レイトレって重くなるうえ、違いが良く分からないからいらない説の人がいます。ある意味正解です。一定の条件を満たせないと重くなるだけです。
この記事の結論
- 体感にはグラボやモニターに金かける必要あり
- レイトレに最適なゲームとそうじゃないゲームがある
- 環境が揃えば素晴らしい没入感。でもコスパ的には微妙
レイトレに必要な設備は結構金がかかる
- レイトレ効果を体感できるゲーム(主にアクション)
- 4KRTを動かせるグラボ
- それなりのモニター
レイトレを体感するには上記の条件があります。
まず、FHDで動かしても微妙です。4Kか最低でもWQHDくらいは欲しい。するとモニターが必要になってきます。できれば美麗なモニター。さらに4K+RTだとそれなりに高価なグラボが必要です。
さらにサイバーパンクのようなゲームが必要です。比較的新しめのゲームでアクションやオープンワールドなら大抵は発揮できると思います。古いゲームでもMODとか搭載するゲームも可。
変な話ですが、ヌメヌメしたゲームはすごく分かりやすいです。地面があちこち反射しますからね。
(動画で違いを見たい人用↓)
もちろん絶対必須というわけじゃないですが、やはり有無では没入感に関わってきます。
ただ問題なのはコスパ。ここまで金かけて欲しいかというと微妙という事。
「レイトレ いらない」説がささやかれるのはレイトレが全く効果がないことではなく、そのためだけに金かけるのは微妙だよねってことです。HDRも似たようなものです。
レイトレはFPS値と等価交換。ある意味金持ちの道楽
レイトレonにするとガッツリFPS値が下がります。
なので、考え方としてはFPS値が余ってるならレイトレを入れようが正解です。
今4KでそこそこのFPS値出てて割と満足。でもレイトレ入れたらもっと満足できるのでは?と思って深追いすると、「あれ、こんなもんか?」と肩透かしを食らいます。
特にFPSゲームではレイトレは不要説が根強いです。僕個人としても、FPSゲームでonすることはありません。
そのため、自分がどっちの方向性に進むか確認しといた方がいいです。
- FPS優先 → 高リフレッシュモニター&ローミドル帯グラボ
- 映像美重視 → 4K60Hzモニター+ミドルハイ以上のグラボ
どちらも追って、4K高リフレッシュモニター&高級グラボを買うと結構高額になります。例えば120Hz4Kモニターだけでも10万円前後はします。
一般的な考え方なら、高いFPS値を出した方が満足度が高いです。
要するにレイトレはFPS値に余裕がある"金持ちの道楽"とも言えるわけです。
レイトレ使うならNvidiaがおすすめ
2023年現在ではNvidiaがおすすめです。DLSS3.0というFPS値を底上げできる機能が使えるからです。AMDもFPS3.0が最近使えるようになりましたが、まだまだ対応ゲームが少ないこと・NvidiaでもFSRは使える点からそっちをあえて買う意味はないでしょう。
実際どのくらい上がるのかというと以下のような感じ。
サイバーパンク GPU別 平均FPS値(4KUltra)
レイトレ無 | DLSS2.0 (FSR2.0) | Psycho DLSS2.0 (FSR2.0) | DLSS3.0 | Psycho DLSS3.0 | Psycho DLSS3.0 パフォーマンス | |
---|---|---|---|---|---|---|
RX7900XT | 60 | 34 | 30 | - | - | |
RTX4070Ti | 51 | 45 | 42 | 65 | 64 | 88 |
RTX3080 10G | 40 | 35 | 32 | |||
RX6800 | 40 | 23 | 20 |
構成 Core i9-13900K、 Corsair Dominator Platinum DDR5 6600Mhz 32GB、 MSI MAG Z690 Carbon Wi-Fi
(Psycho = レイトレーシング最高設定)
つまり、レイトレ使うならDLSSやFSRは必須。特にNvidiaがおすすめということです。
おすすめのグラボ
- 4090 → 満足感は最高。高すぎる
- 4080 → レイトレ十分。ちょっと高い
- 4070Ti → レイトレはギリ。コスパは良い立ち位置
- 4070 → レイトレは結構きつい
ゲームによるんですが、ある程度重たいサイバーパンク基準に考えると、上記のような感じです。4070Ti以上はほしいところ。
やりたいゲームを念頭に考えてるのもアリですが、今後を見据えると基準をちょっと高めに考えた方が良いです。
余裕をもってやりたいなら4080、ちょっと高くて手がでないなら4070Tiくらいで手を打つことになるでしょう。
メーカーなど、どれを選べば良いかは下記記事を参照してください。