石川観光モデルコース2泊3日車なしで行く
金沢は風情と格式ある街で、人ごみを避けて京都を回るような感覚です。今回はモデルコースを2泊3日旅行する方法をご紹介。2泊ならむしろ足りないくらいです。
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1日目 金沢市内巡り
金沢駅前
何時からスタートしても良いように一日目は金沢市内を巡ることをおすすめします。
白川郷や加賀温泉、能登半島のように1日使って滞在する場所はありません。
ちょこちょこ色んな所を巡る形です。
行き逃しても後で回収できると思います。
基本はバス移動です。
金沢周遊バス停にどこ行きか書いてあるので、比較的分かりやすいでしょう。
ただ、ICカードはJRバス以外使えません。
乗車券を取って後ろ乗り、前で支払いです。
兼六園~金沢城
兼六園は時期によってはライトアップした状態を見ることができます。
- 冬の段(2月中旬頃〜下旬頃)
- 観桜期(4月上旬頃)
- 春の段(5月上旬頃)
- 初夏の段(6月上旬頃)
- 夏の段(7月下旬頃〜8月中旬頃)
- 秋の段(11月上旬頃〜下旬頃)
詳しくは公式を確認しましょう。
ライトアップ時期からずれている場合は、17時~18時まで開園しています。
お昼ごろに向かうとちょうど良いかもしれません。
兼六園周りは常に坂があり、良い雰囲気を出してくれてます。
ちょっと古都っぽいですね。
庭園自体は正直言うと、めっちゃ普通でした。
やっぱりライトアップ時期の夜に行くべきだったなあと後悔してます。
ひがし茶屋街~主計町茶屋街 志摩
ひがし茶屋街は夜になると全く人がいません。
ですが、僕はこちらの夜の顔の方が好きです。
ひがし茶屋街~主計町茶屋街は夜に色々散策してみるのが良いんじゃないかと思います。
灯りも人気もなさすぎて若干怖いんですが、ちゃんと飲食店とかの中に人はいるっぽかったです。
石川県って一元が入りづらい料亭や看板の出ていないお店が多い気がします。
格式が高いと思うのは、街並みだけではなく、料亭の印象が強いからだと思います。
で、昼間の間ですが、ちょっとお茶する感じで喫茶店に行きましょう。
ひがし茶屋街は観光名所なのに人混みが少ないってのもポイントです。
有名な金箔アイスクリーム。
飾りかと思いきやちゃんと食べれるんですよね。
正直アイスはめちゃくちゃ美味しかったんですが、金箔の味はさっぱり分かりません。
というか、金箔ってこのくらいの量を食べていいんですね。
値段は891円。「はくいち」という名前に沿ってお買い得価格と言ってましたが、アイスとしては普通に高いです笑
でも金箔がのってることを考えたらめちゃめちゃ安いです。
近江町市場はおすすめしない。予約して料亭へ行こう。
海鮮で有名な近江市場ですが、あまりおすすめしません。
海鮮丼一杯で値段も3000~5000円くらいかかります。
それだけ値段が張るにもかかわらず、味は店に寄るので当たりをひけるか分かりません。
それだったら、昼は茶屋で軽く済ませて、夜にそれなりの旅館か料亭で良いものを食べた方が良いです。
料亭の場合はほとんどが何週間~数か月前に予約が必要だったりします。
有名処は主計町茶屋街付近の料亭です。
犀川(さいがわ)に沿って料亭が並んでいます。もちろん値段もそれなりに張りますし、前もって予約が必要ですが、観光者向けの近江市場より本格的な料亭の料理を食べる方が満足度が高いと思います。
僕は「木津屋旅館」という場所に泊まりました。
泊まるだけでサービス面はほとんどセルフですが、犀川近くで夜に料亭や茶屋を気軽にうろつけるので、この辺りに宿泊したのは正解だったと思います。
木津屋旅館加賀温泉(山中温泉) 老舗旅館を楽しもう(2日目)
山中温泉 鶴仙渓
加賀温泉街地方へ行く場合、金沢駅からサンダーバード18号に乗る必要があります。
金沢駅→加賀温泉駅に着くと、あわづ、山代、山中、片山津温泉方面へ旅館用送迎バスが出ています。
僕の場合、山中温泉へ行きました。
山中温泉の場合、温泉街はあまり期待できません。
特に平日は人もいないし、店もほとんど賑わっていませんでした。
なので、旅館のサービスや風呂、辺りの景色を楽しむ方が良いです。
山中温泉近くは鶴仙渓という、北陸でも有名な渓谷があります。
この辺りも紅葉の時期になればもっと映えるかもしれません。
山中温泉 吉祥やまなか
この日僕が泊まったのは老舗旅館の「吉祥やまなか」。
梅雨時期になるとセールで一人2万円弱まで安くなっていたのでお世話になりました。
部屋のレベルは中くらいの「楽」です。
時間帯により、デザートやアルコールなどのサービスがあります。
料理も夜朝と本格的な料亭の料理がついたり、芸者さんによる舞いや歌が披露されていたりと、サービスは素晴らしかったです。
早い者勝ちですが、貸し切り風呂というのも使えます。
露天と半露天がありますが、僕は間違って半露天の方に笑
檜などの露天に行くことをおすすめします。
2万弱という価格を考えれば破格にサービスは良かったです。また石川旅行に来たいと思える宿でした。
ちなみに行き帰りは加賀温泉駅から電話すると、送迎バスで迎えに来てくれます。
というか、ここらの温泉街は全部そんな感じらしいです。
金沢-白川郷五箇山 1泊余裕があれば世界遺産へ
白川郷
白川郷は行ってみると案外観光地化されていて、想像と違うかもしれません。
できるなら桜・紅葉・雪の時期を狙うことをおすすめします。
紅葉時期は10月下旬から11月上旬と言われています。
が、見極めが難しいです。
僕が10月下旬に行ったときは2割程度も咲いていませんでした。
ウォーカープラスというサイトが、現在の紅葉状態を教えてくれるので、気になる人はチェックしてみてください。
観光向けの店も多く、食事処やお土産屋がたくさんあります。
五箇山
白川郷の人混みがなくなったのが五箇山です。
ただしエリアが狭いので結構すぐ見終わります。
横でガイドっぽい人の話がチラッと聞こえたんですが、
「急いで行くと案内するところがなくなるから、ゆっくり座りましょう」
なんて話をしていました。
ただし、観光向けの店がエリア内で展開されていないので、合掌造りの雰囲気はこちらの方がリアルです。
ちなみに白川郷に行きたいだけなら、岐阜の高山から行くルートもあります。
濃飛バスと世界遺産バスの効率的な乗り方
金沢駅からは、白川郷の往復バスがでています。
白川郷に行くだけなら問題ないんですが、金沢方面から五箇山にも行きたい場合ちょっと面倒です。
地理的には金沢 - 五箇山 - 白川郷という位置関係。
不思議なんですが、行きの白川郷方面は五箇山から乗車できず、帰りの金沢方面は五箇山から乗車できません。
つまり金沢 ⇒ 五箇山 ⇒ 金沢 ⇒ 白川郷 ⇒ 金沢と、北鉄・濃飛バスだけで両方行こうとすると、いちいち金沢に戻らないといけません。
そこで、世界遺産バスを使います。
世界遺産バスは高岡と白川郷間を予約なしで行き来できるバスです。
行きは北鉄・濃飛バスで五箇山へ。そこから世界遺産バスで白川郷。
帰りはまた北鉄・濃飛バスで白川郷→金沢と帰ってくるのが効率的です。
金沢-白川郷&五箇山間
・行き
金沢⇒五箇山(北鉄・濃飛バス)⇒白川郷(世界遺産バス)
・帰り
白川郷→金沢(北鉄・濃飛バス)
世界遺産バスは予約不要のため、好きな時間に乗れます。
注意してほしいのが、北鉄・濃飛バスが五箇山に停まるのは4-11月間だけらしいです。
北鉄・濃飛バス予約サイト
ちなみに五箇山で降りるのは世界遺産バスの「菅沼」か「相倉口」です。
見るならこの二つの地点が見どころになります。
ただし、「菅沼」は非常に小さいので、次のバスまで時間を潰せないと思います。
観光案内所の人も基本は「相倉口」だけで良いと言っていました。
というかぶっちゃけ時間がないなら、五箇山全体は飛ばしても良いかもしれません。
非常にエリアが小さいですし、街並みは基本白川郷と同じです。
金沢 - 白川郷だけならバスも往復してるので簡潔です。
五箇山は白川郷より人がいない分のどかですが、30分もあれば見終わってしまいます。行けず悔やむってほどでもないでしょう。
所要時間的には五箇山30分-1時間、白川郷2-4時間くらい。
詳しいことや最新情報はバス会社の人に聞いてみてください。効率の良い周り方を教えてくれると思います。
あと、終バスが16~17時台とかなので、そこは気を付けてください。
(2023/07情報)
再び金沢市へ(3or4日目)
長町武家屋敷跡
最終日に時間が余ったら再び金沢市内を巡るのが良いと思います。
もちろん1日目に時間に余裕があれば回っても大丈夫です。
おすすめなのが長町武家屋敷跡です。
伝統環境保存区域および景観地区に指定されていて、風情ある街並みを楽しむことができます。
藩政時代にタイムスリップしたような感覚に陥ること間違いなしでしょう。
ざっと10分もあれば通りを抜けますが、美術館や喫茶店などもあり、ゆったりすることもできます。
再び金沢駅へ
石川県の素晴らしいところは、風情ある街並みでありながら人混みが少ないところです。
木造や漆塗りの屋根の建物が並んでいて、しかも静かです。
あと、関東の人間からすれば、石川の人は関西弁っぽいんですが、どこかゆったりと品のある話し方に聞こえます。
時折、着物で歩いている女性も見かけて、「ああ、静かな古都だなあ」なんて思ったり。
また、石川県にはその他にも見どころがたくさんあります。
アニメ「花咲くいろは」のぼんぼり祭りで有名な湯桶温泉。
フォトジェニックな空間の21世紀博物館。
忍者寺で有名な妙立寺などです。
時間の許す限り今度は別の場所も見てみたいと思います。
じゃらんnet