省スペースを売りに家電量販店に置いてある一体型PCありますよね。あれ後悔するからやめとけと言いたいです。壊れやすいかは置いといて、壊れたら終わりだし性能も終わってます。
この記事の結論
- 一体型PCの中身はモバイルPCと同じ。
- モニター部分が壊れたら終わり
- 一体型使うなら、モニターにノートPC繋ぐか素直にiMac
一体型pcやめとけ。後悔しないためのデメリット一覧
一般的なメリットデメリットは以下のようなことが言われています。
メリット
- 省スペース
- 配線ケーブルが少ない
デメリット
- 性能がしょぼい
- モニター故障で使用不可
- 拡張性がほぼない
一体型PCのたいしたことないメリット
一体型PCにおける省スペースはある意味で幻
まず大事なことなので先に言いますが、一体型PCの中身はノートPCです。
Lavieの2022年発売の一体型を例にだします。CPU部分を見てください。
LAVIE Direct A27 221,980円
- Windows 11 Home
- Ryzen 5 5500U
- 8GB メモリ
- 256GB SSD
CPUは一見5000番台ですが、5500Uとなっています。
これはモバイルPC用のCPUなのです。後ろに"U"とか"P"とかついてます。
ノートPCより一体型の方が場所を占有するのだから、要するに性能面の視点では省スペースになってません。
もちろん、電源だけ繋げば27インチのノートPCが使えるって意味では省スペース性は生きていますけどね。
言うほど配線ケーブル変わるか?
一体型だと電源ケーブル一本で使えます。
デスクトップだと電源に加えて、DisplayportかHdmiケーブルを繋ぐ必要があります。
でもこれだけです。いうほど配線ケーブルのすっきりさを感じますか?
一体型PCのデメリットは本当にデメリット
性能がしょぼい
一体型選ぶくらいならBTOパソコン選んだ方がいいです。
先ほど例に挙げたLavieのスペックがこんな感じ。
LAVIE Direct A2
CPU Ryzen 5 5500U (6コア12スレッド)
メモリ DDR4メモリ 8GB
グラフィック Radeon™ グラフィックス (プロセッサーに内蔵)
ストレージ SSD 256GB
一方でbtoメーカーのストームが同価格帯で出しているのがこんなスペック。
PG-P47TiRZ
CPU Ryzen7 5700X (8コア16スレッド)
メモリ DDR4メモリ 16GB
グラフィック Geforce RTX 4070Ti
ストレージ NVMeSSD 1TB
価格帯比較
LAVIE Direct A27 → ¥221,980(税込)
Storm PG-P47TiRZ → ¥239,800(税込)
(2023/04/14調べ)
よくbtoはぼったくりとか言われますが、こうして見ると一体型PCの方がぼったくりレベルです。
(モニター別で買うにしても)
これはLavieがどうとかって話ではなく、一体型はどのメーカーも相当スペックが低いのです。
もちろん、コスパ良いモデルとかもあるだろうし、デスクトップは床なり机なりに置く必要性があるのですが、それでも性能差ありすぎです。
一体型パソコンは壊れやすいというか、液晶が壊れたら詰み
通常のデスクトップの場合は、壊れたらその部分を交換するなり修理に出すなりします。
その間は代替えのパーツでしのげることもあるので、PCを使い続けられる場合もあるわけです。
一方、一体型PCは動作不良を起こした時点で修理を頼まなければなりません。
修理には全部持っていかれるので、その間何も使えません。
特に液晶は壊れたらきついです。修理するにも高額ですし。
拡張性がほぼない
デスクトップ型と違い、拡張性に乏しいです。
増設くらいなら自己責任で中開けるならできますが、開けた時点で保証切れる場合が多いので、液晶故障時のことを考えるとちょっとやりづらいです。
どうしても一体型がいい場合、素直にiMac買うべき
本来なら、ちょっと床に置くくらいのデメリットならいいじゃん、デスクトップ買いなよと言いたいところです。
ただどうしても省スペースを徹底するなら、iMacって手もあります。
iMacも一体型ですが、アップルはサポートもいいし動画編集できるくらいの性能はあります。
ノートPCをモニターに繋ぐ方法もありますが、これだと省スペースの意味ないですしね。
素直にiMac買いましょう。