ボトルネックチェッカーはあてにならないのか。ネックでPCはどうなるのか

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ボトルネックチェッカーはあてにならないのか。ネックでPCはどうなるのか

CPUとGPU格差があるとボトルネックと言われる状態で、どちらかが性能の足を引っ張ると言われます。一方で、あてにならないなんて話も聞きますが、その辺解説します。

ボトルネック状態のPCはどうなるのか

ボトルネックとは、CPUとGPUの性能が釣り合わないため、最終的な処理速度が低性能なパーツに合わせられている状態のことを指します。

どんなにGPUがすごくてもCPUがへぼかったらそっちに合わせちゃうってことですね。

逆もしかりで、CPUがめちゃくちゃ良くてもグラボがしょぼかったら、結局性能は落ちます。

ただ、もちろん性能の低いパーツを使ったらパフォーマンスが落ちるのは当たり前のことです。

その場合は、最適な解像度にしたり、機械学習機能を使ってFPS値を稼いでってことになるわけです。

また、ゲームや設定によるところもあります。

ボトルネックチェッカーは当てにならないのか

ボトルネックはあくまでCPUやGPUの組み合わせに困ったときの目安として使います。

サイト上でダメだったからと言って現実で確実にボトルネックが発生するわけでもないです。

また、気にしすぎる必要性もなく、あくまで目安として使うのが良いです。

ボトルネックチェッカー

上記のサイトから計算できます。ちなみにFHDとか4Kとかで測れるんですが、高いパーツほどFHDで測るとボトルネックになりますし、逆に安いパーツを4Kで測るとこれまた指摘されます。

例えばRyzen5600GみたいなローエンドCPUで4Kとか測ったら、どのグラボ組み合わせても指摘されます。このくらいのグラボなら4Kだよね?みたいなのを合わせて計ってください。

また、項目の中に目的というのがあるんですが、ほとんどの人はゲーム目的だと思うので、「グラフィックカードの負荷の高いタスク」を選択します。

もしご自分の使ってるパーツを計算して、ボトルネックが5%以上発生していたら、問題ありとされる水準です。

それだけで買い替えを考えるほどではないですけど、性能に不満があるなら検討して良いかもしれません。

基本は遊びたいゲームのFPS値を確認して、それから欲しいグラボを決めます。最後にボトルネックを目安にCPUを決める、というのも手です。

グラボはともかかく、CPUでこれが欲しいって人はなかなかいないと思うので、基本はグラボ基準で決めます。あとは予算。

もちろんあくまで目安なので、参考程度にとどめてください。

ローエンド~ハイまでのおすすめ構成

【ローエンド】(FHD用途 ボトルネック0%)

CPU: Ryzen5 5700X

GPU : RX7600

【ミドルロー】(WQHD用途 ボトルネック1.8%)

CPU: Core i5 13400

GPU: RX 7800XT

【ミドルハイ】(4K用途 ボトルネック0% / 0.8%)

CPU: Intel Core i5 13600K

GPU: RTX4070Ti

【ハイエンド】(4K用途 ボトルネック0.9% )

CPU: Intel Core i7 14700K

GPU: RTX 4080

(時期によってボトルネック値が異なる場合があります)

え、ハイエンドは14900KとRTX4090じゃないのって話かもですが、あまりに価格がぶっとんでて現実的じゃないので、4080を上限としています。

基本、CPUはミドル以上になるとコア数の関係でIntelが優勢。

特に14700K以外のIntel14世代は微妙なので、13世代買う方がコスパ〇です。

グラボはロー以下になるとコスパ面でRX勢が優勢です。

それ以外はIntelだろうがAMDだろうがGeforceだろうがどっち買っても良いでしょう。

それぞれ対抗する商品は何かというのは下記記事参照してください。

ここまで説明してきましたが、個人的にボトルネックとあまり気にせず買ってます。

何より自分が欲しいパーツと性能のものを買いましょう。


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