Surfaceといえば大学生御用達PC感ありますが、結論高いだけで選ぶ理由がありません。理由とそのほかおすすめのPCを解説します。
この記事の結論
- CPUの性能と価格でいえばコスパが悪い
- Macのデザインでwindows使いたい人はワンチャンあり
- Surfaceは適当に優遇されている。流されるな
Surfaceは高いだけ説は本当。選ぶ理由はない
Surfaceには5つの種類があります。
- Surface Pro → キーボードが切り離せる2 in 1タイプ
- Surface Go → Proの小型版。10インチ型
- Surface Laptop → 通常のノートPC
- Surface Laptop Go → Laptopの小型版
- Surface Laptop Studio → 倍の値段なので対象外
Goは小型版なので、通常版の概略が下記です。特にCPUを見てください。
Surface Pro 9 | Surface Laptop 5 | |
---|---|---|
2-in-1 | ノート PC | |
CPU | Core™ i5-1235U Core™ i7-1255U | Core™ i5-1235U Core™ i7-1255U |
画面 | 13 インチ | 13.5 インチ |
重さ | 879 g | 1,272 g |
価格 | ¥148,900(税込) ~ | ¥151,580(税込) ~ |
ここに書いてある1235Uとか1255UがIntel CPU13・12世代でどの位置かというとだいぶ下のほうです。
一般的にUと語尾につくCPUは廉価モデルに積まれています。つまり、15万近くの高価格帯でありながら、7,8万円レベルのCPUが積まれているのです。これがおすすめしない理由となります。
(CPUの見方は下記記事参照)
Officeがついてるから...って話ですが、一般的にOffice分はきっちり価格が上乗せされていて、むしろコスパ悪いです。ならいろんなPCに使える買切型を買ったほうがお得。
Office有無の価格差
レノボ ThinkPad X280 23,760円
Dell New Inspiron11 30,000円
VAIO VAIO S13 23,840円
東芝 Dynabook VZ82 19,000円
マウスコンピューター m-Book J350EN 24,800円
365 | Home&Business2021 | |
---|---|---|
価格 | ¥14,900/年 ¥1,490/月 | ¥43,980 |
最大使用デバイス | 5台 (インストール自体は無制限) | 2台 |
付属のOfficeはそのPCでしか使えません。PC買うたびにOffice分ぼられるなら、Office無買って少しでもスペック上げたほうが良いです。
Officeは3年以上使うなら買切型のほうが元は取れます。一方、365は常にアップデートされて最新機能使えたり、台数も多いので、その辺状況によって選びましょう。
なんならOfficeいらない説まであります。どういう場合でいらないかや、使いたくない場合、無料ですませる方法は下記記事参照です。
MacデザインのWindows欲しいならワンチャン。だが使い勝手は全く違う
とはいえ、Surfaceってデザインは決して悪くありません。
どう見てもMacのパクリなんですが、OSがWindowsでMac的なものを使いたい場合選択肢に入ってきます。
ただ、キー配列やパッドの感覚までmacと一緒ではないです。むしろそこにはWindowsとMacの圧倒的な使用感の差があります。
macbook使ったことある人ならわかると思いますが、タッチパッドは四隅が推せて左右の物理ボタン的な概念がありません。これWindowsだとHuaweiのmatebook Proとか特殊なモデルでしか販売されていません。個人的にむっちゃつかいやすいです。
Surfaceはもちろん従来の微妙なタッチパッド。
またキー配列も、結構違います。邪魔なFnキーがwindowsは左にあるのに対し、macは右下です。頻度が高い物を左下に置きたいので、どう考えてもmacのほうがすぐれた設計してます。ちなみにFnキーはソフトとかでも気軽にキー配列を変えられません。
あと、macのほうは現在モデルだと左右の矢印ボタンが細い。windowsはまちまちですが、Surfaceは太いタイプですね。(太いタイプのが個人的には好きです)
このへんSurfaceというかWindowsとの違いではありますが、Macと全く同じ使用感を求めると違うものがありますよ、という話です。デザインだけマネしたいなら良いですが、macからの乗り換えで同じもの期待してる人は注意が必要です。
Surfaceって結構適当な理由で学校から推されている
学校指定とかでSurfaceが選ばれていることが多々あります。
じゃあ信頼度が高いのかというとそうでもなく、これは無知からくるものです。
教育機関でSurfaceが選ばれる理由
- Microsoft純正だから信用できそう
- Officeが標準搭載されている
- Mac同様に学割がある
- けどMac使いたくない
たったこれだけの理由で選ばれています。割と適当な理由ですよね?
別にMacでいいじゃないか説ありますが、教職員でMac使える人少ないし、そもそも社会はWindowsでまわってるのでSurfaceが選びやすいわけです。
あとやっぱり、中華性メーカーっていまだに信用を得られておらず、Microsoftが直接出してるならそれでいいじゃないかと選ぶ人もいます。
周りに流されず、きちんとスペックで判断しましょう。
スペック判断で重要なのは、CPU・軽さ・グラフィック性能の3点です。
おすすめのノートパソコン選(ゲーミング・軽量・廉価版別)
ビジネス用途
ビジネス用途なら、13~14インチくらいがおすすめです。
軽さも1kg切ってるPCも結構でてきました。
なかでもおすすめはdynabook VZシリーズです。
僕はいつでもどこでもブログ書けるように仕事用として持ち歩いて使ってます。
OS | Windows 11 |
CPU | Core i5 1335U / i5 1355U |
コア | 10コア /12スレッド |
メモリ | 8~32GB |
画面 | 13.3型 |
SSD | 512GB SSD |
Bluetooth | Bluetooth(5.1) |
指紋認証 | なし |
顔認証 | あり |
寸法 | 約303.9mm ×約17.9mm ×約197.4mm |
駆動時間 | 約8.5時間 |
重量 | 約979g |
発売年月 | 2024年2月 |
CPUは2つモデルがあります。僕は安い方を買いました。
コンバーチブルなので、電子書籍用としても使えます。もうkindle端末もタブレットもさようなら。そういう意味ではコスパ最良です。
同スペックと価格帯のPCは他にもあるんですが、コンバーチブル型はこれくらいです。
軽さ979g(公式)、僕が所持しているのは940gしかありません。もちろんPD対応で専用充電器を持ち運ぶ必要がありません。
欠点は顔認証あるけど指紋認証がないこと。なので別途USBに差す指紋認証リーダー使ってます。
常にカバンに入れて出歩くビジネス、もしくは大学生向けと言えるでしょう。
Dynabook公式は定価なので、amazonか楽天から買うと良いです。
僕が持っているのがVZ/HVですが、現在は後継のVZ/MX、VZ/HWが主流です。CPUが12世代から新しい13世代になってます。
MXが廉価版CPUのUシリーズを積んでいて、HWが上位版のPシリーズを積んでいます。仕事で使うならPシリーズのHWでも良いかもしれません。CPUの見方は下記記事参照してください。
あとおすすめなのがGZシリーズ。コンバーチブルがなくなる代わりに180度回転。ただし価格が安くなって、しかも878gとVZより軽いという廉価版です。
コンバーチブルいらないから、とにかく軽くて使い勝手の良いPCが欲しい学生・ビジネスマンにおすすめ。これより軽いと富士通 Lifebookくらいしかないですが、あれは20万近くするので、10万ちょいちょいで買えるのは非常に優秀です。
コスパ用途
【HP 255 G10】
- CPU: AMD Ryzen 5 7530U
- グラフィックス: AMD Radeonグラフィックス
- メモリ: 16GB (8GB×2)
- SSD: 512GB
- ディスプレイサイズ: 15.6型
- 画面解像度: 1920x1080
- タッチパネル: 非対応
- OS: Windows11 home
- Officeソフト: なし
具体的にコスパ目的で選ぶなら、メモリ16GB・1.5Kg以下、それでいて8万円付近のものがいいです。
HPの255 G10は7730Uと7530Uの二つのモデルがあります。1万円くらいの差額です。
7730Uはゲーミング用途であるIntelのHシリーズのちょっと下くらい、7530Uはその一つ下くらいの性能です。
普通に使う分には結構良いCPUだということです。
あと、指紋認証もついています。電源はPD給電ではないのでACアダプターを使うため、持ち運びはもうちょっと重くなると思ってください。ただ、見た限り片手サイズのアダプターなので、許容範囲かと。
コスパならこのPCがおすすめです。
ゲーミング用途
まず、ゲームやクリエイター要素を求めるなら15.6インチ型以上をおすすめします。
目安ですが、グラボ積んで2kg切ってたら軽い部類です。
ASUS Vivobook Pro 16 K6602VV (K6602VV-KVI9R4060)
価格 194,800円 (税込)(2024/01現在)
発売日:2023年4月21日
インチ : 16.0型(120Hz)
解像度:2,560×1,600ドット (120Hz)
CPU : インテル® Core™ i9-13900H
OS : Windows 11 Home
メモリ : 16GB/16GB(標準/最大)
ストレージ : SSD : 512GB
グラフィックス : NVIDIA® GeForce RTX™ 4060
バッテリー駆動時間約7.4時間
バッテリー充電時間約2.3時間
重さ 約1.9kg
ASUSのVivobook Pro16は値段・軽さ・性能面からいって、かなりやばいモデルです。
CPUは上位モデル13900Hを積みつつ、グラボはRTX4060。さらに2kg切ってます。
モバイル版RTX4060はデスクトップ版なら3060Ti~3060、前世代ならモバイル版3080相当の性能があります。
またThunderboltがついていて、type-cでも給電できます。そして、解像度が2,560×1,600というおまけつき。
MSIやGigabyte、その他BTOメーカーでも20万円台だと、CPUが12世代だったり、もっと重かったりします。まして2560×1600なんてありません。
弱点といえば、バッテリーが駆動時間7.4時間とちょい短め。
あとは120Hzと、ゲーミング系にしては少しだけリフレッシュレートが低いことです。20万円台なら144Hz当たり前みたいなとこありますから。
でもデメリットをはるかに上回るモンスターPCには変わりないです。
Macbook Air
Macbook Air | |
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カラー | ・シルバー ・スペースグレイ ・スターライト ・ミッドナイト |
画面 | 13.6インチ |
ディスプレイ | Liquid Retina |
チップ | Apple M3 |
CPU | 8コア |
GPU | 最大10コア |
メモリ | 8・16・24GB |
SSD | 256GB・512GB 1TB・2TB |
端子 | ・MagSafe 3 ・3.5mmジャック ・Thunderbolt ・USB 4ポート×2 |
バッテリー | 最大18時間 |
サイズ | 30.41×1.13×21.5 cm |
重量 | 1.24 kg |
現状macbook proの一番下のモデルと同じM3を積んでいるので、下手なproよりairを選ぶ方がコスパが高いです。
キーボード、キーパッドはmacが至高なので、操作性の満足度は高レベル。
使いたいソフトがある、デザイン買いをしたい、良く分からんけど使ってみたい、という人はmacを一度試してみましょう。
僕はサブ機として使ってます。