キーボードを選ぶ際、メンブレン、メカニカル、パンタグラフから選ぶことになります。(あと静電容量無接点方式も)
どれを買えば良いか迷いますが、実は結構簡単に選ぶことができます。
この記事の結論
- ゲーム(FPSやアクション系)→メカニカル
- アクション系のゲームをしない→メンブレン・パンタグラフ
- 薄型軽量なタッチ→パンタグラフ / 価格が安い→メンブレン
ポイントはゲームするかではなく、アクション系のゲームをするかです。要は性急に複数キーを入力しないゲームであれば、どのキーボードでもプレイできるからです。
キーボード比較表
メカニカル | パンタグラフ | メンブレン | |
---|---|---|---|
価格 | ×(高) | △ | ◯(安) |
静音 | × | ◯ | ◯ |
耐久性 | ◯ | △ | × |
ゲーム用途 | ◯ | △ | △ |
打鍵感 | ◯ | △ | × |
キーの深さ | 深い | 浅い | 浅い |
備考 | ・キー独立でFPSがプレイ可能 ・薄型や無線は高額 ・キー軸でタッチ感と音が違う ・修理可 | ・薄型 ・ノートPCと同じタッチ感 ・修理不可 | ・静音低価格 ・ゴムのタッチ感 ・修理不可 |
メンブレン パンタグラフどっちがおすすめ? ゲームはメカニカルだが
メカニカルキーボードのメリットデメリット
メリット
一番はFPSなどのゲームに向いていることです。
キーが独立しているため、同時押しが可能です。
この同時押しって「ctrl」+「V」でコピペとかできるじゃん、とちょっと違います。
上記はあくまで1アクションしか行われません。
キー独立は「W」(前)「A」(左)「Shift」(ジャンプ)を同時に押すと、3つ全てのキーを認識してキャラが左前にジャンプします。
複数キーの複数アクションを認識できるのが、いわゆるゲーミングキーボードです。
ロールオーバーとかアンチゴーストとか呼ばれている仕組みです。
●ロールオーバー:複数のキー押下時、押されたキーを確実に検出できる個数
●アンチゴースト:複数のキー押下時、誤入力を防ぐ機能
これらがないと、まともにアクションゲームができません。
その他のメリットは、打鍵感が良いことです。
ゲーム中は押したかどうか耳とタッチで感じる必要がありますからね。
デメリット
打鍵感が良い一方、うるさいというデメリットがあります。
また、価格が高いです。キーも全体的に高い傾向にあり手が疲れます。
指が太い人は他キーと干渉して誤タッチもしやすくなるでしょう。
無線式や薄型もありますが、元々高いメカニカルにオプションが乗るとさらに高額になります。
メンブレンキーボードのメリットデメリット
メリット
とにかく安いです。それ以外にメンブレンを選ぶメリットはありません。
無線静音薄型とかを選んでも2、3000円くらいなので、ゲームにもキーボードにも興味ない人はベストな選択肢になります。
デメリット
打鍵感は悪いです。ゴムなので、ブニョブニョしたタッチ感になります。
また、耐久性もパンタグラフやメカニカルより落ちます。
ただ、安いので壊れたら変えればすみます。そこまで耐久性は不要かもしれません。
パンタグラフキーボードのメリットデメリット
メリット
薄型なものが多いです。薄いと手首の疲れ軽減や持ち運びに長けます。
また、ノートPCと同じでタッチ感なので、違和感なくタイプできるでしょう。
デメリット
値段がメンブレンより張る割に、大体修理は不可です。
メカニカルと違ってキーが独立していないため、爪が折れたり複数のキー感度が悪くなったらもう取り換えた方が良くなります。
静電容量無接点方式キーボード
あと、静電容量無接点方式というものがあります。
これは上記3つよりさらに高額な製品で、大量の入力作業が必要なビジネス用途として使われます。
ものによってはゲーム用途にも使えます。
一番の違いは、打鍵感です。
メカニカルはキー軸によって"カタカタ"、"トントン"、"カチカチ"と言う感じですが、こちらは"スコスコ"と表現されます。
長時間の使用でも疲れにくく、耐久性も非常に高いです。
実店舗で東プレのリアルフォースなどを触って、「これだ!」と思う人は買う価値あると思います。
キーボードの選び方とおすすめモデル
FPSやアクション系のゲームをする人→メカニカル
おすすめはG913です。テンキーが不要な人はG913TKLを買いましょう。
おいおい、高いよ!って思うかもしれませんが、メカニカルキーボードはG913でほぼ完成した感あります。
中途半端な買い物をして後で買い直すより、最も良い物を買うのが最適解です。
ちなみにメカニカルにはキー軸というものがあり、タッチ感や音が微妙に違います。
この辺りは別記事を参照してください。
もし、どうしても予算の都合があるなら、Razerをおすすめします。
Razerのblack widowはメカニカルキーボードの中でも比較的安価で買えます。
green switchとyellow switchがありますが、緑が万人向け、黄が静音と言った感じです。
この辺りも上記記事を参照してください。
薄型軽タッチキーボードが好きな人→パンタグラフ
最も有名なパンタグラフキーボードと言えばapple純正キーボードです。
mac使いやapple好きの方は、これを買っておけば間違いないでしょう。
mac bookと同じ操作感を得られます。
windows派でもっと安いのが欲しい人は定番のエレコムをお勧めします。
選ぶならやはり無線が良いです。
ちなみにもう1000円くらい出すとbluetooth式がありますが、おすすめしません。
キーボード選びで最もやってはいけないことがbluetooth式を選ぶことです。
とっさにキーを叩いてもスリープして反応しない出来事が頻発します。
また、遅延問題もレシーバーによる無線よりはるかに劣ります。
素直にレシーバー付属の無線式を購入しましょう。
安い静音キーボードが欲しい人→メンブレン
安いキーボードでおすすめなのはロジクールK295GPです。
静音性が非常に高く、意味不明なくらい音がしません。
テレビ会議したり、配信したり、打鍵音が気になる方は295GPを買いましょう。
上がK295GP、下がG913の打鍵音です。
比べるとそうとう音の大きさが違います。
というか、K295GPは他のメンブレンと比べても異様なレベルで静かです。
他人のキーボード音って超気になるので、オフィス用品として並べるならこれを選びます。
静音が必要ないなら、半額近いエレコムを買いましょう。
無線でスタンド機能アリ。必要なものは最低限揃っています。
静電容量無接点方式キーボードが良い人
静電容量無接点方式といえば、東プレリアルフォースが定番です。
こちらを選ぶ場合は、まず実店舗で静電容量無接点方式の感触を確かめることをおすすめします。
ちなみに無線版もありますが、かなり値段が張る感じです。