マイクのショックマウントって必要ない気がします。そもそもショックマウントに何の意味があるのか。大人気マイクAT2020は付属してないけど買う価値があるのか。解説します。
ショックマウントとは? 本当にいらない・必要性ないのか
音楽用途ではなく、配信やナレーションなどの自宅録音を前提に話します。
そもそもショックマウントって何か。マイクを包む網みたいなやつです。
床や机などの振動対策、つまりノイズ対策です。
床の振動ってなんだよって話ですが、例えば誰かが歩いたりすると床から振動が伝わってくるわけです。
あくまでマイクスタンドから伝わる振動対策であり、エアコンとかキーボード音とかまで対策できるわけじゃありません。
その場合はマイクのローカット機能や編集でやりくりする必要があります。
ショックマウントのサイズはマイクによって結構違う
ショックマウントは使いまわせません。
同メーカー同型であれば基本いけますが、マイクによって専用の物が販売されています。
例えば、マランツmpm-1000からAT2020へ買い替えるとき、同じショックマウントを使おうとしてもサイズが合わずハマりません。
なので、メーカーから出ている専用品を買い足す必要があります。
ある場合とない場合を検証するとどうなるか
実際に検証した動画がyoutubeにあります。
日本語じゃないので、下に要約した内容を書きます。
同じマイクを使ってショックマウント有と無を用意。
机を叩いたとき、振動がどのように伝わるか検証しています。
・ショックマウント有→マイクは前後に揺れたが、すぐに収まった。
・ショックマウント無→マイクは素早く揺れ、収まるまでにそれなりに時間がかかった。
この検証では結構強めに机を叩いています。その場合、違いが見て取れるようです。
ということは、ショックマウントは確かに効果があるということになります。
検証通りなら、どんな人がショックマウントを使うべきか
- スタジオで使用する
- 全体会議など人通りや机の揺れが懸念される
- 机がガタガタ揺れる
周辺に人がいる場合はショックマウントの必要性がでてきます。
人通りが多い場合は特にそうです。床を通じて振動がマイクに伝わるでしょう。
机がガタガタ揺れる人も有効です。まあショックマウントより机を買う方が賢いとは思いますが。
結局自宅録音ならほぼいらないし必要性も感じない
結論、自宅にて一人で録音するなら不要です。
別に他人の振動を気にする必要ないですし、床や机から振動が伝わる可能性もほぼありません。
youtube収録の録音や、配信で使う分にはショックマウントにまで気を遣う必要はないと感じます。
この場合の最大の敵はエアコンの音やキーボード音です。
スタンドから伝わる振動ではありません。
だからAT2020を買おうと思っているけど、ショックマウントついてないし別で買う必要ある?って考えている人。
必要ない可能性が高いです。
AT2020はショックマウント付属無。でも有のAT2035を買った
個人的な話をすると、僕はAT2035を使っています。ショックマウント付きのやつです。
いらないって言ったのに、なんで付属有版買ってるのってなるかもですが、AT2035にはローカット/Padスイッチという機能があります。
これらを駆使することで、余計な外部音、特にエアコンの音などを遮断しています。
なので、ショックマウントはなくてもいいけど、もらったからつけてる程度のおまけです。
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