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買ってはいけないグラボメーカーは?グラフィックボードの違いと比較

グラボは同じRTX30XXでもメーカー毎に性能、返品率、値段が違います。買ってはいけないグラボメーカーはあるのか?結論、主要メーカーなら、ないようなものです。理由として、メーカー毎の返品率、性能差は誤差程度だからです。

この記事の結論

  • メーカーによる返品保証率・性能差は微量。価格差は大
  • 高価格メーカーより、RTX/RX何番台を上げた方がコスパは良い
  • サポートの質も大事。保証期間など結構違う

買ってはいけないグラボメーカーは?グラフィックボードの違いと比較

メーカーのRMA(返品保証)

指標となるのがRMA(返品保証)です。

実はドイツの有名な小売店が統計データを発表しています。

(ドイツ市場にないメーカーは入っていません)

引用 https://wccftech.com/mindfactory-report-amd-gpus-fail-more-often-than-those-from-nvidia/

NVIDIAに関して言えば、最も不具合が高いのがPalit。

グラボ市場で値段が一番安いのがPalitであり、他メーカー値より1、2%しか違いません。

じゃあPalitは買ってはいけないかと言えば非常に微妙です。

RMAは値段とある程度は等価交換されてるともとれます。

続いてRadeonです。

引用 https://wccftech.com/mindfactory-report-amd-gpus-fail-more-often-than-those-from-nvidia/

MSIはどちらでも安定しています。

一方、PowerColorの故障率は若干高いです。

あえて言うなら、PowerColorは買ってはいけないメーカーなのかもしれません。

メーカーの性能差と違い

細かい性能差がメーカーごとにあるでしょ、と思う方。

正直どれも似たようなものです。

理由として、人間が感じ取れる性能差レベルではないからです。

例を出すと、RTX3080ではこんなデータが出ています。

まず、RTX何番台が同じなら、スペック上違いがでるのがブーストクロックです。

最高値を除けば、差は100MHz以内に収まっています。

次にメモリスピード。これは当然中身が同じなので、変わりません。

さらに、実際にFPS値を計測したデータです。

RTX3080を買うにしても、本当に高額な3080は必要なのか?

僕はそう思いません。気にするべきはプロゲーマーくらいです。

有名なyoutuberでtechtesterさんというオランダの方がいます。

彼らは様々なことを数値にして、合理的にレビューをする方たちです。

このデータ元も彼らによるものです。

ある動画で、「You DON'T Need a Fancy High-End 3080」。つまり、「ファンシーでハイエンドな3080はいらない」と結論付けています。

理論上の数値ですが、合理的な回答だと思います。

あと気にすることと言えば、電力でしょうか。

電力はASUS TUFが一番低いです。

最高値のAORUS XTREME P BIOSと比べるとさすがにちょっと差はありますね。

もちろん、高価格な方が冷却性や基盤の設計が良いのは確かではあります。

(引用元 : https://www.youtube.com/watch?v=mWhARJLvdiw)

グラボメーカーによるサポートと保証一覧

メーカー期間その他電話サポート
ASUS1年
MSI1年
GIGABYTE2年 or 4年モデルによる
ZOTAC1年間×
GALAKURO GAMING
(玄人志向×GALAX)
1年 or 3年GALAKURO GAMINGは3年間
一部のGALAX、玄人志向ブランドは1年間保証
×
ELSA2年
Palit1年
GAINWARD1年×
PNY3年モデル、販売期間、代理店による×
ASRock2年
SAPPHIRE1年 or 2年モデル、販売期間による×
Power Color1年 or 2年
2018年6月30日以降2年
それ以前→1年
モデル、販売期間による×
△ pailtはドスパラ対応

ELSAやGIGABYTE、PNYなど高価格帯のメーカーの方がメーカー保証期間が長い傾向にあります。

基本は代理店の対応になるでしょうが、メーカーに直接電話できるところもあります。

Palitはドスパラ経由なので、そちらが対応してくれます。

グラボメーカーの違い

ASUS

日本では最も信頼とブランド力のあるメーカーです。

主力商品はROG、TUFなどが挙げられます。

発色させたいなら、グラボはマザーボードのメーカーと統一した方が色々いじりやすいメリットがあります。

そのため、マザーボードが強いASUSを選んだら必然的にグラボもASUSを選ぶ人が多いです。

MSI

グラボ2強の1角と言えばMSIです。

上記の故障率でもNVIDIA、Radeon問わず安定した動作が期待できます。

ASUSよりは若干価格が落ちる印象です。

アマゾンアウトレットで安く買えたので、以前はMSIのRTX3080 VENTUSを使用していました。

GIGABYTE

2強の高価格帯相場に乗り込んでいるのがGIGABYTE。

値段、性能的にもASUSやMSIに近いです。

AORUSやGAMINGと言ったラインナップがあります。

ELSA

高級グラボメーカーとして有名です。

鬼のような検品と手厚いサポートで、他メーカーと一線を画しています。

機器不良やサポートの心配をしたくない人向けです。

Gainward

特徴的なデザインで最近人気になってきました。

価格帯も安く、半導体不足で在庫薄のASUSやMSIの代替えとして買った方も多いです。

物が多い=市場価値が下がる=値段が安くなりがちなので、相場次第では良い選択肢です。

玄人志向

ある意味買ってはいけないメーカーに入るかもしれないのが、玄人志向です。

なぜなら、低価格であるためにサポート体制を排除しているからです。

(現在はメールサポートを開始しています。)

その名の通り、玄人向けです。

人によっては最適なメーカーともなりうるわけです。

ZONTAC

こちらも低価格ですが、理由はデザインにあります。

ZONTACはデザインを統一することで生産コストを抑えているのです。

どうせグラボは何年に1台買うかどうかの買い物ですし、デザインを捨てるのもありなので、面白い商法だと思います。

ただ、RTXシリーズくらいからはラインナップが増えています。

Palit

壊れやすい、保証が手薄で有名なPalitです。

ドスパラでBTOパソコンを買った際にも搭載されています。

ちなみに僕は以前PalitのRTX2060superを2年ちょっと使いましたが、壊れたりとか全くありませんでした。

ただし、僕の意見も含め、こういうのは主観か体験談かステマ程度に考えてください。

厳密にいえば販売代理店はドスパラであり、壊れた場合の対応もドスパラです。

大体このPalitが最安の相場が多い印象です。安さを追求するならアリです。

現在はpalitの4070ti gamingproを使用してします。

ASRock

大手なのにAMD専なのがASRock。

一応Intel製も販売していますが、今のところ実質AMD専といって良いメーカーでしょう。

PNY

2020年に日本市場に来たグラボメーカーです。

アメリカ企業で3年という長期保証。

個人的にデザインが好きなので気になっています。

pnyグラボの評判や保証。一体どんなメーカーなのか?

SAPPHIRE

AMDの格安グラボならSAPPHIREが台頭してきました。

知名度は低いですが、実は創業20年の老舗です。

PowerColor

SAPPHIREと同じくAMD専のグラボメーカーです。

実は玄人志向のAMDグラボのOEM元だろうと言われています。

グラフィックチップ番号によっては、相場最安になっていたりします。

【結論】価格>(サポート)>デザイン>=性能差・返品率

性能と返品率に大きな振れ幅はありません。

なら、同じRTX40XXでも安い方を買うのがコスパが良いと言えます。

また、自作に慣れていない人は特にサポートを重視した方が良いでしょう。人によってはそれほど頼らないかもしれませんが。

メーカーの中には派手にRGB発色する物もあれば、安価で地味なデザインもあります。

予算に収まりそうなチップセットを決める→デザインを絞る流れが良いです。

一番良いのはアマゾンアウトレットなどで新品を安く手に入れることだと思います。

動画解説

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