みなさんはグラボのRTX4080とRTX3080どちらが高性能か分かりますか?4080ですね。ではROGとTUFはどうでしょうか。
簡易スペックでは全く分かりません。同じRTX3080でもグラボには種類があります。メーカーによっても呼び名や性能が違います。
BTOで最新グラボと書かれていても、実は安い物が使われていたりします。
この記事の結論
- ROG、TUF、DUAL等はASUS製グラボの種類
- 光らせたいならROG、光不要で安さならTUF
- ミドル帯はRTX4070かRTX4070Tiがおすすめ
ASUS ROG TUFグラボの違い グラフィックボード性能比較と評判
ROG、TUF、DUAL等はASUS製
ROGとかTUFはグラボに名づけられた種類のことです。
ASUSが呼称していて、他のメーカーは使っていません。
まず、RTX何番が同じなら、グラボの指標となるCUDA数は変わりません。
ただし、クロック数や、サイズ、ポート数等細かいところが変化するのです。
「ROG Strix」
ROGはRepublic of Gamers、つまりゲーマーのみなさん向けだよ、という意味です。
StrixとかMatrixとかPOSEIDONとかありますが、覚えるのはStrixだけで良いです。
MatrixとかPOSEIDONはほとんど主力の商品にはありません。
さっき例に出したTUFとの違いですが、主にROGは派手に光らせる目的のグラボです。
一応ですが、ROGの方が高性能です。
TUFよりブーストクロックが高かったり、冷却性能が良かったりします。
といっても、TUFとの性能差は誤差程度です。
ピカピカ派手に光らせたいならROGを選ぶ。決め手はこれです。
「TUF」
光らなくて良い人はTUFを選びましょう。
Aura Sync対応で光らせることはもちろん可能ですが、ROGほど派手に光りません。
良い意味でシック、悪く言えば地味な作りです。
補助電源で何が違うの?と思うかもしれませんが、
オーバークロックした際に高い性能を狙える、ということになります。
「別に派手に光らなくて良い」ならこちらを買いましょう。
ROGより安い傾向にあります。
「Dual」「Dual Mini」
Dualはファン数が2つの物を指します。
なので、省スペースかつ値段も安いです。
(TUFでも1000番台は2ファンもありますが…)
ただ、ファンが減った分冷却性能は落ちます。
RTX3080なら、ROGで幅約300mm、Dualなら約200mmです。
DualとDual Miniの比較ですが、名の通りMiniの方が省スペース。
RTX3060Tiを基準だと、Dual比較でDual Miniの方が約70mm狭いです。
値段もROGやTUFと数千円しか変わりません。
PCケースの中を測って、ROGやTUFが不都合ならDualを検討しましょう。
「Phoenix」
こちらはファンが1つで値段も安く、さらに省スペース設計です。
mini-ITXなどケースが小さい場合に選択されます。
ケースに問題がなければ冷却性能なども劣るので、選択肢に入りません。
余談ですが、GAINWARDというメーカーが作っている「Phoenix 」とは別物です。
「Turbo」
Turboは2000番台の時に2080Sや2070Sといった高性能グラボについていた呼称です。
3000番台では出ていないため、こちらも検討する必要はないでしょう。
スペック上の違い
モデルによるスペックの違いは主にブーストクロック値、推奨電源、サイズ、スロット幅、ファンなどの冷却性能が違います。
ASUSの場合は推奨電源は同じですが、その他の部分で少しずつ性能が異なっています。
RTX4070Ti 12G OC版 比較 | ROG Strix | TUF |
---|---|---|
OCモード | 2790 MHz | 2760MHz |
デフォルトモード (ブーストクロック) | 2760 MHz | 2730 MHz |
推奨電源 | 750W | 750W |
サイズ | 336 x 150 x 63 mm | 305 x 138 x 65 mm |
スロット幅 | 3.15 Slot | 3.25 Slot |
細かい話をすると、ROGのファンはスケールアップにより31%、TUFの方は21%増しで空気を送り込めるように設計されているようです。
また、基盤の部分でも構造が異なっています。
2023~2024年おすすめのグラフィックボードは?
FPS系ゲーム、4k動画編集、ディープラーニングやマイニングなど用途の方。
買うならRTX4070かRTX4070Tiが良いです。
用途や負荷の割合にもよりますが、全般的におすすめできるのが70番台です。
RTX4070は前回のRTX3080相当、RTX4070Tiに至っては3090に迫る性能があります。
ピカピカ光らせたいならROG、否定派はTUF。ねらい目はRTX4070Ti
総括すると、アマチュア~セミプロレベルで活動するなら以下のグラボがおすすめです。
おすすめグラボ
光らせたい派 → ROG
4Kゲームを堪能したい → ASUS ROG Strix NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti
ピカピカいらない → TUF
4Kゲームを堪能したい → ASUS TUF Gaming NVIDIA® GeForce RTX 4070 Ti
コスパを追求したい → ASUS TUF Gaming NVIDIA® GeForce RTX™ 4070
あとは他メーカーとの比較です。
自作用おすすめのケース
光らせてバリバリゲーミングPCにしたい場合
せっかく光らせるならカッコよくやりたいですよね。
おすすめは「CORSAIR iCUE 4000X RGB」。
3連ファンも付属して、派手にインテリアを彩ってくれます。
僕は光らせない派なので、下の4000Dを購入しましたが、4000Xでも良かったかなーとちょっと思っています。
光らせたくない場合
こちらが「CORSAIR 4000D」です。
僕は寝るときもPCつけっぱなしなので、こちらを選択。
汚れを気にして黒にしました。
ネジが黄色に装飾されていたり、ちょっとしたところが洒落ててで気に入ってます。
マザーボードも似たような種類がある
実はROGとかTUFという名前はマザーボードにもついています。
一般的にROGのマザーボードならROGのグラボ。
TUFならTUF。と合わせるとデザインがしっくりくると言われています。
光らせる際に同期するからです。
もちろん別々でも互換性はありますが、自作をするならこちらも知っておいた方が良いでしょう。