マザーボードは重要な一方、初中級者にはスペックの見方が分かりづらいパーツでもあります。では、どのメーカーやモデルが一番良いのか。メーカーの解説とともに、用途に合ったマザボをおすすめしていきます。
マザーボードメーカー比較。壊れにくいおすすめメーカーとモデル
壊れにくいおすすめのメーカーなんてあるのか
マザーボードと言えば、ASUS、MSI、Asrock、Gigabyteが有名で非常に質が高いです。
結論から言うと、大手メーカーを買えばほぼ間違いなく、逆に大手4社なら大きな差がありません。
また、知らないメーカーから買う理由もないでしょう。
下記記事参照してほしいのですが、超廉価盤のbiostar以外は故障率にそれほど違いはありません。
なので、欲しいデザインや拡張性を備えたマザボを買いましょう。
ASUS
ド定番のマザボメーカーです。シェアもほぼほぼ1位を走っています。
正直細かいこと考えたくない人が直感でASUS買っても問題ありません。
ただし、ROG TUF PRIMEといったモデルがあり、微妙に性能が違うので、そこはちゃんと確認すべきポイントです。
Asrock
ASUSから枝分かれしたのがASRock。
シェアは近年加速的に伸びています。
BTOパソコンによく使用されている信頼度の高いメーカーです。
また、公式ツイートとやり取りした際、一番消耗するパーツを他社比較で250%耐久性の高いパーツを使用しているとの話もありました。
MSI
ずっとシェア3位に位置していたMSI。
故障が少なく、グラボにおいてはIntel、AMD共に最小のRMA率(返品保証率)というデータを持つメーカーです。
Gigabyte
2010年代にシェアを4位に落としました。
シェアを落としたのは品質上の問題ではなく、代理店戦略上の問題とされています。
AUROSやAEROという主力製品を抱え、まだまだユーザーからの人気があります。
グラボがGigabyteならマザボも統一する選択肢もアリです。
コスパの良いおすすめモデルは
2024年2月現在、Intelは700番モデル、AMDは600番モデルが最新です。
大枚はたいて新作を買うのも良いですが、マザボは性能が体感しづらいですし、一つ前の世代でもそれほど性能は変わりません。
Intel ゲーミング&動画制作用途
ハイエンド機の中でも安価でかつm.2やsataを差せる本数が多いのがasrockのsteel legendです。
見た目も白いヒョウ柄?みたいなのでカッコイイ。
動画編集してる人とかは差せるUSBの数も多いし、wifiもついてるのでおすすめです。
Intel 万能用途
TUFは価格が廉価なだけでなく、値段以上の耐久性を持ち、使っていて壊れたことは一度もありません。
僕は以前、メインではASUSのTUF B660を使用していました。
他にもマザボよりグラボにお金をかけるべき、という考えの人も多く、こちらのモデルが選ばれます。
AMD ゲーミング&動画制作用途
こちらはB650の上位機種X670のDDR5版です。
SATAやM.2ソケット数が4と若干少ないですが、元々4つでも多いくらいなので拡張性抑え目。
その分、耐久性の値であるVRMフェーズが16+1+1と高く、価格も抑え気味です。
コスパと高負荷作業の両立されたマザボと言えるでしょう。
色はPolychrome SYNCというASRockのソフトで調節できます。
AMD 万能用途
DDR4のマザボの中でとにかく安いことが特徴です。
しかもm.2ソケットは2つあったりと、最低限の拡張性は行き届いています。
必要最低限・かつ価格が安いため、おすすめのマザボです。
どうせゲームしたり動画編集したりハードな使い方しないなら、マザボのありがたみってそこまで体感できませんし。
良いマザーボードの条件とは
大きく分けて二つあります。
拡張性と耐久性です。
拡張性は主に、
- PCI-Express 16X(グラボの差せる数)
- メモリスロット(メモリの差せる数)
- SATAソケット(HDDやSSDが繋げる数)
- m.2ソケット(m.2が差せる数、m.2はSSDの上位互換的な)
- USBポート
これらの数で大体のスペックが分かります。
一方耐久性ですが、スペック表からはVRMフェーズ数で目安が分かります。
ざっくり言うと回路の数で、多ければ高負荷に耐えられるというものです。
また当然ながら各パーツの耐久性や品質も関係があります。
マザボメーカーの壊れにくさデータは乏しい。なら保証を比較
残念ながら、マザーボードメーカーごとの壊れにくさのデータはありません。
というか、大手4メーカーでそこまで品質に差がある様にも見えません。
ならば、保証の差で比較するのが良いと思います。
メーカー | 期間 | |
---|---|---|
ASUS | 12カ月 | *代理店の保証規定に準じる |
MSI | 2年 | 24ヶ月の保証期間がすべてのMSIマザーボードに適用 |
ASRock | 1~2年間 | 保証期間は製品により異なる |
Gigabyte | 1~2年間 | *代理店の保証規定に準じる |
MSIは2年なので、一番保証期間が長いです。
ASRockとGigabyteは商品によります。
保証においてはMSIが一歩リードしている感じです。
当たり前ですが、中古品は保証の対象になりません。
マザボは故障したら面倒な部品なので、基本新品で買いましょう。
CPUとの組み合わせおすすめ
まず、CPUとマザボには規格を合わせる必要があります。
Intelは最近の傾向的に問題ないですが、AMDはちょっと注意が必要です。
Intel
とにかく安く済ませたいローエンド帯であれば、Core i5-12400Fあたりを買う人が多いかもしれません。
用途によって選び方が違うので、詳しくは下記記事を参照してください。
AMD
マザボ500番台(AM4規格)→Ryzen5000番台
マザボ600番台(AM5規格)→Ryzen7000番台
マザボ500シリーズは前世代の5000シリーズCPUにしか使えません。
買い替えれば良い話ですが、気にする方は最初からAM5規格に合わせましょう。
おすすめのCPUは下記記事参照です。