拝観料やらケーブルカーやらで結構費用もかかります。そのへん加味すると、正直微妙。
ただ世界遺産だし、こんな高所の山奥にあるお寺なんてそうそうないので、一度は見てみたら良いよね、って話。山へ登るついでにお寺による、という感覚でいいと思います。
春の桜、秋の紅葉時期はかなり景観が良いらしいので、やっぱり時期なんでしょうね。
もちろんお寺好きだとか、延暦寺の良さを理解されてる方ってたくさんいらっしゃるでしょうから、あくまで個人的な意見ととらえてください。
近江舞子 ホテル琵琶レイクオーツカ宿泊。結構良い宿
滋賀と言えば琵琶湖。せっかくだから湖付近に泊まりたいと思うんじゃないでしょうか。
滋賀の西側でビーチ的な場所なのが近江舞子です。
とくにやることがあるわけじゃありませんが、宿泊先として選びました。
僕が宿泊したのがレイクオーツカ。
ここらではミドルクラスくらいの宿です。
朝夕ついて夜は近江牛のステーキがでます。それでお値段2万円そこそこ。
ここは結構当たりの宿でした。湖畔まで歩いて1分だし、なにより料理がおいしかったです。
露天とかはないんですが、予約不要の貸し切り風呂とかもあります。
パーっと室内も明るく、眺めも良いです。
あと、洋室は全部マッサージチェア付き。しかも結構使い勝手良いやつで、びっくりしました。
なにげに床がバリアフリーになっていたりと、細かいところも行き届いています。
宿から目の前に湖畔があります。何人か海水浴している方もいました。
近くにバーベキュースポットもあるそうです。ただ、レイクオーツカはそこからちょっと離れています。
どちらかというと、湖近くでゆったりしたい人向けなんじゃないかと。
客層も家族連れとか年配夫婦、若年カップルと、結構多様でした。
ここまでが夕食分。
刺身食べた瞬間、「あ、この料理おいしいな」って思いました。めずらしいハモの刺身(白いやつ)なんか特においしかったです。
また、近江牛を初めて食しました。松坂牛、神戸牛との違いは、霜降りの多さらしいです。
漫画「美味しんぼ」で、霜降りなんざうざいだけって主人公の山岡さんが言ってましたが、見た目一番豪華に見えるかもしれません。
下記が朝食分です。
部屋良し・料理良し・温泉は普通だけど貸し切り風呂有、値段もそれなりで結構当たりの宿だなと思います。
ここはおススメできます。ぜひ立ち寄ってみてください。
ホテル琵琶レイクオーツカ (楽天トラベル)
ホテル 琵琶レイクオーツカ (じゃらん)近江八幡付近(八幡堀・ラ・コリーナ近江八幡・おごと温泉) 2日目
近江八幡に関しては単体で結構長い話になったので、別記事を参照してみてください。
ここでは一応なめる程度にご紹介していきます。
八幡堀
近江八幡は八幡堀という水郷めぐりができます。
また、古い街並みで保存地区にも指定されている新町通りも観光できます。
もちろん船のって町をめぐることもできます。
こちらは16時までなのと、あとでまわるラ・コリーナはがっつり昼食を食べるところがないので、こちらを先に回る方が良いかもしれません。
ラ・コリーナ近江八幡
ラ・コリーナ近江八幡はスイーツ店の集合体です。
ジブリっぽい外観をしていることから、女子ウケ抜群。(といっても色んな客層がいますが)
ここではバームクーヘンが有名で、工房なんかも見学できます。
もちろん買って食べたり、カフェでお茶したりもできます。
大自然のど真ん中に位置しているので、空気も良し。
近江八幡からは歩いても行けるし、バスでも行けます。
僕が紹介する一泊二日モデルコースはここまでなんですが、僕は翌日も近畿に用事があったので温泉に泊まりました。
おごと温泉(雄琴温泉) 番外編(別に行かなくていい)
滋賀にも温泉があったので、試しによってみました。
正直ここは行かなくて良かったです。
おごと温泉って名前の駅なんですが、温泉街とかもないし、正直マジで何もありません。
京都から15分で琵琶湖が見えるって点で、利用されるようですが、別にここじゃなくてもいいじゃん感が強いです。
こちらで有名なのが、琵琶湖を見渡せる露天付き客室のある「びわこ緑水亭」という宿が有名のようです。
ただし、ハイクラスなので一泊3万円ほど。カップルには良い選択肢かもしれません。
その他の人は、別におごと温泉じゃなくてもいいんじゃない?というのが僕の感想です。
ちなみに僕が泊ったのは「おごと温泉 琵琶湖グランドホテル・京近江」です。
価格帯はミドルクラス。正直、微妙の一言。料理は微妙、部屋は普通、温泉も微妙でした。
特に露天は琵琶湖が見渡せるって話だったんですが、これ温泉につかってると塀が高くて見えないんですよね。もう一つ庭園風呂みたいなやつもあるんですが、そちらは普通に庭園型の露天でした。
料理も懐石ではありますが、本当に微妙な感じでした。このへんは好みかもしれません。
滋賀観光モデルコース 車無し電車やバスの乗り方
- 東京駅 → 京都駅 → 比叡山坂本駅 → 日吉大社前(バス) → 延暦寺・坂本町付近
(日吉大社前 ⇔ 西教寺(バス)) - 比叡山坂本駅 → 近江舞子駅 (宿泊)
- 近江舞子駅 → 山科駅 → 近江八幡駅 → 新町(バス)
新町 ⇔ ラ・コリーナ(バス or 徒歩) - 比叡山坂本駅 → 京都駅
1日目と2日目に行くところは逆にしても良いです。
一つ懸念点と言えば、このルートでは琵琶湖+夕日が見られないこと。
一般的に琵琶湖は東側から夕陽、西側から朝日を見ることになります。
つまり、琵琶湖に対して夕日を見たいなら長浜あたりで宿泊が必要。
ただし長浜ってあまり見る物がありません。
なので、延暦寺に代えて彦根城とかそっち側を回ることをおすすめします。
また、日の出絶景ポイントとしては、白髭神社が有名です。
この場合、高島付近に宿泊して早朝からタクシーに乗ることになります。
夏は朝4時台、冬は7時くらいが日の出です。"白髭神社 日の出 時間"とかで検索すれば正確な時間が出てくると思います。
高島付近なら、「びわ湖リゾート白浜荘」からタクシー付きのプランとかがあります。このへんに宿泊しましょう。
宿泊先一覧
【宿泊したホテル】
ホテル琵琶レイクオーツカ (楽天トラベル)
ホテル 琵琶レイクオーツカ (じゃらん)→ 湖近く。部屋良し、料理良し、温泉は露天はないが貸し切りがある。
おごと温泉 琵琶湖グランドホテル・京近江 (楽天トラベル)
おごと温泉 琵琶湖グランドホテル・京近江(じゃらん)→ 全体的に微妙。周辺に見る物もない。京都からは近い。
【代替え】
びわ湖リゾート白浜荘 (楽天トラベル)
びわ湖リゾート白浜荘 (じゃらん)→ 白髭神社で日の出を見るならこちら。
長浜付近のホテル (楽天トラベル)
長浜付近 ホテル (じゃらん)→ 夕日を見るならこちら。