pixelと言えば速攻で話題になるのが発熱です。今回はゲームと4K動画撮影におけるPixel7の温度検証を行いたいと思います。結論から言うと、1時間近くゲームする人なら耐熱シートくらいは貼っておこう。という印象です。
Pixel7発熱で熱くなる? 熱暴走するか温度検証。熱対策は必要?

Pixel7の温度検証
温度検証にはウマ娘、クヴェント、コールオブデューティー(COD)の3つを使います。
左からレース・カード・FPSのジャンルです。
これに4K動画撮影を加えて温度を検証していきます。
温度検証比較表
ウマ娘 | クヴェント | COD | 4K動画撮影 | |
---|---|---|---|---|
通常時(メニュー選択) | 35.5℃ | 33.5℃ | 33.4℃ | 36.7℃ |
ピーク時(試合) | 37.4℃ | 36.6℃ | 35.1℃ | - |
通常時(メニュー選択)+充電 | 36.7℃ | 35.9℃ | 34.9℃ | 38.8℃ |
ピーク時(試合)+充電 | 39.0℃ | 37.8℃ | 37.7℃ | - |
Pixel7ってあまりPixel6aと変わらないんじゃ?という印象です。
Pixel6aは8月購入で夏検証。ゲームはエアコン下25℃、動画は室外32~34℃くらいの検証です。
Pixel7は10月。これなら、5月~9月あたりに入ったらピーク時は40℃超えそうな勢い。
40℃はある種の線引きで、明確に不快感を感じる温度です。
逆に言えば、1年の半分は対策はいらず、なにより長時間ゲームしないなら不要ということです。
PixelはiPhoneより発熱する構造

(画像左 iPhone13Max 画像右 Pixel6 Pro)
そもそもPixelが発熱の問題を指摘されるのはiPhoneが比較対象になっているからです。
実はPixelとiPhoneは背面温度自体はほぼ同じくらいと言われています。
ですが日経テックによると、下半分が発熱しない構造のiPhoneに対し、Pixelはほぼ全面に発熱。
スマホは下半分しか持たないので、当然Pixelの方が熱いと感じるわけです。
上の比較はPixel6Proですが、基本的にPixel7も構造は変わっていません。
分解動画が出回っていますが、おおよそは前Pixel6モデルと同じ構造。グラファイトシートで放熱するのが基本です。
グラファイトとは黒鉛という炭素の結晶のことで、アルミや銅より熱伝導率が高い素材です。
Pixel7 Proになると面積が大きい分シートもでかくなるので、理屈で言うと7Pro>7無印>6aの順に耐熱が高いことになります。
ただ、僕が検証した段階では7無印と6aはそんなに差がないっぽいです。
夏は耐熱が必要っぽい。ゲームと動画視聴するなら
結局のところPixel7に熱対策は必要なのか。
それは用途によります。
1日30~1時間以上ゲームや動画視聴するなら耐熱シートくらいは張っておいた方が良いと思います。
それほど重くも邪魔にもなりません。
もし夏の期間もハードに充電しながらゲームするなら冷却ファンタイプが良いです。
耐熱シートはある種おまじない的存在ですが、冷却ファンは必ず温度が下がります。
家用とか休み時間用でも良いでしょう。
それ以外に日常使いだけの人は耐熱対策の必要はありません。
ですが、もしネットサーフィンくらいしかしていないのに異常に熱くなるのであれば、不良の疑いがあります。
メーカーの方へ問い合わせをしてみましょう。