メモリメーカーは数が多いですが、どれを選べば良いでしょう。また、バラバラの他社同士でメモリ増設するのはアリでしょうか。
この記事の結論
- メーカーごとの性能差は誤差。
- 統一した方がいいけど、他社同士バラバラでも動作する
- ただしモジュール規格は合わせるべき
メモリメーカーの違いと種類
まず大前提ですが、メモリのメーカーによって大きな性能差が出ることは少ないです。
また、メモリは各メーカーでも永年保証をうたっている背景もあり、基本的に壊れにくいパーツでもあります。
なので、耐久性の面でもそれほど心配する必要はありません。
同じスペックなら、光るモデルかどうかで値段も異なります。当然光るゲーミングデザインがやや高い感じです。
で、メモリメーカーの種類ですが、めっちゃあります。軽く特徴とともにご紹介します。
Corsair(コルセア)
- 高品質で信頼性の高いメモリ製品を提供。
- ゲーマーやパフォーマンス重視のユーザー向けに特化した製品ラインナップ。
- オーバークロックに対するサポートやRGB照明機能が付いた製品も多い。
ちなみにDDR5になってからは、僕もコルセアのメモリを使っています。
Kingston(キングストン)
- 信頼性が高く、幅広いメモリ製品を提供。
- 安価な価格帯の製品から、プロフェッショナル向けの高性能製品まで幅広いニーズに対応。
- HyperXブランドはゲーミング層に人気。
Crucial(クルーシャル)
- メモリとストレージ製品の両方を提供。
- パフォーマンス追求や、安定性と互換性を重視するユーザーに向けた製品。
- Micron Technologyが製造していて、高い品質と信頼性。
CrucialはDDR4時代に使用していました。
BTOメーカーなんかにもよく積まれていると思います。
また、SSDは毎回クルーシャルを使っています。
現在使っているのはCrucial P3。なんといっても安いですからね。
メモリも安いので、DDR4でとにかく安いモデルをって人もCrucialのCTシリーズを使う人が多いようです。
G.Skill(ジースキル)
- ゲーマーやオーバークロッカー向けに高性能なメモリ製品を提供。
- オーバークロックやエクストリームゲームに対応する高速メモリが人気。
- RGB照明機能が付いたスタイリッシュなデザインの製品も多い。
派手で高価格帯のメーカーって感じです。
デザインもゲーミング系が多いので、好きな人は好きだと思います。
ADATA(エーデータ)
- メモリやストレージなどのパフォーマンスコンポーネントを提供。
- 幅広い製品ラインナップで、バジェットからハイエンドまでのユーザーに対応。
- ゲーマーやパフォーマンス志向のユーザー向けに高速メモリやRGB照明機能を備えた製品がある。
メモリメーカー一覧
- Corsair(コルセア)
- Kingston(キングストン)
- Crucial(クルーシャル)
- G.Skill(ジースキル)
- ADATA(エーデータ)
- Team Group(チームグループ)
- Patriot(パトリオット)
- Samsung(サムスン)
- Micron Technology(マイクロンテクノロジー)
- Hynix(ハイニックス)
- Transcend(トランセンド)
- Apacer(アペーサー)
- Mushkin(マッシュキン)
- PNY(ピーエヌワイ)
- Silicon Power(シリコンパワー)
- Super Talent(スーパータレント)
ざっとメモリメーカーを網羅すると、これだけの数があります。
安価なものが欲しいなら、Crucialあたり。
高くてもゲーミングスタイルを追求するなら、G.Skillあたりもアリです
僕がCorsairのメモリを使っているのはケースがCorsairだったことと、このメーカーが好きだから、あとは価格的にも問題なかったからです。
メモリ増設は他社同士で統一しないで8GBや16GB混在でバラバラもOK?
別にメモリメーカーを統一せずバラバラでも動作します。
また、8GBと16GBを混在させても動作します。
例えば、8GBと16GBを混ぜた場合は、24GBとして動きます。
実際僕もGB数の違うメモリ、メーカーの違うメモリをごちゃまぜにして4本差しして使ってたこともあります。
ただし後述する点で、気を付けるべき部分もあります。
メモリの規格は統一すべき
メモリにはDDR5かDDR4か以外にも規格というものがあります。
例えば、PC5-38400 (DDR5-4800MHz)とPC5-51200(DDR5-6400MHz)を同時に差した場合、4800MHzで動作します。
増設する場合は、現在どの規格がPCに差さっているか確認しましょう。
[Ctrl+Shift+ESC]でタスクマネージャー→パフォーマンス→メモリで見れます。
ちなみにメモリは2枚差しするとデュアルチャネルとなり、帯域幅(いわゆるデータの通り道)が2倍になります。
帯域幅はデータの通り道のことで、エンコードなら10~15%、フレームレートなら10~20fps高くなると言われています。体感できるかは別の話ですが。
中古のメモリはどうか?
PCパーツで中古はあまりおすすめしませんが、メモリは耐久性が高いし、それほど高価格帯ではないので中古もありだと思います。
特にDDR5は2021年に発売されたため、ある程度新しい状態で手に入れることもできると思います。
今やAMDはDDR5版しか発売していませんし、今後の拡張を考えたらDDR5版マザボとDDR5メモリを買っていくことをおすすめします。