レッツノートは大体耐久性がすごいとか、ダサいって話になります。それもそうですが、実はブラック企業に愛されるPCだとか、生協御用達PCであるという話を知ってるでしょうか。
レッツノートはブラック企業に愛されるPC
レッツノートの良し悪しはともかく、現在ブラック企業御用達なPCだと知ってますか?
僕もかつて1台だけ使ったことがあるのですが、耐久性は間違いなくトップクラスです。
法人向けに商売をしている傾向があり、壊れづらく保証も手厚い。
で、企業に大量採用されるということは、大量廃棄もされるということ。さらに長生きするがために、現在中古市場では大量のレッツノートPCが放たれています。
”ノートPC 中古”と検索すると、このCF-SZ6が異常なほど売れています。(多分リースアップ品)
買い手の多くは、動けば良いPCが安く大量に必要な人。つまりブラック企業です。
Core i3なら他にもっと安いPCはありますが、基本買い手は情弱です。なんか良さそうなCore i5が1万円台だ!とレッツノートが選ばれます。
一応説明すると、このPCはCore i5 7200U。つまり、第7世代のCPUです。現在14世代が最新なので、7世代も前のCPU。
分かりやすく例えると、iPhone14が出ている世の中でiPhone7を買うようなものです。Core iなんちゃらはiPhone ProとかPro Maxとか各世代のグレードにすぎません。
しかしこのPCの評価は決して悪くありません。PC高くて買えない人や、動けば良い人は使えるので、候補先となるわけです。実はこのPC触ってみたことあるんですが、2万円の割には結構動きます。
ただし、個人的には無料でもいりません。壊れたら諭吉が無駄に飛びますし、動作も遅い、あと売れません。ジャンク好きでもなければ、安物買いの銭失いです。色々な事情があって買い手はいるでしょうけどね。
ちなみに"レッツノート ノートパソコン"と検索しても大量に中古のパナソニック製PCがでてきます。アマゾンでまともなレッツノートは売っていないようです。
生協がゴリ押ししてるPC
レッツノートは法人向けに展開が多いこともあって、大学生協PCでゴリ押しされています。
法人用の修理・メンテ部門などもあり、大きな規模の顧客だと都合が良いことも多いです。
ただ、レッツノートは高額であり、金のない上に大した作業をしない大学生に向いていません。
生協は多くが日本製メーカーをゴリ押しする傾向にあります。多くの場合選んでいる人はPCに無知なおっちゃん達でしょうから、自然と日本製PCが多くなるのでしょう。
多くがパナソニックのレッツノート、東芝のダイナブック、あとは富士通のLifebookあたりです。
最近はsurfaceも取り入れられてきましたし、マウスコンピューターのようなBTOメーカーも稀にあります。
ただ、基本的には生協PCはおすすめしません。いくらでも良い選択肢があるのに、あえて狭い選択肢から選ぶ必要はありません。
レッツノートは独特のキー配列やマウスパットなので、慣れてしまうと後で苦労するかもしれません。あえておすすめする理由がありません。
耐久性〇価格×
悪いことも言いましたが、別にブラック企業に使われようが、生協に採用されようがレッツノート自体が悪いわけじゃないです。
大きなメリットもあって、それは耐久性。
このPCはボンネット構造になっていて、触ると甲羅に守られているような感じのボディです。上から落としても良いPCを一つ選べと言われたら、僕は間違いなくレッツノートを選びます。
(レッツノートの耐久テスト 公式より)
先にも述べた格安1万円台のPCも、基本は同じ作り。非常に耐久性に優れています。
どうしてこんなに耐久性に気を遣っているかというと、ビジネスマン向けを想定しているから。
落下テストは一般的なデスクの高さを目安にしていたり、持ち運びもわざわざ通勤ラッシュを前提とした加圧振動試験を行っています。
なんでも開発スタッフが自分で圧力センサーをつけて測定しているらしいです。(ちょっと面白そう)
ここまでビジネスマンの扱いを想定した作りになっているなら、やはり信頼が置けるというものです。
また、12.4インチを主戦場としていることからも、通常のノートPCより少し小さいので、小回りが利きます。
挙げられるデメリット
レッツノートは度々賛否両論になります。主に上げられるのが以下の点。
- ダサイ
- Ctrl Fnキーが逆
- ホイールパッド
- 価格が高い
ダサイ。けど最近は様子が違うようで
最も言われるのがダサいという話。これは堅牢さと使い勝手を追求したため現在の形になった言われていますが、実際はどうなんでしょうね。
でも変えないところを見ると、やはり理にかなった形状ということなのでしょう。
俺たちは見た目より中身を大事にするぜ、みたいなパナソニックからのメッセージなのかもしれません。
ただ、最近は評判を気にしてか、天板やパッドなどを追加料金でカスタマイズできるようです。
デザイン的にもセンス〇ですし、こういうのは良いと思います。
キー配列が使いづらい
一方、キー配列。FnとCtrlが逆です。これは一般の人には鬼のように使いづらい。
もちろん、BIOSをいじれば直すことができます。
でも、BIOSってそもそもなんだ?みたいな人がほとんどだと思うので、あえて買う理由がありません。
これ元々はIBMが左下にFnキーを置いたのが始まりらしく、でもデスクトップ版にFnキーはないので、左下にCtrlないと不便だという人が続出したらしいです。それでノートでも現在の左下Ctrlが主流になったとか。(なのでIBMの流れをくむLenovo thinkpadも同じ配列)
レッツノートはFnを一番左下に置く配列ですが、はっきり言って、Fnキーってほぼ要りません。macみたいに右に配置すべきです。
大学生がこれ使ったまま社会人になったら、「会社のPCってFNとCTRL逆とか終わってますよね」→「いやお前が終わってんだよ」って話になります。
ホイールパッドの使いづらさ
パッドは癖があります。俗にいうホイールパッドで、クルクル回すと縦横スクロールしてくれたり、拡大してくれたりします。
はっきり言って、僕はこれ超嫌いです。パッドはノートの命とも言えるような場所で、使いづらいPCは絶対使いたくありません。
縦横スクロールも今はスワイプするなり、二本指ズームするなりで解決できるので不要。なんでわざわざ疲れるクルクルしてスクロールするのか意味が分かりません。
また、円形のせいで使えるパッド部分も狭く、左右ボタンの概念も邪魔。macのように広くて四隅が押せて左右物理クリックの概念を取っ払ったのが一番使いやすいです。
高価格(長期保証)は良くも悪くもある
普通、ノートPCの保証は1年ですが、レッツノートは法人モデルなら登録だけすれば4年保証になります。
これはかなり破格の保証スタイル。
ただし、最近のノートは高価格で長期保証が必ずしも良しとされません。
なぜならノートは消耗品。どんどん買い替えるのが良いからです。数世代違うだけで、ずいぶんと性能に差が出てしまいます。
特に重たいクリエイター系のソフトとかですが。4年も前のPCじゃ快適に動かなくなってたりとかザラにあります。
長期保証はいかにも日本らしいけど、滅多に使わない人以外は、安くてコスパの良いノートPCはどんどん買い替えた方が満足度は高いです。
もちろん、値段が同じならないよりあった方が良いですけど。
日本製らしいが、結構尖ってるPC
説明を聞いて、日本メーカーらしいPCなのに結構尖っててヤンチャしてるなと思うかもしれません。
実際、レッツノートの評判はかなり分かれています。
ダサいけど耐久性があって保証も安心のPCというのは、今じゃ逆に絶滅種なのでしょう。
個人的な意見としては、デザインは改善されてきてるし、特徴の分かりやすいメーカーは好きです。買うときに差別化しやすいですから。
でも、特徴がマイナスに働きすぎて、自分の選ぶ基準には当てはまらず。おすすめはしないかな、という感じですね。
じゃあメーカーはどれを選べば良いのか
っておもいますよね?基本コスパモデルは安いメーカーを選びましょう。
例を挙げるとHP、LenoboのYogaなどです。前述のとおり保証の面で劣りますし海外メーカーですが、購入価格が安い。
こういうのをどんどん使いつぶして買い替えていくのがおすすめです。コスパ目的でPC買う人はこれでOK。
一方で、ビジネス・クリエイター用途になると、みな必要な性能が違います。
このへん下記で解説してるので、参考にしてみてください。
おすすめのノートパソコン選(ゲーミング・軽量・廉価版別)
ビジネス用途
ビジネス用途なら、13~14インチくらいがおすすめです。
軽さも1kg切ってるPCも結構でてきました。
なかでもおすすめはdynabook VZシリーズです。
僕はいつでもどこでもブログ書けるように仕事用として持ち歩いて使ってます。
OS | Windows 11 |
CPU | Core i5 1335U / i5 1355U |
コア | 10コア /12スレッド |
メモリ | 8~32GB |
画面 | 13.3型 |
SSD | 512GB SSD |
Bluetooth | Bluetooth(5.1) |
指紋認証 | なし |
顔認証 | あり |
寸法 | 約303.9mm ×約17.9mm ×約197.4mm |
駆動時間 | 約8.5時間 |
重量 | 約979g |
発売年月 | 2024年2月 |
CPUは2つモデルがあります。僕は安い方を買いました。
コンバーチブルなので、電子書籍用としても使えます。もうkindle端末もタブレットもさようなら。そういう意味ではコスパ最良です。
同スペックと価格帯のPCは他にもあるんですが、コンバーチブル型はこれくらいです。
軽さ979g(公式)、僕が所持しているのは940gしかありません。もちろんPD対応で専用充電器を持ち運ぶ必要がありません。
欠点は顔認証あるけど指紋認証がないこと。なので別途USBに差す指紋認証リーダー使ってます。
常にカバンに入れて出歩くビジネス、もしくは大学生向けと言えるでしょう。
Dynabook公式は定価なので、amazonか楽天から買うと良いです。
僕が持っているのがVZ/HVですが、現在は後継のVZ/MX、VZ/HWが主流です。CPUが12世代から新しい13世代になってます。
MXが廉価版CPUのUシリーズを積んでいて、HWが上位版のPシリーズを積んでいます。仕事で使うならPシリーズのHWでも良いかもしれません。CPUの見方は下記記事参照してください。
あとおすすめなのがGZシリーズ。コンバーチブルがなくなる代わりに180度回転。ただし価格が安くなって、しかも878gとVZより軽いという廉価版です。
コンバーチブルいらないから、とにかく軽くて使い勝手の良いPCが欲しい学生・ビジネスマンにおすすめ。これより軽いと富士通 Lifebookくらいしかないですが、あれは20万近くするので、10万ちょいちょいで買えるのは非常に優秀です。
コスパ用途
【HP 255 G10】
- CPU: AMD Ryzen 5 7530U
- グラフィックス: AMD Radeonグラフィックス
- メモリ: 16GB (8GB×2)
- SSD: 512GB
- ディスプレイサイズ: 15.6型
- 画面解像度: 1920x1080
- タッチパネル: 非対応
- OS: Windows11 home
- Officeソフト: なし
具体的にコスパ目的で選ぶなら、メモリ16GB・1.5Kg以下、それでいて8万円付近のものがいいです。
HPの255 G10は7730Uと7530Uの二つのモデルがあります。1万円くらいの差額です。
7730Uはゲーミング用途であるIntelのHシリーズのちょっと下くらい、7530Uはその一つ下くらいの性能です。
普通に使う分には結構良いCPUだということです。
あと、指紋認証もついています。電源はPD給電ではないのでACアダプターを使うため、持ち運びはもうちょっと重くなると思ってください。ただ、見た限り片手サイズのアダプターなので、許容範囲かと。
コスパならこのPCがおすすめです。
ゲーミング用途
まず、ゲームやクリエイター要素を求めるなら15.6インチ型以上をおすすめします。
目安ですが、グラボ積んで2kg切ってたら軽い部類です。
ASUS Vivobook Pro 16 K6602VV (K6602VV-KVI9R4060)
価格 194,800円 (税込)(2024/01現在)
発売日:2023年4月21日
インチ : 16.0型(120Hz)
解像度:2,560×1,600ドット (120Hz)
CPU : インテル® Core™ i9-13900H
OS : Windows 11 Home
メモリ : 16GB/16GB(標準/最大)
ストレージ : SSD : 512GB
グラフィックス : NVIDIA® GeForce RTX™ 4060
バッテリー駆動時間約7.4時間
バッテリー充電時間約2.3時間
重さ 約1.9kg
ASUSのVivobook Pro16は値段・軽さ・性能面からいって、かなりやばいモデルです。
CPUは上位モデル13900Hを積みつつ、グラボはRTX4060。さらに2kg切ってます。
モバイル版RTX4060はデスクトップ版なら3060Ti~3060、前世代ならモバイル版3080相当の性能があります。
またThunderboltがついていて、type-cでも給電できます。そして、解像度が2,560×1,600というおまけつき。
MSIやGigabyte、その他BTOメーカーでも20万円台だと、CPUが12世代だったり、もっと重かったりします。まして2560×1600なんてありません。
弱点といえば、バッテリーが駆動時間7.4時間とちょい短め。
あとは120Hzと、ゲーミング系にしては少しだけリフレッシュレートが低いことです。20万円台なら144Hz当たり前みたいなとこありますから。
でもデメリットをはるかに上回るモンスターPCには変わりないです。
Macbook Air
Macbook Air | |
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カラー | ・シルバー ・スペースグレイ ・スターライト ・ミッドナイト |
画面 | 13.6インチ |
ディスプレイ | Liquid Retina |
チップ | Apple M3 |
CPU | 8コア |
GPU | 最大10コア |
メモリ | 8・16・24GB |
SSD | 256GB・512GB 1TB・2TB |
端子 | ・MagSafe 3 ・3.5mmジャック ・Thunderbolt ・USB 4ポート×2 |
バッテリー | 最大18時間 |
サイズ | 30.41×1.13×21.5 cm |
重量 | 1.24 kg |
現状macbook proの一番下のモデルと同じM3を積んでいるので、下手なproよりairを選ぶ方がコスパが高いです。
キーボード、キーパッドはmacが至高なので、操作性の満足度は高レベル。
使いたいソフトがある、デザイン買いをしたい、良く分からんけど使ってみたい、という人はmacを一度試してみましょう。
僕はサブ機として使ってます。