ユーチューバー見ると儲けすぎで働く気が失せたり、真面目に働くのがバカバカしいと思う人がいるでしょう。僕も同じです。一方自分でやってみると超絶労力がかかるうえ、仮にめっちゃ再生されても長くは続かないものだと分かりました。
youtuberが儲けすぎ働く気が失せる&真面目に働くのがバカバカしい人へ
僕は収益化した時点で、以下のような状態でした。
2023/02/25~07/25(5か月)
視聴回数 | 総視聴時間 | 動画数 | 登録者 |
---|---|---|---|
26.0万 | 1.8万時間 | 23 | 1010 |
すごい人は動画数1桁で収益化できますし、100本やってようやく収益化する人もいます。好き嫌いで決まる会社の人事よりは公平だと思いません?
この時点で才能か、尖った能力がないとムリって分かると思うのですが、中には運良く動画を当てる人がいます。みなさんがむかつくのはこの類の人だと思います。安心してください。youtubeほど安定しない物はないです。
これは僕がyoutube始めてから収益化するまでのグラフなんですが、1日1万再生いってフィーバーするときもあれば、1,000再生しかまわってないときもあります。
最初の動画3,4本は全て数万再生いってる動画なので悪くないはずなんですが、全て4月付近から下降。7月に当てるまでずっと伸びていません。なぜかというと、その間アップしていた動画があまり伸びていなかったからです。
一度動画を当てれば一生安泰みたいに思われますが、動画はずっと当て続けないとダメということです。
僕は登録者1,000以下のときだったので別にいいですが、登録者10万人とか100万人規模で起こると大惨事です。現に登録者100万人いる人でも直近の動画が10万再生いってない人なんて腐るほどいます。恐ろしい話です。
個人でやってるレベルならいいですが、全外注でやると赤字も覚悟しなければなりません。
おすすめに来る動画以外マジで見られてない
youtubeには「視聴者がこの動画を見つけた場所」というデータが見れらます。
あくまで僕のチャンネルですが、およそ85%ほどが"youtubeのおすすめ"から流入されます。
youtubeのホーム画面に出てくる動画や、次の動画としてでてくるやつですね。
残りが検索だったり、SNSからの流入だったりします。
人によってSNS流入がかなりの部分を占めると思いますが、主戦場にしていなければ一時的にしか期待できません。
要はyoutubeから嫌われたらほとんど見られないということです。
目安としてクリック率や視聴滞在率、エンゲージメント率が良ければそれだけおすすめされるわけですが、中には全くサムネも魅力がないのに100万再生されている稀有な動画もあります。
マジでその時のyoutubeの気分によります。というのは冗談で、その時の需要だったりちょっとした視聴者の行動に左右されます。
現に一発当てて同じタイプの動画を出すわけですが、なぜか全く再生されないことは普通にあります。このへん投稿者としては悩ましい話です。
ショート動画に客を奪われたというが、厳密には動画がブランディングの一環になった
アフターコロナ以降は再生数が落ちただけでなく、ショート動画に視聴者が移行しました。若い人ほど長い動画には耐えられないし、よっぽど需要があるやつは別として、ショート動画に相当数視聴者を取られました。
よく広告費が落ちたとか、ショート動画に視聴者を取られたとかって言われていますが、ちょっと勘違いがあります。
YouTubeの四半期収入推移
データ上によると、海外における収入推移は横ばい。
下記の日本における動画市場の規模推計でもむしろ増えていくとされています。
動画自体は市場的に落ちてはいませんが、見られる動画の質が変わってきたのは確かです。
ショート動画の投稿数がかなり増えています。
何が言いたいかというと、youtubeそのもので儲けるというよりも、あくまでブランディングの一つとしてカウントされることが多くなったということです。
"ショート動画で人を呼び込み自分の土俵で儲ける"という形が一般的になり、広告収入自体を基盤とするのは安定もしないし流行から外れていっています。
仮に動画を一発当てても、収益自体をありがたがるというよりは、知名度向上のきっかけをありがたがる、というのが現在ポピュラーなあり方です。
僕もブログが本体で、youtubeは広告塔くらいにしか思っていません。広告収益もそれなりにあれば嬉しいくらいです。
ブログはyoutubeのおすすめ表示と違って、検索上位を抑えていれば割と安定します。もちろん永遠ではないですし常に競争ですが。
収益化って頭おかしい
収益化されてないチャンネルには1円も入らないのは有名ですが、仮に収益化達成しても今までの再生数分はもらえません。
つまり研修期間という名の、無給労働です。
僕は23動画で収益化しましたが、約5か月かかりました。5か月無給ですよ?収益化したからって今までのももらえません。
目安ですが、200再生で1人のチャンネル登録があると言われています。20万再生でチャンネル登録1,000人という計算になりますが、20万再生分はもらえません。
頭おかしいですよね?そっから収益が出る動画をコツコツと投稿していって、月間でまともに収益が出るまで1年くらいかかります。
あくまで僕の話であって才能のある人は別だと思いますが、99.9%は才能のない人なので時給で見ると地獄を見ることになるでしょう。
確かに長い目で見ると、チャンネル登録者が増えて最初より労力が少なく収益性も高くなるとは思います。
例えば僕のブログでは現在月間20万PVほど。以前は月に15,6記事投稿しても月に1万円とかでしたが、現在はひと月10記事くらいでも月20万くらいはもらえてます。仮に1か月ひたすらダラダラしてももらえると思います。
ただし今までの積み重ねがあるからであって、過去の労働が今になって報われているという話。時間差でお金になってるだけです。
放置したままではどんどんオワコン化していきます。はた目から見れば楽な仕事だと思われるでしょうが、当たるかどうかも分かりませんし、当たっても相応の努力が求められます。
動画が当たったら運もあるだろうけど、継続出来たらもはや実力。稼げる人は普通にすごい
自分で動画投稿して分かったのは、1つ2つ動画が当たるだけなら運もあるでしょうが、継続してチャンネルが成長している人は本当に継続性や実力がある人だということです。
実力がある人が稼いでいるのはひがみの対象になるとは思いますが、別にいいんじゃね?って感じです。
漫画家や俳優も似たような職種だと思いますが、儲けても非難されず、youtuberだけ非難されるのはどうかという話。
もちろん中にはやり方がえげつない人もいて、炎上狙いだったり、ban規制ギリギリを狙う人もいます。
ただしyoutubeはどんどん規制が強まっていて、ルールの有る中でやりなさいという形になっているのです。グレーラインを狙ってもいいですが、リスクを負ってまでやるかと言われればほとんどの人はやらないでしょう。やって一時的に儲けても、常にリスクにおびえなければなりません。
youtuberってホーム画面のおすすめされる人だけが見えているわけですが、選ばれた人だけがおすすめ欄にいるので、「普通にすごいなー」くらいに思っておいた方がいいんじゃないでしょうか。
まして僕は収益化はしてますが、規模も期間も駆け出しクラスなので、いかに動画作りが重労働か良く分かります。1つの動画で何日もかかることもありますし、動画を100も200も出しているだけですごいと思います。視聴数に応じてお金をもらうくらい問題のないものでしょう。
もちろん世間の信用は昨年の年収が1,000万のyoutuberよりも、会社勤めで年収500万円の人です。自分がオーナーだとして賃貸契約するならどっち?と言われれば分かると思います。
日本で会社勤めほど生きやすい世界はありません。(会社内での生きやすさは別として)
だから、youtuberの稼ぎどうこうは隣の青芝だと思って、あまり気にしないでいいと思います。あなたが気になった人は大抵数年後に消えてます。消えてなかったらむしろ称賛に価すると思うので、そのときは拍手を送ってください。
動画解説(聞き流し用)
youtube使用機材
【カメラ・オーディオ機器】
カメラ→ ILCE-7M4
レンズ → SEL24F14GM , SEL2070G
マイク→ SHURE 単一指向性ダイナミック型マイクロホン SM7B
マイクアーム→ Elgato Wave Mic Arm LP
オーディオインターフェース→ MOTU M2
動画・動画編集ソフト→ Adobe CC、Davinci Resolve
編集に使っているPC構成、カメラ、音響機器などは全てこちらの動画にまとめてあります。
買って良かったものの話ですが、機材入れ替えしたりとかで、各商品解説しているので、よかったら参考にしてみてください。
【登録者100人まで】
【開設3か月後】
【収益化達成時】
【ショート動画の話】