最近はノートパソコンの高性能化でデスクトップをやめたとか不要とか時代遅れ論があります。本当でしょうか。結論、まだまだデスクトップはなくなりません。
この記事の結論
- ノートのグラボはモバイル版。デスクトップとは雲泥の性能差
- ゲーム・並行作業するならデスクトップの方が効率が良い
- ダラダラ使うならノートでOK
- 結局ノートは外で使うかどうか。使わないならデスクトップ。もしくは両方持てばいいじゃん
デスクトップPCやめた。時代遅れ&不要論者はノートパソコンで十分?
ノートのグラボはモバイル版。デスクトップとは雲泥の性能差
まず、RTX4090搭載ノートPCと聞いて単に高性能なグラボと思っていませんか?
実はグラボにはモバイル版とデスクトップ版が存在します。
GPU | Time Spyスコア | TDP |
---|---|---|
GeForce RTX 4090 | 35967 | 450W |
GeForce RTX 4080 | 28056 | 320W |
GeForce RTX 4070 Ti | 22666 | 285W |
GeForce RTX 4070 | 17944 | 200W |
GeForce RTX 4060 Ti 8GB | 13473 | 160W |
GeForce RTX 4090(モバイル) | 21670 | 80W – 150W |
GeForce RTX 4080(モバイル) | 18871 | 60W – 150W |
GeForce RTX 4070(モバイル) | 12106 | 35W – 115W |
GeForce RTX 4060(モバイル) | 10434 | 35W – 115W |
GeForce RTX 4050(モバイル) | 8536 | 35W – 115W |
分かりやすくグラフにして比較してみましょう。
見て分かる通り、モバイル版の4090はデスクトップ版4070Tiに負けています。
それもそのはずで、デスクトップ版の方がクロック数や消費電力もでかいので、性能が高いのです。
もし自分のノートにRTX3080積んでるって人は、実はデスクトップ版換算で3060Tiくらいしか性能が出てません。
CPUも同じことで、同じIntel13世代でも、ノートとデスクトップは根本的に違います。
文字だけ見たら同じような性能でも、実はデスクトップには性能面では劣っているわけです。
ノートPCの性能は近年上がりつづけていますが、一方でソフト側が要求するスペックも上がり続けています。
昔に比べたらできることは多いでしょうが、一度デスクトップに慣れると、やっぱり物足りなさは感じてしまう状態です。
ゲーム・並行作業するならデスクトップの方が効率が良い
ゲームする場合
単純な性能もそうですが、ノートでゲームってあんまりおすすめしません。
一般的にゲーミングノート(グラボ搭載のやつ)ってバッテリー駆動時間が短い、重い、高額。
要はノートである利便性を全て破壊している面もあるからです。
どうせゲームするなら4Kモニター使ってやりたいですし、それなりに快適な環境でやりたいですよね。
外でゲームや動画編集する必要性がないなら、じゃあデスクトップ買ったらって話です。
ノートPCは軽さに振るビジネス用か、ゲーム性能に振るゲーミング用か、で高額になります。
ビジネス用は使い勝手良いので選択としてはアリです。
一方、外にゲーミングノート持ってくのは重過ぎです。デスクトップとノートの中間的立ち位置で一見コスパ良く見えますが、利便性の問題できついってことです。
並行作業する場合
これも当たり前の話ですが、ゲームや並行作業するならデスクトップの方が良いです。
グラボからデュアル、トリプルモニター使って、画面を拡張すれば画面4Kモニター2、3枚分で作業できます。
別にノートPCから出力してもいいですが、家に置いて使うのであれば、ノートである意味がありません。
ノートは軽くて持ち運びできるからこそ意味があります。家に置いて拡張して使うなら、そもそもそれデスクトップの範疇だよねって話。
ノートに保存した作業を家と外で気軽に持ち運べる点ではメリットですが、クラウドが普及した今そこまでの価値はないでしょう。
ダラダラ使うならノートでOK
一方、家にテレビがあって、完全に個人的な用事だけで使うならノートでもOKです。
ゲームも動画編集もしないし、ブラウジングするくらいとか、ちょっとメールやエクセル使うくらいって人達です。
テレビがあればfire TVなんかでモニターの動画視聴もできますし。
結局ノートは外で使うかどうか。使わないならデスクトップ。もしくは両方持てばいいじゃん
結局外で作業する必要性があるかどうかです。
あるならノートを検討。ないなら、それデスクトップで良くね?って面が多いです。
もしくはデスクトップとノート二つ持ち。実際僕も重い作業は家、ブログ執筆の軽作業なら軽量ノートって使い分けてます。
ただ、ゴロゴロして使いたいとか、大したことしないから邪魔に思うって話の人もいると思います。その人たちはどちらかと言えばノート一括派だと思います。
おすすめのPC。ノート&デスクトップ
ゲーム用デスクトップ
PG-PSK47Ti
¥269,800円(税込)
Intel Core i7-13700/
DDR4メモリ 32GB / RTX 4070Ti 12GB
NVMeSSD 1TB / Windows11 Home 64bit
現在最もコスパ良く4Kゲームできるグラボなのが4070Tiです。
この辺積んでいるのが上記のPC。
もしくはPS5くらいの性能でいいんだけどって人はこちら。
PG-P13H (¥148,000円 税込)
Intel Core i5-13400(10コア/16スレッド)
DDR4メモリ 16GB / RTX 3060
NVMeSSD 500GB / Windows11 Home 64bit
一般的にPS5がRTX2060Superから2080Superくらいの能力があると言われています。
で、今はそのへん前継モデルで在庫薄価格高になっているので、同等性能にあたるのがRTX3060です。
なので、PS5くらいの性能が欲しいという人は、この価格帯を選ぶと良いでしょう。
ゲーミングPCとしては入門モデルの性能ですが、13世代CPUとグラボで3060積んで15万弱なら、かなりコスパ高です。
ゲーム用ノートPC
まず、ゲームやクリエイター要素を求めるなら15.6インチ型以上をおすすめします。
目安ですが、グラボ積んで2kg切ってたら軽い部類です。
ASUS Vivobook Pro 16 K6602VV (K6602VV-KVI9R4060)
価格 219,800円 (税込)(2023/06現在)
発売日:2023年4月21日
インチ : 16.0型(120Hz)
解像度:2,560×1,600ドット (120Hz)
CPU : インテル® Core™ i9-13900H
OS : Windows 11 Home
メモリ : 16GB/16GB(標準/最大)
ストレージ : SSD : 512GB
グラフィックス : NVIDIA® GeForce RTX™ 4060
バッテリー駆動時間約7.4時間
バッテリー充電時間約2.3時間
重さ 約1.9kg
外部ディスプレイ出力:HDMI×1
USBポート:Thunderbolt 4 (Type-C)、USB3.2 (Type-C/Gen2) 、USB3.2 (Type-A/Gen1)×2
カードリーダー:SDXCメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDメモリーカード
オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
ASUSのVivobook Pro16は値段・軽さ・性能面からいって、かなりやばいモデルです。
CPUは上位モデル13900Hを積みつつ、グラボはRTX4060。さらに2kg切ってます。
モバイル版RTX4060はデスクトップ版なら3060Ti~3060、前世代ならモバイル版3080相当の性能があります。
またThunderboltがついていて、type-cでも給電できます。そして、解像度が2,560×1,600というおまけつき。
MSIやGigabyte、その他BTOメーカーでも20万円台だと、CPUが12世代だったり、もっと重かったりします。まして2560×1600なんてありません。
弱点といえば、バッテリーが駆動時間7.4時間とちょい短め。
あとは120Hzと、ゲーミング系にしては少しだけリフレッシュレートが低いことです。20万円台なら144Hz当たり前みたいなとこありますから。
でもデメリットをはるかに上回るモンスターPCには変わりないです。
ちなみに上記はASUS公式のみのモデルですが、グラボ強化・ちょい重の上位機種はamazonでも買えます。
ゲームしない派。とにかくコスパノートPC
IdeaPad Slim 5i Gen8 | 性能 |
---|---|
ディスプレイ | 14 インチ |
解像度 | WUXGA液晶 (1920 x 1200) |
メモリ | 16 GB LPDDR5-4800MHz |
CPU | Core™ i5-12450H |
ストレージ | 512 GB SSD |
グラフィック | CPU内蔵 (インテル® UHD) |
カメラ | 1080p FHDカメラ |
重さ | 約 1.46kg |
10万切って、12世代のHシリーズ、これは1240Pなどより若干高いベンチマークを誇ります。
また、メモリ16GBでSSDも512GB、WUXGAで縦への解像度も高いです。
価格重視でコスパ狙いならこれ以上にないPCと言えるでしょう。
欠点と言えば、内臓グラフィックがUHDというIris® Xeの下位版であることです。
コスパ狙いならこのへん割り切って良い部分だとは思います。