アマゾンプライムでも見れる映画で、謎解きや衝撃のラストでどんでん返しのあるハラハラドキドキ系洋画をご紹介します。
アマゾンプライム映画でハラハラドキドキ洋画。謎解きや衝撃のラスト選
鑑定士と顔のない依頼人
主人公のヴァージル・オールドマンは、卓越したオークション鑑定士であり、美術品の評価と取引で名声を得ています。彼は孤独で取り巻く世界と距離を置いて生活し、自身の邸宅で美術品を収集しています。
ある日、ヴァージルはイギリスの女性クレアから依頼を受けます。彼女は亡き父親の美術コレクションの鑑定とオークション手続きを頼みたいというのです。ヴァージルはクレアとのやり取りを通じて彼女に魅了され、彼女への感情が芽生えていきます。
しかし、クレアの家での作業中にヴァージルは彼女の姿を目にすることなく、彼女が部屋の奥にいるという情報しか得られません。彼は彼女の正体や顔を一切知ることができませんが、その不思議な魅力に引かれていきます。
まず、主人公の名前がヴァージル・オールドマン。この時点でふざけてるのかって思うかもしれませんが、実はこの名前は結構本作のキモに通じています。
一体、なぜクレアは正体を現さないのか、彼女に隠された秘密とは何なのか。
主人公と同じく鑑定士のようによーく目を凝らして謎を解いてみてください。
©Paco Cinematografica, ワーナー・ブラザース
ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密
名探偵ブランが、小説家ハーラン・スロンビーの別荘で起きた彼の死を調査するところから、物語は始まります。
ハーランは非常に裕福な作家であり、彼には大勢の家族や使用人がいます。
最初ハーランの死は自殺とされていますが、ブランは疑問を抱きます。
調査を進める中で、家族や使用人たちの間には秘密や嘘が明らかに。
それぞれがハーランの遺産を巡って利害関係を抱えており、事件の真相を隠そうとしていたのです。
ミステリーの皮を被った選民思想やエセ富裕層の物語。
話の根っこは韓国映画パラサイトによく似ています。
富裕層からの施しはもちろん善の心もあるだろうけど、なかなか額面通りには受け取れないものと痛感させられる映画です。
ちなみに2のグラス・オニオンもありますが、こっちはイマイチでした。
監督はスターウォーズ史上最悪と言われた8 最後のジェダイを作ったライアンジョンソンです。この映画だけは面白いので安心してください。
©Media Rights Capital, T-ストリート・プロダクションズ
切腹
江戸時代。井伊家の屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人がやってきます。
半四郎は井伊家の家老である斎藤勘解由に、もはや浪人としての生活が苦しいから切腹したいと願い出て、その際庭を借りたいと申し出るのです。
そのころ、ちまたでは切腹をする度胸を見せることで職につこうとする、いわゆる「切腹するする詐欺」のようなものが流行っていました。
海外で最も評価されている日本の白黒映画といえば、「七人の侍」、「東京物語」、「浮雲」。その次あたりに来るのが「切腹」でしょう。
アンチ時代劇でありながら、最強の時代劇でもあります。
序盤のらりくらりと切腹をかわす男と、なんとしても切腹させたい家老というギャグ展開。
しかし、男は詐欺師ではなく、壮大な背景を秘めていました。
主演 仲代達矢の目力は本物の武士のごとく。侍魂という馬鹿げた精神を否定する男が、誰よりも武士らしかったというのも面白いです。
実はこの映画、日本と海外では全く違うとらえ方がされていたらしいです。
監督の小林正樹は侍の虚飾やアンチテーゼを込めたはずなのに、海外では古典的な美として切腹が受け入れられたのだとか。普通逆に思われそうですが、不思議なものです。
©松竹株式会社
帰ってきたヒトラー
物語は、ヒトラーが第二次世界大戦後の現代のドイツにタイムトラベルするところから始まります。ベルリンの公園で目覚め、混乱した状態から徐々に現代社会を理解していくのです。
最初は、誰も彼が本物のヒトラーだと信じず、コスプレした頭のおかしいやつだと思っていました。
が、次第に街頭での演説のパフォーマーとして受け入れられます。彼の言葉は時に人々に新鮮な笑いを提供し、YouTubeやテレビで大きな注目を浴びる存在となります。
とあるテレビプロデューサーが、ヒトラーの人気を利用して彼をテレビ番組のスターにしようと考えます。すると、ヒトラーの存在がますます拡大していくのです。
ジャンルは風刺コメディーなんですが、実はどんでん返しあり、笑いありのすごい映画です。
もし現代にヒトラーが現れて、最新のテクノロジーや情報を吸収したとしたら?
ヒトラーは実は話したら結構良い人で、人情に厚い人かもしれなかったら?という表のストーリーをしつつも、そうやってみなヒトラーに投票した時代があったという怖い部分を見せられる映画でもあります。
©コンスタンティン・フィルム, ミトス・フィルム
手紙は憶えている
物語は、認知症を患っている高齢のホロコースト生存者であるゼヴを中心に展開します。彼は自身の家族をナチスの犯罪者によって殺害されたという過去を抱えています。
ゼヴはホームで過ごす日々の中で、ホロコースト生存者であるマックスから手紙を託されす。犯人の手がかりが記載されており、彼らを追い求める決意を固めます。
道中、過去の出来事をたどりながらドイツからアメリカへと旅をします。
彼の調査は、現実と幻想、真実と偽りが入り混じる中で進行し、最終的には驚くべき展開が待っているのです
とにかく往年の名優の演技が光ります。
「サウンドオブミュージック」のクリストファープラマー、「エドウッド」のマーティンランドー、「ヒトラー 〜最期の12日間〜」のブルーノガンツなど、超有名どころのおじいちゃん俳優が勢ぞろい。
ストーリーも序盤ほのぼの物?感動物?と予想しつつも一気に緊迫な展開へ。
記憶が抜け落ちるメメントや、レプリカントを一人一人追うブレードランナー的な展開をしつつも、しっかりラストで伏線を回収。
見ていてハラハラする映画です。
©エンターテインメント・ワン, アスミック・エース
トランス・ワールド
3人の異なる人々が不思議な森の中で出会うところから始まります。
異なる背景や目的を持っていますが、彼らは自分たちが森の中に閉じ込められていることに気づきます。
出口を見つけようと試みますが、どんなに進んでも同じ場所に戻されてしまうのです。
何が起こっているのかを理解しようと努力しますが、森の中で奇妙な現象が起こります。
彼らは過去や未来の出来事を目撃し、自分たちが何度も同じ場所を回り続けていたのです。
やがて、森から脱出するためには、互いに協力し合い、過去の過ちを許し、新たな道を選ぶ必要があることを理解していくのです。
あらすじだけ聞くと訳わかんないと思いますが、一切ネタバレしないで視聴することをおすすめします。
というか、あんまり内容に触れられないのです。
実は森に閉じ込められたのが、この三人というのも深い意味があります。とにかく謎解きやどんでん返しが好きなら見てくださいの一言に尽きます。
©ライオンズゲート
プリデスティネーション
時間旅行捜査官として知られる主人公バーテンダーは過去から来た未来人であり、犯罪を未然に防ぐために過去に戻り、事件を解決する使命を負っています。
新しい任務に挑むため、1970年代のアメリカにタイムトラベルすると、バーで男性と出会います。
彼は元々は、ジェーンという名の女性であったこと。孤児院育ちの天涯孤独の身であること等、過去の悲惨なエピソードを語り始めます。
ジョンに同情したバーテンダーは、女性だった頃に裏切った男に報復する機会を与えてやると言い、共に1963年にタイムスリップするのです。
無駄なシーンがほとんどなく、すべての伏線がきっちり回収されていくのは爽快です。
原作は『輪廻の蛇』と言い、いわゆる輪廻をネタにした作品なのですが、物語中アレ?と思ったことには全て意味があります。
主演はイーサンホークと、最近「メディア王」(サクセッション)で有名になったサラスヌークです。
容姿も含め、サラスヌークは絶妙な役回りをしているなあと思いました。
©Blacklab Entertainment Screen Australia Wolfhound Pictures
メメント
主人公のレナードは、事故によって記憶障害を抱えています。
彼は新しい記憶を作ることができず、過去の出来事を15分ごとに忘れてしまうのです。
そのため、体にタトゥーを入れたり、ポラロイド写真を使ったメモを手がかりに、自分の行動や目的を思い出すようにしています。
物語は逆再生と順再生の2つの時間軸で展開されます。
逆再生の時間軸では、レナードは過去の出来事を思い出しながら、妻の殺害犯を追います。彼は元刑事のテッドと出会い、協力しながら真相を解明しようとします。
一方、順再生の時間軸では、ナタリーやジミーという人物と出会い、複雑な真実を追っていくのです。
メメントは現代で最も評価されている偉大な監督、クリストファーノーランの初監督作品です。
低予算かつ出世作となった作品で、アカデミー賞にもノミネートされました。
とにかく時系列が重要な作品で、引き込まれると同時に結構複雑だったりします。
謎解きやどんでん返しが好きな人は、必ず視聴すべき映画でしょう。
©サミット・エンターテインメント, 東芝/アミューズピクチャーズ
灼熱の魂
カナダで暮らす双子の兄妹、ジャンヌとシモンは母の死後、彼女の遺言を受け取ります。
遺言には、2通の封筒が残されており、それぞれ父と兄宛てでした。
しかし二人は父のことは見知っていないし、兄の話なんて聞いたこともありませんでした。
二人は、母が生涯を送った出身地(劇中では架空の国だが、事実上レバノン)に足を踏み入れ、母の過去と秘密に迫る旅に出ます。
レバノン内戦の影響を受けた荒廃した地域で、母の過去に関わる人々と出会い、調査を進めていきます。
調査によって、母の過去が徐々に明らかになり、その事実は家族の秘密や血縁関係が複雑に絡み合っている衝撃の事実でした。
「メッセージ」や「ブレードランナー2099」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品です。
見ていてかなり重いし、感情移入しにくい映画なのですが、それまでの伏線の上手さや事実が衝撃的すぎて選出しました。
ポスター見ても中年女性が炎バックに佇んでいるって、これまた地味なんですよね。
舞台も架空の国(といいつつ原作者はレバノン人で、レバノンのことを書いたと言われています。あと戯曲だそうです)で、うわー暗そうな映画だなと。
色々な意味で期待を裏切ってくれる良作です。
©micro_scope, TSプロダクションズ, フィ・グループ
真実の行方
シカゴで起こった一件の殺人事件をめぐり展開します。
アーロン(エドワード・ノートン)という若い男性が大司教殺しの容疑で逮捕されます。彼は自己防衛を主張し、犯行を否認。
弁護士のマーティン(リチャード・ギア)はアーロンの弁護を引き受けます。アーロンが心神喪失状態であることを主張し、無罪を証明しようとするのです。
しかし、マーティンは次第にアーロンの過去や心理状態に疑問を抱き始めます。心理学者のモラウアー(フランシス・マクドーマンド)の協力を得て、アーロンの真の姿を探ろうとするのです。
調査が進む中で、アーロンには別人格が存在し、その人格が犯罪の背後にある陰謀に関与していることが判明。
真実が明らかにされるにつれて、マーティンは事件の闇を追い、裁判の行方が一変していくのです。
アーロン役のエドワードノートンの出世作です。他にも、のちにオスカー受賞3回の偉業を達成したフランシスマクドーマンドや、「オザークへようこそ」のローラリニーなど、超大物たちがまだ無名だった時の作品ということになります。
特にエドワードノートンの演技は絶賛されました。主役のリチャードギアもキャリアハイとまで言われた演技でしたが、それほど彼のインパクトは強かったのでしょう。
本作ではなんだヒッチコックの「サイコ」パターンか、と思いきや、しっかりどんでん返ししてきます。
©Rysher Entertainment
アマプラ期間外ならU-NEXTで視聴
アマゾンプライムは日々映画を入れ替えているので、見れないのは大体U-NEXTで視聴可能です。
とにかく映画の数が半端じゃなくて、ストックが尽きることはありません。
僕も実際に加入した上でアマプラ以上に映画を視聴しています。
永遠に加入する必要はないので、暇なときに加入して見まくるのが良いと思います。
Netflixと違って、加入前でも映画名検索できるので、試してみると良いでしょう。